適性検査で分からない問題は適当でもいいから回答しておくべき?【IT就活の悩み一問一答】

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Q.適性検査で時間切れになってしまうことがあります。その場合は適当でもいいので回答しておくべきなのでしょうか?

先日、初めてIT企業の適性検査(SPIの能力検査)を受けました。結果、対策不足もあり時間が全く足りず、半分近くの問題が未解答になってしまいました。

インターネットで調べると「未解答のままより、マークシートを埋めた方がいい」という意見と、「適当に埋めるとかえって正答率が下がって悪影響だ」という意見があり、どちらが正解なのか分かりません。

時間が残り少なくなった場合、分からない問題でも適当に回答を埋めておいた方が、全体として点数が高くなる可能性があるのでしょうか?
それとも、分かるところまで正確に解答し、残りは手をつけない方が賢明ですか?

次回の検査に備えたいので、アドバイスをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

A.適性検査の種類によって、分からない問題の回答を埋めておくべきかは異なります。

適性検査で時間が足りなくなると、とても焦りますよね。特にSPIやCABといった能力検査は時間との戦いです。多くの就活生がこの問題に直面しますが、次回以降に向けて、「時間が足りなかった場合の対処法は、受ける検査の種類によって異なる」ということをしっかり理解しておきましょう。

結論として、「適当に回答を埋めるべきか」の判断は、その検査に「誤謬率(ごびゅうりつ)」が設定されているかどうか、つまり「不正解に対するペナルティ」があるかどうかにかかっています。

誤謬率を考慮しない検査の場合

特徴: 正答数のみで評価され、不正解による減点(ペナルティ)がない検査です。多くの企業で採用されている適性検査がこれに該当します。
 対処法: 時間切れになる直前に、残りの問題を適当にマーク(回答)して埋めてください。
 理由: 減点がないため、未解答で正答率0%のリスクを負うよりも、運良く正解する可能性(確率上の正答率20〜25%)に賭ける方が、理論上は点数が上がります。ただし、あくまで最終手段であり、理想は時間配分を最適化することです。

誤謬率を考慮する検査の場合

 特徴: 不正解に対して減点(ペナルティ)が設定されている、あるいは、極めて難易度が高く、正答率を厳しく見る検査です。
 対処法: 未解答のまま残し、適当にマークするのは避けてください。
 理由: ITエンジニアや経理などの職種では、仕事に正確性を求められるため、企業によっては正確性をはかる適性検査を実施することもあります。誤謬率を計測するテストの場合、誤って不正解の回答を埋めてしまうと、正解した問題の点数から減点されてしまい、未解答のまま手をつけなかった場合よりも総合点が低くなるリスクがあるのです。そのため、分からない問題は回答せずに飛ばし、確実な正答を積み重ねることが重要です。

取り組むべき対策

IT企業で頻出するSPIとCABの対策においては、「とにかく練習量を増やし、瞬発力と正確な時間感覚を養うこと」が何よりも重要です。

まずは市販の対策本を2周以上解き、SPIとCABそれぞれの時間配分の感覚を掴み、最後まで解き終える訓練を積んでいきましょう。埋める戦略は、最後の数秒で使う「お守り」程度に考えてください。

この質問の回答者

二宮プロフィール

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