就活で「挫折経験」を聞かれた時の答え方を例文で解説!

挫折経験の質問は、単にあなたの失敗を知りたいわけではなく、困難な状況にどう向き合うか、そこから何を学び取るかという、あなたの人柄やポテンシャルを評価しています。つまり、挫折経験は自分の強みをアピールできる重要な機会なのです。
本記事では、就活で挫折経験を聞かれた時の効果的な答え方について、企業の質問意図から具体的な回答の構成、そして実際に使える例文まで分かりやすく解説します。「挫折経験が思い浮かばない」という方にも役立つエピソードの見つけ方を解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

- 1.就活で「挫折経験」を質問する企業の意図
- 2.就活で「挫折経験」を答える時の基本的な流れ
- 3.就活で「挫折経験」が見つからない時の探し方
- 4.就活の「挫折経験」でライバルと差をつけるコツ
- 5.就活で「挫折経験」を伝える例文
- 6.就活の「挫折経験」でNGな表現とは?
- 7.まとめ
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1.就活で「挫折経験」を質問する企業の意図
企業が挫折経験について質問するのは、何も意地悪しようとしているわけではありません。困難な状況に直面した時のあなたの対応力や人間性を見極めるために、あえてこの質問をしているのです。
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・学生のストレス耐性を知るため
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・人柄や課題解決能力を把握するため
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・成長性・ポテンシャルを見極めるため
ここでは企業が挫折経験を聞く主な理由について、上記3つの観点から詳しく解説します。これらの意図を理解した上で、挫折経験についての回答をまとめてみましょう。
学生のストレス耐性を知るため
企業が挫折経験を聞く大きな理由の一つは、あなたのストレス耐性を測ることです。社会人になると、思うようにいかない状況や予想外の困難に直面することが多々あります。そんな時、落ち込んでしまって立ち直れないのか、それとも前向きに対処できるのかを知りたがっているのです。
そのため挫折経験の質問では、困難な状況をどのように受け止め、どう乗り越えたかを伝えることがポイントになります。「最初は落ち込んだが、原因を分析して改善策を考えた」「周りの人にアドバイスを求めて解決に向けて行動した」といった対応ができる人は、仕事でも同じように困難を乗り越えられると評価されるでしょう。
ストレス耐性があることを示すためには、挫折した時の感情だけでなく、その後にどのような行動を取ったかを具体的に説明することが大切です。感情的になって諦めるのではなく、冷静に状況を分析し、建設的な行動を取れることをアピールしましょう。
人柄や課題解決能力を把握するため
挫折経験の回答からは、あなたの人柄や課題解決能力も見えてきます。困難な状況に直面した時に、どのような思考プロセスを経て、どんな行動を取るかによって、あなたがどのような人なのかが分かるからです。
たとえば、直面した問題の原因を自分なりに分析できる人は、論理的思考力があると評価されます。周りの人に相談したり協力を求めたりできる人は、コミュニケーション能力や協調性があると判断されるでしょう。また、失敗から学んで次に活かそうとする姿勢は、成長意欲の高さを示します。
企業は、入社後にさまざまな課題に直面した時、あなたがどのように対処するかをイメージしています。挫折経験の回答を通じて、「この人なら困難な状況でも諦めずに解決策を見つけてくれそう」「チームで協力して問題を解決できそう」といった印象を与えることができれば、高評価を獲得できるでしょう。
成長性・ポテンシャルを見極めるため
企業が挫折経験の回答で最も注目しているのは、ネガティブな経験から何を学び、どのように成長したかという点です。同じような失敗をしても、そこから学べる人と学べない人では、将来のポテンシャルが大きく異なります。ストレートに言うなら、企業は失敗を成長の機会として活かせる人材を求めているのです。
「この経験から〇〇を学び、その後は〇〇を意識するようになった」「同じような状況になった時は、今度は〇〇という方法で対処できた」といった具体的な成長のエピソードがあると、将来のポテンシャルが高い人物として受け止められるでしょう。失敗を恐れずにチャレンジして、そこから学び続ける姿勢をアピールしましょう。
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2.就活で「挫折経験」を答える時の基本的な流れ
挫折経験を効果的に伝えるためには、論理的で分かりやすい構成で話すことが重要です。感情的になったり、話があちこちに飛んだりしないよう、基本的な流れを押さえておきましょう。
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・結論:挫折経験を簡潔に伝える
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・課題と行動:具体的なエピソードを説明する
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・学びと貢献:経験から得た学びと入社後の活かし方を述べる
ここでは上記3つのステップに沿って、効果的な回答の組み立て方を解説します。
結論:挫折経験を簡潔に伝える
まず最初に、あなたがどのような挫折を経験したのかを簡潔に述べましょう。「私の挫折経験は、大学2年生の時に所属していたサークルで〇〇に失敗したことです」といった形で、結論から始めることが大切です。
この時のポイントは、具体的で分かりやすい表現を使うことです。「いろいろと大変だった」「うまくいかなかった」といった曖昧な表現ではなく、「部員をまとめることができず、チームが分裂してしまった」「目標としていた売上を達成できなかった」など、何が起こったのかが明確に分かる表現を選びましょう。
また、いつ・どこで・何をしていた時の経験なのかという基本情報も含めることで、面接官側もあなたの話をイメージしやすくなります。結論部分は長くなりすぎることなく、一文で簡潔にまとめることを心がけてください。
課題と行動:具体的なエピソードを説明する
結論を述べた後は、その挫折に至った経緯や原因、そしてあなたがどのような行動を取ったのかを具体的に説明します。ここが回答の中心部分になるので、面接官があなたの人柄や能力を理解できるよう、詳しく伝えましょう。
まずは、なぜその挫折が起こったのかという原因・背景を説明します。「最初は〇〇だと思っていたが、実際には〇〇という問題があった」「〇〇を見落としていたため、〇〇という状況になってしまった」といった形で、状況を整理して伝えることが重要です。
次に、その困難な状況に対してあなたがどのような行動を取ったかを盛り込みましょう。「まず〇〇を分析し、〇〇という解決策を考えた」「〇〇に相談して、〇〇というアドバイスをもらった」「〇〇を実行した結果、〇〇という成果を得られた」といった具体的な行動を時系列で説明できると理想的です。
学びと貢献:経験から得た学びと入社後の活かし方を述べる
最後に、その挫折経験から何を学んだのか、そしてその学びを入社後にどう活かしたいかを述べて回答を締めくくります。ここで重要なのは、単に「勉強になった」で終わらせるのではなく、具体的にどのような気づきや成長があったかを説明することです。「この経験から、〇〇の重要性を学びました」「〇〇という考え方を身につけることができました」といった形で、具体的な学びを示しましょう。
そして最後に、その経験や学びを入社後の仕事にどう活かしたいかを伝えます。「入社後は、この経験を活かして〇〇に貢献したいと考えています」「同じような課題に直面した時は、〇〇を意識して取り組みたいと思います」といった形で、将来への展望を示すことで、高いポテンシャルを備えた前向きな人物という印象を与えることができます。
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3.就活で「挫折経験」が見つからない時の探し方
就活対策として考えた時、「これといった挫折経験がない」と感じる就活生も多いですが、「挫折」の定義を広げて考えれば、誰にでもアピールできるエピソードがあります。大きな失敗でなくても、困難を乗り越えた経験は立派な挫折経験になります。
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・目標と結果にギャップがあった経験を洗い出す
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・困難を乗り越えた経験を振り返る
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・他己分析を参考にする
ここでは上記3つの方法で、あなたの挫折経験を見つけるコツを解説します。「挫折経験がない」と諦める前に、これらの視点で自分の過去を振り返ってみましょう。
目標と結果にギャップがあった経験を洗い出す
挫折経験を探す時は、「目標として設定していたことと、実際の結果にギャップがあった経験」を思い出してみましょう。大きな失敗でなくても、思うような結果が出なかった経験は誰にでもあるはずです。
たとえば、「定期テストで90点を目指していたが80点だった」「サークルの新入生勧誘で30人の目標に対して20人だった」「アルバイトで月10万円稼ぐ予定が8万円だった」といった経験も、立派な挫折経験になります。重要なのは、その結果に対してどう向き合ったかです。
目標と結果のギャップを分析し、原因を考えて改善策を実行した経験があれば、それは課題解決能力をアピールできる絶好のエピソードになります。「なぜ目標を達成できなかったのか」「その後どのような工夫をしたのか」「次回はどのような結果になったのか」という流れで振り返ることで、あなたの強みをアピールできるかもしれません。
困難を乗り越えた経験を振り返る
挫折とは必ずしも「失敗」だけを指すわけではありません。困難な状況や大変だった経験を乗り越えたエピソードも、立派な挫折経験として話すことができます。「人間関係で悩んだ時期があった」「体調を崩して勉強についていけなくなった」「経済的な理由でアルバイトを増やさなければならなくなった」「家族の事情で生活環境が大きく変わった」など。
これらの困難にどのように立ち向かい、どうやって乗り越えたかを振り返ってみましょう。困難な状況でも諦めずに努力し続けた経験、周りの人に助けを求めて解決した経験、新しい方法を試して改善した経験などは、あなたの強さや成長力をアピールできる強力なエピソードになります。
他己分析を参考にする
自分では気づかない挫折経験や困難を乗り越えた経験について、家族や友人、先輩などに聞いてみることも有効です。他の人から見ると、自分では当たり前だと思っていることが、実は大変な経験だったと気づくケースもあります。
「あの時は大変そうだったね」「よく頑張っていたと思う」「あの経験で成長したよね」といった周りの人の言葉から、自分では気づかなかった挫折経験を発見できることがあります。また、他人の視点というフィルターを通すことで、その経験の価値や意味を再評価することもできます。
特に長く一緒に過ごしている家族や親しい友人は、あなたの変化や成長を客観的に見ています。「昔と比べてどんなところが変わったか」「どのような経験が成長につながったと思うか」といった質問をしてみることで、新たな気づきを得られるかもしれません。
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4.就活の「挫折経験」でライバルと差をつけるコツ
就活の挫折経験の質問では、多くの就活生が似たような回答をしがちです。ありきたりな内容で終わらせず、あなたらしさが伝わる回答にするためのコツを押さえておきましょう。
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・独自性のあるエピソードを選ぶ
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・企業の求める人物像と結びつける
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・入社後も再現性のある学びをアピールする
ここでは上記3つのポイントで、他の就活生と差をつける効果的な回答の作り方を解説します。
独自性のあるエピソードを選ぶ
他の就活生と差をつけるためには、自分にしか語れない独自性のあるエピソードを選ぶことが重要です。「大学受験に失敗した」「部活でレギュラーになれなかった」といったよくある挫折経験よりも、自分の個性や価値観が伝わるエピソードを選びましょう。
たとえば、「海外留学中に言葉の壁で苦労した」「起業に挑戦したが失敗した」「ボランティア活動で思うような成果が出せなかった」といった、あなたの行動力や価値観が見えるエピソードは印象に残りやすくなります。
ただし、独自性を重視しすぎて、企業の求める人物像から外れてしまわないよう注意が必要です。自分らしさを表現しつつ、企業にとって魅力的な人材であることをアピールできるバランスを意識しましょう。
企業の求める人物像と結びつける
挫折経験の回答では、その企業が求める人物像と関連付けるのがコツです。事前に企業研究を行い、どのような人材を求めているかを把握した上で、それにマッチする学びや成長をアピールしましょう。
たとえば、チームワークを重視する企業であれば、人間関係の困難を乗り越えた経験から協調性を学んだエピソードが効果的です。革新性を求める企業なら、失敗を恐れずに新しいことにチャレンジした経験をアピールすると良いでしょう。
また、その企業の事業内容や職種に関連する経験があれば、より具体的に入社後の活躍をイメージしてもらえます。営業職を志望するなら接客業で苦労した経験、エンジニア職ならプログラミング学習で課題を解決した経験など、仕事に直結する学びを得た挫折経験を優先的に選びましょう。
入社後も再現性のある学びをアピールする
挫折経験から得た学びが、入社後のさまざまな場面で活かせることを示すことで、あなたの成長性やポテンシャルを効果的にアピールすることができます。一回限りの経験ではなく、入社後のその学びが役立つことを説明しましょう。
つまり、「この経験から、困難な状況では〇〇を意識することの大切さを学びました。入社後も、様々な課題に直面した時にこの考え方を活かしたいと思います」といった形で、学びの汎用性を示すのがコツです。
実際に挫折経験から得た学びを実行に移したエピソードも有効です。「その後、別のプロジェクトでも同じ考え方を適用し、今度は成功することができました」といったエピソードがあると、学習能力の高さをアピールできるからです。一つの経験から多くを学び、それを応用できる人材はどの企業からも高く評価されるので、ぜひ盛り込んでみましょう。
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5.就活で「挫折経験」を伝える例文
ここからは、実際の面接やエントリーシートで使える挫折経験の例文を3パターンご紹介します。それぞれ異なるテーマで、効果的な構成と表現を使った回答例となっているので、ぜひ参考にしてください。
部活動の人間関係がテーマの例文
私の挫折経験は、大学のテニス部で副部長を務めていた時、部員同士の対立を解決できずにチームがバラバラになってしまったことです。
当時、実力重視派と楽しさ重視派の部員の間で練習方法を巡って対立が起こりました。私は副部長として中立的な立場を取ろうとしましたが、結果的にどちらからも信頼を失い、複数の部員が退部してしまいました。
この状況を受けて、まず自分の対応の問題点を分析しました。中立を保とうとするあまり、どちらの意見にも明確な方向性を示せていなかったことに気づき、残った部員一人ひとりと個別に話し合い、それぞれの想いや考えを丁寧に聞くことから始めました。その上で、両方の意見を取り入れた新しい練習方法を提案し、お試し期間を設けて効果を検証しました。
この経験から、リーダーには時には明確な判断を下す責任があることを学びました。また、対立が生じた時は、まず相手の立場に立って話を聞き、共通の目標を見つけることの大切さを実感しました。
貴社に入社後、チーム内で意見の違いが生じた際にも、この経験を活かして建設的な議論を促し、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献したいと考えています。
大学受験がテーマの例文
私の挫折経験は、第一志望の大学に不合格になったことです。高校3年生の時、絶対に合格すると信じて受験勉強に取り組みましたが、結果は不合格でした。
特に苦手だった数学の対策が不十分だったことが主な原因です。当時は自分の能力を過信し、計画的な学習ができていませんでした。
不合格の結果を受けて、まず冷静に自分の勉強方法を見直しました。得意科目ばかりに時間を使い、苦手科目から逃げていたことを認識したので、予備校の先生に相談して、苦手科目を中心とした学習計画を立て直しました。特に数学は基礎から徹底的にやり直し、毎日必ず問題を解く習慣をつけました。
この経験から、現実を正しく把握し、客観的に自分を分析することの重要性を学びました。また、困難から逃げるのではなく、正面から向き合って地道に努力することで、必ず成果が出ることを実感しました。
貴社に入社後も、苦手な分野があっても避けることなく、計画的に取り組んで克服し、エンジニアとして成長し続けたいと考えています。
アルバイトがテーマの例文
私の挫折経験は、カフェのアルバイトで接客ミスを重ねてしまい、店長から改善を求められたことです。
大学2年生の時に始めたアルバイトで、最初は簡単だと思っていましたが、忙しい時間帯に注文を間違えたり、お客様を待たせてしまったりすることが続きました。他のスタッフに迷惑をかけることも多く、自信を失いかけていました。 この状況を改善するため、まず自分のミスのパターンを分析しました。忙しくなると焦ってしまい、確認を怠ることが多いことに気づいたので、どんなに忙しくても必ず注文を復唱する、メモを取る習慣を身につけました。
また、先輩スタッフに効率的な動き方を教えてもらい、空いた時間に練習を重ねました。 この経験から、基本を大切にすることの重要性と、困った時は素直に人に頼ることの大切さを学びました。
この経験を活かし、貴社に入社後もどれだけ忙しい状況でも基本を忘れず、お客様の立場に立ったサービスを提供することで、会社の信頼向上に貢献したいと考えています。
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6.就活の「挫折経験」でNGな表現とは?
最後に、就活で「挫折経験」を伝える時に、押さえておきたいNG表現についてもご紹介します。
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・他責にする、言い訳で終わる
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・企業の理念に合わない内容
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・「挫折経験はない」と答える
これらのNG表現が含まれてしまうと、どれだけ良い内容でもマイナス評価を受ける危険性があるので、十分に注意してください。
他責にする、言い訳で終わる
最も避けるべきNGパターンは、挫折の原因を他人や環境のせいにして、言い訳で終わってしまうことです。「先生の教え方が悪かった」「チームメイトが協力してくれなかった」「運が悪かった」といった他責的な表現は、採用担当者に非常に悪い印象を与えます。
このような表現をしてしまうと、「この人は問題が起きた時に人のせいにする人だ」「自分を客観視できない人だ」「成長する気がない人だ」と判断されてしまいます。社会人になるとさまざまな困難や理不尽な状況に直面しますが、そこで他人を責めても何も解決しません。
確かに他の要因もあったかもしれませんが、その中でも自分の行動や判断で変えられた部分があったはずです。その部分に焦点を当てて、学びや成長につなげることが重要です。
企業の理念に合わない内容
応募する企業の理念や価値観と、明らかに合わない内容の挫折経験を話すのも避けるべきです。たとえば、チームワークを重視する企業に対して「チームプレーができずに失敗した」という経験を話したり、誠実さを大切にする企業に対して道徳的に問題のある行動の失敗談を話したりすると、企業との相性の悪さをアピールすることになってしまいます。
また、その企業の事業内容や社会的な立場と相反する価値観を示す内容も注意が必要です。たとえば、環境保護に取り組む企業に対して「環境への配慮を軽視した結果失敗した」という経験を話すと、企業の理念に沿わない人物と評価されてしまいます。
このようなミスマッチを避けるためには、事前に企業研究をしっかり行い、その企業が大切にしている価値観や求める人物像を理解することが重要です。
「挫折経験はない」と答える
「挫折経験はありません」「特に大きな失敗をしたことがありません」と答えるのも、最も避けるべき回答です。このような回答をしてしまうと、「自分を客観視できていない」「経験が浅い」「困難を避けて生きてきた」という印象を与えてしまいかねません。挫折経験がないということは、チャレンジをしていない、リスクを取っていないということの表れでもあり、非常にマイナスの評価につながります。
どうしても大きな挫折が思い浮かばない場合は、小さな失敗や困難でも構いません。「目標と結果にギャップがあった経験」「思うようにいかなかった経験」「困難を乗り越えた経験」という視点で振り返れば、必ず何かしらのエピソードが見つかるはずです。大切なのは、その経験からどのような学びを得たかということです。
たとえば、「定期テストで思うような点数が取れなかった経験から、計画的な学習の重要性を学んだ」「アルバイトで最初は要領が悪く苦労したが、効率的な働き方を身につけることができた」といった身近な経験でも、十分にアピールできる内容になるので、ぜひ試してみてください。
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7.まとめ
就活で挫折経験を聞かれた時は、それを自分の成長や強みをアピールする絶好の機会として捉えましょう。企業の採用担当者は、あなたの失敗を責めるために質問しているのではなく、困難な状況での対応力や学習能力、そして人間性を見極めようとしています。
挫折経験についての質問で効果的な回答を作るためには、まず結論から簡潔に挫折経験を述べ、具体的なエピソードでその時の課題と行動を説明し、最後に学びと入社後の活かし方で締めくくる構成を意識しましょう。「挫折経験がない」と感じている方も、目標と結果のギャップや困難を乗り越えた経験を振り返れば、必ずアピールできるエピソードが見つかります。
大切なのは、どんな経験からも学びを得て、それを次に活かそうとする前向きな姿勢です。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたらしい挫折経験の回答を準備して、就活に臨んでみてください。
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