エントリーシートを書くボールペンの選び方と間違えた時の対処法

エントリーシートを書くボールペンの選び方と間違えた時の対処法
就活で提出するエントリーシートは、あなたの第一印象を左右する重要な書類です。特に手書きで作成する場合、どんなボールペンを使うかによって、採用担当者に与える印象を大きく変える可能性があります。文字の読みやすさや丁寧さはもちろん、ペンの選び方一つで、あなたの仕事に対する姿勢や人柄まで伝わることがあるのです。

本記事では、エントリーシート作成に最適なボールペンの選び方から、万が一書き間違えてしまった時の正しい対処法、さらにはおすすめのボールペンまで、就活生が知っておくべき情報を網羅的に解説します。たかがボールペンと軽視せず、最適な一本を選んで自信を持って選考に臨みましょう。
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1. エントリーシートを書くボールペンの選び方

エントリーシートを作成する上で、ボールペン選びは意外と気になるポイントでしょう。どのペンを選ぶかによって、書類全体の仕上がりや、採用担当者が受ける印象は大きく異なります。
 

  • ・色は黒を選ぶのが原則

  • ・太さは0.5mm〜0.7mmが適切

  • ・書きやすさ重視のゲルインクがおすすめ

  • ・消せるボールペンの使用はNG


ここでは上記4つの観点から、ビジネスマナーとして押さえておくべきボールペン選びの基本ルールを解説します。

色は黒を選ぶのが原則

エントリーシートや履歴書といった公式なビジネス文書では、黒色のボールペンを使用するのが原則です。黒色はフォーマルで誠実な印象を与え、文章をくっきりと読みやすくする色でもあります。

青や赤などの色は、修正指示やメモ書きなどで使われることが多く、正式な書類にはふさわしくありません。その中で、青や赤などの色を使ってしまうと、多くの応募書類の中で悪目立ちしてしまい、非常にネガティブな印象を与えてしまいます。ボールペンの色で個性を出そうとはせず、必ず黒インクのボールペンを選びましょう。

太さは0.5mm〜0.7mmが適切

ボールペンの芯の太さは、書きやすさだけではなく、文字の読みやすさにも直結します。エントリーシートにおすすめなのは、0.5mmから0.7mmの太さです。0.5mmは、細かい文字を書く必要のある欄や、画数の多い漢字を書く際にも、文字が潰れにくくすっきりと見せられるメリットがあります。一方で0.7mmは、ほどよい太さで力強く、はっきりとした印象の文字を書くことができます。

どちらを選ぶかは好みや記入欄の大きさによりますが、一般的な文章量であれば0.7mm、資格欄など細かい記述が多ければ0.5mmと使い分けるのも良いでしょう。0.3mmなど細すぎるペンは頼りない印象に、1.0mm以上の太すぎるペンは文字がにじみやすくなるため避けるのが無難です。

書きやすさ重視のゲルインクがおすすめ

ボールペンのインクには、主に「油性」「水性」「ゲルインク」の3種類があります。エントリーシートの作成には、この中でも「ゲルインク」が最もおすすめです。ゲルインクは、油性の耐水性と、水性の滑らかな書き心地を両立させたインクで、くっきりとした文字を書けるのが特徴です。速乾性に優れた製品が多く、書いた文字が擦れて紙を汚してしまうリスクも低くなります。油性ボールペンも悪くはありませんが、インクの粘度が高く、筆圧が必要になるため長時間の筆記で疲れやすいというデメリットがあります。自分にとって最もストレスなく、綺麗な文字が書ける一本を選びましょう。

消せるボールペンの使用はNG

近年人気の「消せるボールペン」は、その利便性から多くの人が利用していますが、エントリーシートへの使用は絶対にNGです。消せるボールペンは、摩擦熱でインクの色を透明にする仕組みのため、コピー機やスキャナーの熱、あるいは輸送中の温度変化などで文字が消えてしまう可能性があります。

また、簡単に修正できる筆記具で書かれた書類は、「正式な文書」としての信頼性に欠けると判断され、採用担当者に「志望度が低い」「ビジネスマナーを知らない」といったマイナスの印象を与えかねません。一度書いたら消せないという緊張感が、丁寧な書類作成に繋がることもあるので、消せるボールペンは就活では一切使わないようにしましょう。

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2. ボールペンでエントリーシートを書く時のコツ

最適なボールペンを選んだら、次は実際にエントリーシートを書いていきましょう。ここでは書き損じなどの失敗を防ぎ、書類の完成度をさらに高めるための3つのコツを紹介します。
 

  • ・パソコン・スマホで下書きを用意する

  • ・途中でかすれないように新品のインクを使う

  • ・書き損じに備えてESは多めにコピーしておく


これらのポイントを踏まえながら、採用担当者に「この学生は仕事も丁寧そうだ」と感じてもらえるよう、細部までこだわっていきましょう。

パソコン・スマホで下書きを用意する

いきなりエントリーシートに書き始めるのは、書き損じのリスクが非常に高いため避けた方が良いでしょう。まずはパソコンのWordやメモ帳、スマートフォンのメモアプリなどを使い、エントリーシート用の文章を作成するのがおすすめです。デジタルで下書きを作成することで、推敲や修正が簡単になることに加えて、誤字脱字のチェック機能を使えたり、指定の文字数を正確に把握できたりと、内容のクオリティを効率的に高められるメリットが手に入ります。

完成した下書きを手元に用意し、それを清書する形でエントリーシートに向き合うことで、心に余裕が生まれて丁寧に書けるようになるはずです。

途中でかすれないように新品のインクを使う

エントリーシートを書いている途中でインクがかすれてしまうと、書類の見栄えが悪くなるだけでなく、書き手の集中力も乱れてしまいます。特に重要な自己PRや志望動機を書いている最中にインクが切れてしまっては、元も子もありません。エントリーシートの途中でインクが薄くなってしまい、新しいものに交換してから濃いインクで再開する…といった事態になると、どうしても悪目立ちしてしまい、読み手にも良い印象は与えません。

こうした事態を防ぐためにも、エントリーシートを書く際は、新品のボールペンをおろす、または新しいインクカートリッジ(替え芯)に交換しておくことをおすすめします。使い慣れたペンを使いたい場合は、事前に試し書きをして、インクの残量が十分にあることを確認しておきましょう。

書き損じに備えてESは多めにコピーしておく

どれだけ慎重に準備をしても、人間である以上、書き間違えやインクの滲みといったミスを100%防ぐことは難しいものです。「この一枚しかない」というプレッシャーは、かえってミスを誘発する原因にもなります。可能であれば、企業から受け取ったエントリーシートの原本を複数枚コピーしておくか、大学のキャリアセンターなどで予備をもらっておきましょう。Webで企業指定のエントリーシートをダウンロードできるなら、少し多めにプリントしておくのがおすすめです。

予備があるという安心感は、精神的な余裕につながり、リラックスしてエントリーシートを清書できるメリットが得られます。特に手書きに自信がない人ほど、書き損じに備えて多めに用紙を確保しておきましょう。

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3. ボールペンでエントリーシートを書いて間違えた時の対処法

次に、エントリーシートをボールペンを使って作成する時に、書き間違えた際の正しい対処法と、絶対にやってはいけないNG対応について解説します。手書きのビジネス文書を書く時のマナー違反に注意して、選考で不利にならないように対策しておきましょう。

新しい書類を用意して書き直すのがマナー

エントリーシートで文字を書き間違えてしまった場合、原則として「新しい用紙に一から書き直す」ことを徹底しましょう。たとえ一文字の間違いであっても、潔く新しい書類を用意してください。これは採用担当者に対して、あなたの真摯な姿勢と、仕事に対する高いプロ意識を示すことに繋がります。

「完璧な状態で提出する」というこだわりが、入社後も丁寧な仕事をしてくれる人材であるという評価に繋がるのです。何枚ものエントリーシートを手書きする場合、手間と時間も大きなものになってしまいますが、この一手間を惜しまないことが、ライバルと差をつけるポイントになります。

修正液・修正テープは悪印象につながる原因に

エントリーシートをボールペンで書き間違えた際に、修正液や修正テープ、二重線での訂正といった方法を取るのは避けるようにしてください。これらの修正跡が残っていると、書類の見栄えを大きく損なうだけでなく、採用担当者に「準備不足」「雑な性格」といったネガティブな印象を与えてしまうからです。

また、修正された書類は、文書としての信頼性も低下してしまいます。特に正式なビジネス文書である履歴書に関しては、企業によっては修正が加えられた書類に対し、その時点で選考対象外と判断するケースさえあります。書き直しは大変な作業ではありますが、安易な修正で評価を落とすリスクを考えれば、その都度新しい用紙に書き直すことをおすすめします。

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4. ボールペンでエントリーシートを書く時の注意点

ボールペン選びと書き方の基本を押さえた上で、ここからはより実践的な注意点をご紹介しましょう。
 

  • ・色・太さ・ペンで個性を出そうとしない

  • ・パソコン・PDF指定があるなら手書きは避ける

  • ・封筒を書く時は太めのサインペンがおすすめ


一つひとつ順番に解説しますので、これらの注意点を押さえた上でエントリーシート作成に進んでください。

色・太さ・ペンで個性を出そうとしない

エントリーシートは、あなたの個性や能力をアピールする場ですが、それはあくまで文章の内容で表現するものです。ボールペンの色や太さ、あるいはデザイン性の高いペンを使って、他者との差別化を図ろうとするのは逆効果です。むしろビジネス文書の基本から外れた選択は、「常識がない」「TPOをわきまえていない」と判断されるリスクしかありません。これは自由な社風が多いIT業界や、ベンチャー企業・スタートアップ企業を目指す場合も同様です。

採用担当者が求めているのは、エントリーシートの奇抜さではなく、定められたルールの中で、いかに自分を的確に表現できるかという能力です。個性をアピールするのはガクチカや自己PRの中身で、ボールペンはルールに沿ったものを選ぶ、というスタンスを崩さないようにしましょう。

パソコン・PDF指定があるなら手書きは避ける

近年ではIT業界を中心に、エントリーシートをメールの添付ファイルやWeb上のフォームから提出するように求めるケースが増えています。こうした企業の指定があるにも関わらず、手書きで作成した書類を郵送するのは、指示を読んでいない、あるいは従う気がないと見なされ、致命的なマイナス評価につながります。そのため募集要項や企業の採用ページを隅々まで確認し、提出形式の指定は必ず守りましょう。

もし「手書き・PC作成どちらでも可」とされている場合は、自分のアピールしたい点に応じて選択すると良いでしょう。丁寧さや人柄を伝えたいなら手書き、論理的思考力やITスキルを示したいならPC作成、といった判断基準が考えられます。「手書きでエントリーシートを書いていたが、提出前になってWeb提出と指示があることに気づいた」といった事態に陥って、貴重な時間を無駄にしてしまうことを避けるためにも、事前に提出形式は十分にチェックしておきましょう。

封筒を書く時は太めのサインペンがおすすめ

エントリーシートを郵送で提出する場合、封筒の宛名書きにも気を配りましょう。書類本体を書いた0.5mmや0.7mmのボールペンで宛名を書くと、文字が細く、やや頼りない印象になってしまいます。また、雨などで滲んでしまう可能性もあるので、ボールペンでそのまま封筒の宛名・差出人を書くのは避けましょう。

そうではなく、太さ1.0mmほどの油性のサインペン、もしくは1.6mmほどの太めのボールペンを使うのがおすすめです。太くはっきりとした文字は、郵便局員や企業の採用担当者にとっても読みやすく、丁寧な印象を与えます。ただし、裏移りしてエントリーシートを汚してしまわないよう、一度試し書きをしてから使うと安心です。

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5. エントリーシートを書くのにおすすめのボールペン5選

最後に、エントリーシートを書くのにおすすめなボールペンを5本、厳選してご紹介します。
 

  • ・三菱鉛筆「ジェットストリーム」

  • ・ゼブラ「サラサクリップ」

  • ・セーラー万年筆「就活ボールペン3way-M」

  • ・ペンてる「エナージェル ユーロ」

  • ・PILOT「ドクターグリップ」


いずれも就活生から厚い支持を集める定番ボールペンなので、それぞれの特徴を比較しつつ、自分にとって最高の一本を見つけるための参考にしてください。

三菱鉛筆「ジェットストリーム」

三菱鉛筆の「ジェットストリーム」は、「クセになる、なめらかな書き味。」のキャッチコピーで知られる油性ボールペンの定番です。従来の油性インクの粘度を極限まで下げることで、まるでゲルインクのような滑らかな書き心地を実現しています。さらに速乾性に優れ、書いた文字が滲みにくいという油性インクの長所も兼ね備えているのが最大の特徴です。

筆圧が低めの人でもくっきりとした線を書けるため、エントリーシートを何枚も作成するような、長時間の使用シーンでも疲れにくいと評判です。グリップ部分の素材や太さにもさまざまなバリエーションがあり、自分の手にしっくりくる一本を見つけやすいのも利点です。

ゼブラ「サラサクリップ」

ゼブラの「サラサクリップ」は、鮮やかな発色と、さらさらとした書き心地が魅力のゲルインクボールペンの代表格です。ジェル状のインクは、紙の上で素早く乾き、耐水性にも優れているため、エントリーシートのような重要な書類にも安心して使用できます。可動式のバインダークリップは、教科書・ノートやクリアファイルにしっかりと挟むことができるので、就活生のみならず、学生や社会人全体から厚い支持を集めています。

また、カラーバリエーションが豊富であることも有名ですが、就活で使うならもちろん黒を選びましょう。全国の文房具店やコンビニで、本体・替え芯ともに手軽に購入できる入手性の高さも、就活生にとっては心強いメリットです。

セーラー万年筆「就活ボールペン3way-M」

その名の通り、就活のあらゆる筆記シーンを想定して開発された多機能ボールペンが、セーラー万年筆の「就活ボールペン3way-M」です。このボールペンには、赤・青・黒の3色ボールペンのような多機能ボールペンとは大きく異なり、太さの違う「3種類の黒インク」を搭載しているのが特徴です。

エントリーシート作成や手帳のメモに最適な0.5mmの黒ボールペン、会社説明会などでのメモ取りに便利な0.7mmの黒ボールペン、そして宛名書きなどの力強い文字を書きたい時に役立つ1.0mmの黒ボールペンが1本になっているのです。おかげで太さの違うボールペンを持ち替える手間がなく、効率的にエントリーシートを作成することができます。落ち着いたデザインと、老舗万年筆メーカーならではの確かな品質から、就活生から絶大な人気を誇っています。

ペンてる「エナージェル ユーロ」

ペンてるが発売する「エナージェル ユーロ」は、速乾性の高いゲルインク「エナージェル」を搭載したボールペンです。その最大の特徴は、インクの乾くスピードが非常に早いこと。書いた直後に手で触れても汚れにくいため、特に左利きの人から絶大な支持を得ています。

また、ペン先が細いニードルチップになっているため、筆記箇所が見やすく、細かい文字も正確に書きやすいというメリットがあります。ヨーロッパを意識したスタイリッシュなデザインも魅力で、他の就活生と少しだけ差をつけたい、というこだわりを持つ方におすすめの一本です。

PILOT「ドクターグリップ」

長時間の筆記による疲れを軽減するために開発されたのが、PILOTの「ドクターグリップ」シリーズです。人間工学に基づいて設計された、最適な太さと弾力性を持つグリップは、肩や腕への負担を和らげる効果があります。エントリーシート作成は、想像以上に集中力と体力を消耗する作業です。特に何枚もエントリーシートを書かなければならない時期には、この「疲れにくさ」という機能性が大きなアドバンテージになります。

インクも滑らかな「アクロインキ」が採用されており、書き心地も抜群。就活という長期戦を戦い抜くための相棒となってくれるボールペンです。

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6. まとめ

エントリーシート作成では、黒色のゲルインクで0.5mm〜0.7mmのボールペンを使うのが基本です。自分にとって書きやすいペンを選び、パソコン・スマホでの下書きや、予備の用紙を準備しておきましょう。ボールペンで書き間違えた場合は、修正液や修正テープを使わず、毎回新しい用紙に書き直すことも大切です。

本記事で紹介してきたエントリーシート作成の注意点、そしておすすめボールペンも参考にしながら、自分に合ったボールペンでエントリーシート作成に臨みましょう。

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