エントリーシート「学生時代の取り組み」の書き方を例文で解説!

しかし、学生時代の取り組みでは、特別な成果や華やかな経験を求められているわけではありません。企業側は、学生がどんなことに興味を持ち、どのように取り組んできたのかを通じて、あなたの人柄や価値観、そして入社後の活躍イメージを知りたいと考えているのです。
本記事では、エントリーシートの「学生時代の取り組み」について、企業が知りたがっているポイントから、ガクチカや自己PRとの違い、そして実際に使える例文まで、幅広くご紹介します。

- 1.エントリーシートで「学生時代の取り組み」を質問する企業の意図
- 2.エントリーシート「学生時代の取り組み」とガクチカ、自己PRの違い・書き分け
- 3.エントリーシート「学生時代の取り組み」の書き方
- 4.エントリーシート「学生時代の取り組み」のテーマを選ぶ時のコツ
- 5.エントリーシート「学生時代の取り組み」の例文
- 6.エントリーシート「学生時代の取り組み」を書く時の注意点
- 7.まとめ
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1.エントリーシートで「学生時代の取り組み」を質問する企業の意図
企業の採用担当者は、エントリーシートの「学生時代の取り組み」の項目から、単に学生生活の内容を知りたいだけではありません。その回答を通じて、人柄や考え方、そして自社で活躍できる人材かどうかをさまざまな角度から判断しようとしているのです。
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・人柄や価値観を知るため
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・自社とのマッチ度を測るため
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・入社後の活躍イメージを把握するため
ここでは企業が特に重視している上記3つのポイントを詳しく解説しますので、これらの意図を理解した上で回答を作成してみてください。
人柄や価値観を知るため
エントリーシートの「学生時代の取り組み」を通じて、企業はあなたがどんな人物なのか、どんなことを大切にしているのかを知ろうとする意図があります。
たとえば学生時代、ボランティア活動に力を入れてきた学生と、起業サークルで活動してきた学生では、持っている価値観や興味の方向性が異なるものです。
また、困難な状況にどう向き合ったか、チームの中でどんな役割を果たしたか、などの経験から、性格や行動パターンも分析しようとしています。
そのため回答を作成する上では、「人と協力することが好き」「新しいことにチャレンジするのが好き」「コツコツと継続することが得意」など、自分らしさが伝わる取り組みを選ぶことが大切です。取り組みの成果の大きさよりも、その取り組みを選んだ理由や、取り組む過程でのあなたの考え方や行動が重視されていることを理解しておきましょう。
自社とのマッチ度を測るため
「学生時代の取り組み」から、企業は自社の仕事内容や社風と学生との相性を判断しています。たとえば、チームワークを大切にする企業であれば、サークル活動やグループでの活動経験を評価するでしょうし、革新的なことを求める企業であれば、新しい取り組みにチャレンジした経験を重視するかもしれません。
ただし、企業の求める人材像と完全に一致する経験がなくても心配する必要はありません。どんな活動内容でも、その経験を通じて身につけた能力や考え方を、志望企業の仕事にどう活かせるかを説明できれば、十分にアピール材料になります。
大切なのは、自分の経験と企業の特徴を結び付けて考え、説得力のある回答を用意することです。
入社後の活躍イメージを把握するため
採用担当者は「学生時代の取り組み」から、入社後にどのように活躍をしてくれそうかをイメージしようとする意図もあります。
リーダーシップを発揮した経験があれば「将来は管理職として活躍できそう」と期待され、地道な努力を続けた経験があれば「継続的に成長していけそう」と評価されるでしょう。また、困難な状況をどう乗り越えたか、失敗をどう活かしたか、という観点から仕事で壁にぶつかった時の対応力も見られています。
完璧な成功体験よりも、試行錯誤しながら取り組んだ経験や失敗談の方が、実際の仕事に近い状況として評価されることも多いです。成功した活動や大きな成果にこだわるのではなく、取り組むプロセスを重点的に説明してみましょう。
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2.エントリーシート「学生時代の取り組み」とガクチカ、自己PRの違い・書き分け
就活のエントリーシートでは「学生時代の取り組み」「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」「自己PR」など、似たような質問が多く存在します。これらの違いを正しく理解してそれぞれに適した回答を用意しなければなりません。
まず「学生時代の取り組み」は、あなたが大学生活で経験したことを幅広く尋ねる質問です。勉強・サークル・アルバイト・趣味など、どんな分野でも構いません。企業はあなたの興味・関心や、過去の経験からどんな学びを得ているかを知りたいと考えています。
一方、「ガクチカ」は、学生時代の取り組みの中でも、特に力を入れた活動を深く聞く質問です。一つの活動に対する熱意や継続力、そこで発揮したリーダーシップや創意工夫などが重視されます。「自己PR」は、あなたの強みや長所を具体的なエピソードで証明する質問と言えます。
そのため、これらの質問項目で同じエピソードを使う場合でも、質問の意図に合わせて強調するポイントを変える必要があります。「学生時代の取り組み」では経験の幅広さや多様な学び、「ガクチカ」では一つの活動への深い取り組み、「自己PR」では特定の強み・長所を証明するような書き方を心がけるのがコツです。
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3.エントリーシート「学生時代の取り組み」の書き方
学生時代の取り組みを効果的にアピールするためには、読み手にとって分かりやすい構成で書くことが大切です。ここでは、説得力のある文章を書くための基本的な3つのステップを解説します。
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・結論から簡潔に述べる
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・当時の状況や課題を具体的なエピソードで説明する
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・取り組みから得た学びや今後の活かし方を伝える
この3つのステップを意識することで採用担当者にとって読みやすく、印象に残る回答を作成できるので、ぜひ取り入れてみてください。
結論から簡潔に述べる
「学生時代の取り組み」の最初に、自分が何に取り組んだのかを簡潔に述べることが大切です。「私が学生時代に最も力を入れて取り組んだのは〇〇です」といった形で、まず結論を明確に示しましょう。
その際には、「サークル活動」ではなく「軽音楽サークルでのバンド活動」、「アルバイト」ではなく「カフェでの接客アルバイト」といったように、読み手がイメージしやすい表現を心がけると、企業側も興味を持って続きを読んでもらいやすくなります。また、期間や規模なども簡潔に付け加えると、より具体的で説得力ある文章が完成します。「3年間継続した」「50人規模のサークルで」といった情報もぜひ盛り込みましょう。
当時の状況や課題を具体的なエピソードで説明する
最初に結論を述べた後は、その活動についての当時の状況や、その過程で直面した課題について具体的に説明します。どんな状況で、なぜその取り組みを始めたのか、どんな困難があったのかを、読み手がその場面をイメージできるように描写することが大切です。
数字や固有名詞を使って具体性を高めることも有効で、「メンバーが少なくて困っていた」ではなく「20人いたメンバーが5人まで減ってしまった」、「売上が悪かった」ではなく「前年比30%減の売上で店舗存続の危機だった」といった表現の方が、状況の深刻さや取り組みの必要性が伝わります。また、その時のあなたの気持ちや考えも含めることで、企業が最も知りたがっている自分の人柄・価値観をアピールできます。
取り組みから得た学びや今後の活かし方を伝える
最後に、その取り組みを通じて何を学んだのか、そしてその学びを入社後にどう活かしたいのかを説明します。単に「頑張った」「大変だった」で終わらせるのではなく、その経験があなたにとってどんな意味を持ったのかを明確にすることが重要です。
活動から得た学びについては、スキル面・精神面の両方から考えてみましょう。スキル面では「コミュニケーション能力が向上した」「企画力が身についた」など、精神面では「粘り強さを身につけた」「チームワークの大切さを学んだ」などが考えられます。これらの学びが志望企業の仕事にどう活かせるかを具体的に説明できれば、より説得力のある魅力的な回答が完成します。
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4.エントリーシート「学生時代の取り組み」のテーマを選ぶ時のコツ
「学生時代の取り組みに書けることがない」と悩む就活生も多いですが、工夫次第では日常のさまざまな経験がアピール材料になります。大切なのは、どんなテーマを選ぶかではなく、そのテーマをどう伝えるかです。
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・企業の求める人物像と合致するテーマを選ぶ
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・自分の強みや個性をアピールできるテーマを選ぶ
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・結果にこだわらずプロセスを語れるテーマを選ぶ
ここでは「学生時代の取り組み」における効果的なテーマ選びのコツを、上記3つのポイントで解説します。
企業の求める人物像と合致するテーマを選ぶ
「学生時代の取り組み」のテーマを選ぶ時には、志望企業の求める人物像にマッチするものを選ぶのがおすすめです。チームワークを重視する企業であればグループでの活動経験、革新性を求める企業であれば新しいことにチャレンジした経験を選ぶなど。
もし企業の求める人物像と完全に一致する経験がなくても、工夫次第でアピールできます。たとえば、個人的な趣味の経験でも、長く続けることで「継続力」、さまざまな角度から調べることで「探究心」、創意工夫を施すことで「創造性」などの観点からアピールすることができるかもしれません。
事前に企業研究をしっかり行い、その会社が大切にしている価値観や、求めている人材像を把握した上で、自分の経験と照らし合わせてテーマを選びましょう。
自分の強みや個性をアピールできるテーマを選ぶ
自分らしさが最も発揮されたテーマを「学生時代の取り組み」として選ぶことで、他の就活生との差別化を図ることも可能です。たとえば同じサークル活動でも、リーダーとして活躍した人、サポート役として貢献した人、新しい企画を提案した人など、それぞれ異なる強みをアピールできます。
自分の性格や得意なことを振り返って、それが最も発揮された象徴的なエピソードを選んでみると良いでしょう。「人と話すのが好き」「計画を立てるのが得意」「困っている人を放っておけない」など、自分の特徴が活かされた経験を選ぶのがコツです。
結果にこだわらずプロセスを語れるテーマを選ぶ
華やかな成果や輝かしい結果がなくても、そこに至るまでのプロセスを詳しく説明できるテーマを選ぶことも有効です。企業が知りたいのは過去の成果・実績ではなく、あなたがどのように考え、どう行動するかという部分だからです。そのため失敗した経験や、思うような結果が出なかった経験でも、そこから何を学び、どう改善したかを説明できれば、むしろ成長力や適応力のアピールチャンスになります。
「最初は上手くいかなかったが、〇〇を工夫することで改善できた」といったストーリーは、実際の仕事でも活かせる問題解決能力を示すエピソードになるでしょう。
完璧な成功談よりも、試行錯誤しながら取り組んだ経験の方が、採用担当者にとってはリアルで説得力のある内容として受け取られることも多いので、結果の大小にとらわれず、あなたの取り組み方や考え方が伝わるテーマを選びましょう。
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5.エントリーシート「学生時代の取り組み」の例文
ここからは、実際にエントリーシートで使える「学生時代の取り組み」の例文を5パターンご紹介します。文章の流れや構成、表現などを参考にしながら、自分なりの言葉・経験を盛り込んだ回答を作成してみてください。
学業・ゼミがテーマの例文
私が学生時代に最も力を入れて取り組んだのは、ゼミでの地域活性化プロジェクトです。
私の所属するゼミでは、人口減少に悩む地方都市の課題解決に取り組んでおり、私は観光資源の発掘と活用をテーマに1年間研究しました。対象地域には知られていない魅力的なスポットが多数ありましたが、情報発信が不足していることが分かりました。
そこで私は、地元の方々へのインタビューを50件以上実施し、隠れた名所や地元ならではの楽しみ方を調査しました。また、SNSを活用した情報発信の仕組みを提案し、実際に地域の観光協会と連携してInstagramアカウントの運営もサポートしました。この取り組みを通じて、課題を多角的に分析する力と、多くの関係者と協力する巻き込み力を身につけました。
入社後はこの経験を活かし、お客様のニーズを深く理解しながら、チーム一丸となって課題解決に取り組みたいと考えています。
サークル活動がテーマの例文
私が学生時代に力を入れたのは、軽音楽サークルでの活動です。
入部当初、サークルは部員不足で活動が停滞しており、年間のライブ回数も減少していました。私は音楽が好きでサークルを盛り上げたいと思い、新入部員の勧誘活動に積極的に取り組みました。従来の勧誘方法を見直し、大学の学園祭で演奏動画を流したり、音楽好きが集まりそうな場所でのチラシ配りを企画したりしました。
また、初心者でも参加しやすいよう、楽器の貸し出しシステムや初心者向けの練習会も立ち上げました。その結果、1年間で部員数を15人から35人まで増やすことができ、年間ライブ回数も倍増させることができました。
この経験を通じて、現状を分析して課題を見つける力と、周りの人を巻き込んで目標を達成する力を身につけました。入社後は、この積極性とチームワークを大切にする姿勢を活かして、周囲の社員の方と協力しながら目標達成に貢献したいと思います。
アルバイトがテーマの例文
私が学生時代に継続して取り組んだのは、個別指導塾での講師アルバイトです。2年間で延べ30名以上の中高生を指導しました。
最初は教えることの難しさに戸惑いましたが、生徒一人ひとりに合わせた指導方法を見つけることの大切さを学びました。特に印象に残っているのは、数学が苦手で自信を失っていた中学3年生の指導です。その生徒は「どうせ分からない」と諦めがちでしたが、まずは基礎的な計算から丁寧に復習し、小さな成功体験を積み重ねることを心がけました。
また、生徒の興味のあるスポーツを例に使って数学の問題を作るなど、親しみやすい教材を工夫しました。半年後、その生徒は数学のテストで80点を取り、「数学が楽しくなった」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。
この経験を通じて、相手の立場に立って考える力と、諦めずに工夫を続ける粘り強さを身につけました。入社後は、お客様一人ひとりのニーズに合わせたサービスを提案し、困難な状況でも最後まで諦めない姿勢で業務に取り組みたいと考えています。
インターンシップがテーマの例文
私が学生時代に貴重な経験となったのは、ベンチャー企業での2ヶ月間の長期インターンシップです。マーケティング部門で、新商品のSNS戦略立案を任されました。
最初は実務経験がないため、どこから手をつけて良いか分からない状態でした。しかし、先輩社員の方にアドバイスをもらいながら、ターゲット層の分析から始めました。競合他社の投稿内容を調査し、エンゲージメント率の高い投稿の特徴を分析したり、実際にターゲット層の友人にアンケートを取ったりしました。
その結果、従来のアプローチとは異なる、よりカジュアルで親しみやすい投稿スタイルを提案することができました。実際にその戦略を実行した結果、フォロワー数が20%増加し、商品への問い合わせも増加しました。
この経験を通じて、データに基づいて戦略を立てる重要性と、積極的に周りに相談しながら業務を進める大切さを学びました。入社後はこの経験を活かし、お客様のニーズを深く分析し、効果的な提案ができる営業になりたいと考えています。
ボランティア活動がテーマの例文
私が学生時代に継続して取り組んだのは、地域の小学校での学習支援ボランティアです。毎週土曜日に2年間、勉強が苦手な子どもたちの宿題のサポートをしました。
最初は子どもたちとのコミュニケーションに苦労し、なかなか集中して勉強してもらえませんでした。そこで、まずは子どもたちとの信頼関係を築くことから始め、勉強の前に今週あった楽しいことを聞いたり、勉強の合間にちょっとした遊びを取り入れたりしました。
また、子どもたち一人ひとりの性格や得意分野を把握し、それぞれに合わせた声かけや教え方を工夫しました。集中力が続かない子には短時間で区切って休憩を入れ、競争が好きな子には友達と問題を出し合うゲーム形式を提案しました。その結果、最初は勉強を嫌がっていた子どもたちも、だんだんと積極的に取り組むようになり、中には「勉強が楽しくなった」と言ってくれる子も現れたのが印象に残っています。
この取り組みを通じて、相手の気持ちに寄り添うことの大切さと、一人ひとりに合わせたアプローチの重要性を学びました。入社後は、お客様の立場に立って考え、それぞれのニーズに合わせた最適なサービスを提供できるよう努力したいと思います。
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6.エントリーシート「学生時代の取り組み」を書く時の注意点
最後に、エントリーシートで「学生時代の取り組み」を書く時、企業からマイナス評価を受けかねない注意点をご紹介します。
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・嘘や誇張表現は避ける
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・1つのエピソードだけを深掘りする
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・取り組みの羅列だけで終わらせない
これら3つのポイントを詳しく解説しますので、提出前の回答に残っていないかをチェックしてから、選考に臨んでください。
嘘や誇張表現は避ける
エントリーシートを作成する際に最も避けるべきなのが、事実を大げさに表現したり、実際には経験していないことを書いたりすることです。採用担当者は多くの学生を見ているため、不自然な表現や矛盾のある内容にはすぐに気づくものです。面接で詳しく質問された時に答えられなければ、あなたの誠実性に疑問を持たれてしまうでしょう。
また、小さな成果を大きく見せようとするより、地道な取り組みを正直に伝える方が好印象につながることも多いです。たとえば「部員を100人集めた」と大きな数字を書くよりも、「少ない部員ながらも工夫してサークル運営を継続した」といった内容の方が、困難を乗り越えた経験として評価されやすくなります。誠実で控えめな表現を心がけ、等身大の自分らしさを伝えることが何より大切です。
1つのエピソードだけを深掘りする
「学生時代の取り組み」では、複数の活動を浅く書くのではなく、一つの経験について詳しく説明することが重要です。採用担当者は、あなたがどのように考え、行動するかを知りたいと考えているため、表面的な情報の羅列では人柄や価値観が伝わりません。一つの活動の中にも、そこに至った経緯、直面した課題、工夫したこと、得られた学びなど、掘り下げて書ける要素は数多くあります。
たとえばアルバイト経験なら、どんな困難があったか、それをどう解決したか、その経験で何を学んだかを具体的に描写することで、あなたの成長力や問題解決能力をアピールできます。深く掘り下げることで、他の就活生との差別化も図れるほか、面接でも自信を持って話すことができるでしょう。量より質を重視した回答作りを心がけましょう。
取り組みの羅列だけで終わらせない
エントリーシートで「学業、アルバイト、サークル活動など様々なことに取り組みました」といった、事実を羅列するだけの書き方も避けるべきです。このような書き方では具体性に欠け、個性や価値観が伝わりにくいからです。採用担当者は、学生が何をしたかではなく、なぜそれに取り組んだのか、どのように考えて行動したのか、その結果何を学んだのかを知りたいと考えています。
複数の活動を並べるだけでは、どれも印象に残らない薄い内容になってしまうため、一つひとつの取り組みについて、その背景や動機、プロセスでの工夫、得られた成果や学びまで一連のストーリーとして描くようにしましょう。読み手があなたの人柄や考え方をイメージできるような、単なる活動報告ではない、自分自身の成長物語を語るのがポイントです。
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7.まとめ
エントリーシートの「学生時代の取り組み」は、特別な成果や華やかな経験がなくても、あなたらしさを伝える大切な機会です。企業の採用担当者は学生の回答から、人柄や価値観、そして入社後の活躍イメージを見極めようとしています。
大切なのは、どんなテーマを選ぶかではなく、その経験を通じて何を学び、どう成長したかを具体的に説明することです。そのためにも結論から始まり、具体的なエピソードで裏付けし、学びと今後の活かし方で締めくくる構成を意識しましょう。この記事で紹介したテーマの選び方や書き方、例文を参考に、採用担当者の心に響く「学生時代の取り組み」を完成させましょう。
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