
この記事では、春インターンの基本情報から参加するメリット、申し込みから参加までの具体的なスケジュール、そして参加する上での注意点までをご紹介します。いつから準備・応募したらいいのか、大学1年〜2年でも参加できるのかについても取り上げているので、ぜひ最後までご覧ください。
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1.春インターンとは?
春インターンとは、主に大学3年生の2月〜3月頃、大学4年生になる直前に開催されるインターンシップのことです。3月1日の就活解禁の前後の時期に行われるため、企業の採用意欲も高く、本選考に直結するケースが多いのが特徴です。期間は1日から数週間の短期プログラムが中心で、企業説明会に近いものから、グループワークや実務体験ができるものまで多岐にわたります。
この時期の経験は、自分のキャリアプランを見つめ直したり、志望業界や企業を絞り込んだりするための重要な判断材料となります。就活を控える多くの学生が参加するため、情報収集を早めにスタートして、計画的に準備を進めることが第一志望のインターンに参加するための鍵となります。
春インターンの対象者
春インターンの主な対象者は、開催翌年に卒業を控えた大学3年生です。就活の本格化を目前にしたこの学年の学生にとって、春インターンは志望企業への最後のアピールの場であり、本選考に向けた最終準備の段階となります。企業側も、翌年の新卒採用を見据えて優秀な学生と早期に接点を持ちたいと考えているため、春インターンに参加する学生を積極的に募集する傾向にあります。
ただし、近年ではキャリア教育への関心の高まりから、大学1年生や2年生を対象としたプログラムを実施する企業も増えてきました。低学年向けのインターンは、業界研究や仕事理解を目的とした内容が多く、早期からキャリア意識を高めるチャンスとなっています。
春インターンを実施する目的
企業が春インターンを実施する主な目的は、優秀な学生を早期に発掘し、採用に繋げることです。就活解禁直前のこの時期は、学生の志望動機も固まりつつあり、企業は自社への関心度が高い学生に対して、より高いマッチ度を重視しながら春インターンを開催します。具体的な業務を体験してもらうことで、仕事内容や社風への理解を促し、入社後のミスマッチを防ぐ狙いもあります。
また、サマーインターンに参加できなかった学生や、冬の時期に就活を本格化させた学生へのアピールの機会としても位置付けられています。企業側にとっては、多様な学生と接点を持ち、自社の魅力を伝えることで、より幅広い層からの応募者を確保する(母集団を形成する)という目的も持っています。
サマーインターンとの違い
春インターンとサマーインターンの最も大きな違いは、開催時期と「選考への近さ」です。サマーインターンは大学3年の夏休み(8月〜9月)に開催され、業界研究や企業理解を深める目的が強い傾向にあります。一方、春インターンは就活解禁直前の2月〜3月に行われるため、より本選考を意識した内容となり、参加が内定に直結するケースも少なくありません。
プログラム期間も、サマーインターンでは数週間〜1ヶ月以上の長期にわたるものもありますが、春インターンは学業との両立を考慮し、1dayや数日間の短期プログラムが主流です。そのため、春インターンは複数の企業に参加しやすく、視野を広げるチャンスとも言えるでしょう。
なお、基本的なインターンの流れとして、大学3年生の春頃から募集を開始する夏インターン、次に秋インターン、冬インターンと続き、就活解禁直前に春インターンが行われるスケジュールです。春インターンは就活における最後のインターンの機会となる学生も多いので、年間スケジュールを勘違いしないようにご注意ください。
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2.春インターンに参加するメリット
ここからは就活解禁直前の時期に、春インターンに参加するメリットを5つご紹介します。
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・春休みを活かして就活に集中できる
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・複数のインターンに参加しやすい
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・実務経験・スキルアップにつながる
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・本選考前に面接経験を積める
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・志望動機や自己PRの材料になる
それぞれ順番に解説しますので、春インターンに参加するかどうかを決める判断材料にしてみてください。
春休みを活かして就活に集中できる
春インターンに参加する最大のメリットの一つは、大学の春休み期間を利用して就活に集中できることです。通常、大学の授業期間中は、講義や課題、研究活動などで忙しく、就活との両立に悩む学生は少なくありません。しかし、2月から3月にかけての春休みは、比較的まとまった時間を確保しやすいため、腰を据えてインターンシップに取り組めるメリットがあります。
企業説明会への参加やエントリーシートの作成、面接対策など、就活には多くの時間が必要です。春インターンの期間に合わせて就活対策に集中できれば、業界研究や自己分析をさらに深く掘り下げ、万全の態勢で本選考にも臨むことができるでしょう。
複数のインターンに参加しやすい
春インターンは、サマーインターンと比較して短期間のプログラムが多い傾向にあります。1dayや2〜3日程度のものが主流なので、スケジュールを調整しやすく、複数の企業のインターンに参加できる可能性が高まります。まだ第一志望や志望業界が決まっておらず、視野を広げたい学生にとって大きなメリットです。さまざまな業界や職種を実際に体験することで、これまで知らなかった企業の魅力に気づいたり、自分自身の適性を見極めたりすることができるでしょう。
また、複数のインターンに参加して比較検討することで、より後悔しにくい企業選びに繋がります。気になる企業が複数ある場合は、ぜひ積極的にエントリーして多くの経験を積み、自分に最適なキャリアパスを見つけましょう。
実務経験・スキルアップにつながる
春インターンは、本選考に近い時期に開催されるため、より実践的な内容のプログラムが多く用意されています。単なる企業説明会だけでなく、実際の業務に近い課題に取り組むグループワーク、社員と一緒に行うプロジェクトなど、実務を体験できる貴重な機会です。
こうしたプログラムに参加することで業界や職種への理解が深まるのはもちろん、社会人として求められる基本的なビジネススキルや専門知識を身につけることができます。例えば、チームでの目標達成を通じてコミュニケーション能力や協調性を養ったり、課題解決の過程で論理的思考力を鍛えたりすることが可能です。ここで得た経験とスキルは、自信を持って本選考に臨むための大きな武器となるでしょう。
本選考前に面接経験を積める
春インターンの選考、特に人気の高い企業のプログラムでは、参加するためにエントリーシートの提出や面接などの選考が課されることが一般的です。これは、就活の本番さながらの選考プロセスを、本選考が始まる前に経験できる絶好の機会と言えます。
面接の雰囲気や質問内容、グループディスカッションの進め方などを肌で感じることで、自分の強みや弱点を客観的に把握することができます。たとえ選考に通過できなかったとしても、その経験から得られる学びは非常に大きいはずです。どこが評価され、何が足りなかったのかを振り返って改善することで、本選考の通過率を格段に高めることができるでしょう。
志望動機や自己PRの材料になる
インターンでの経験は、エントリーシートや面接で語る「志望動機」や「自己PR」に、明確な具体性と説得力をもたらします。企業のホームページや説明会だけでは得られない、リアルな業務内容や社風、社員の方々の働きぶりに直接触れることで、「なぜこの会社で働きたいのか」という問いに対する自分なりの答えを見つけ出すことができるのです。
たとえば、「貴社のインターンで〇〇という業務を経験し、△△という点に魅力を感じた」といった具体的なエピソードは、他の学生と差をつける上で非常に強力な差別化ポイントとなります。インターンを通じて得た学びや成長体験を自分の言葉で語ることで、あなたの熱意とポテンシャルを効果的にアピールできるでしょう。
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3.春インターンはいつから始まる?申し込み〜参加までの流れ
春インターンへの参加を成功させるためには、インターン開始までのスケジュール感を正確に把握し、計画的に準備を進めることが不可欠です。ここからは、情報収集から申し込み、選考を経てインターンに参加するまでの一連の流れを具体的に解説します。このスケジュールを参考に、自分自身の就活カレンダーを作成し、万全の準備で臨みましょう。
春インターンの申し込みは大学3年の12月〜
春インターンの申し込み期間は、一般的に大学3年生の12月頃から翌年の1月にかけてピークを迎えます。人気企業や早期に募集を開始する企業では、11月頃から情報公開が始まることもあります。この時期は、大学の期末試験やレポート提出と重なることが多いため、意識的に情報収集を行わないと、すぐに応募期限を迎えてしまうことに注意しましょう。
就活情報サイトや企業の採用ページ、大学のキャリアセンターなどをこまめにチェックし、気になる企業の募集スケジュールをリストアップしておくことが重要です。エントリーシートの作成にも時間がかかるため、早め早めの行動を心がけて、余裕を持ったスケジュールで準備を進めましょう。
春インターンの開催は大学3年の2月〜
春インターンの開催時期は、主に大学の春休み期間にあたる大学3年生の2月から3月が中心です。この期間に、1dayの短期プログラムから数日間にわたるものまで、さまざまな形式のインターンが集中的に実施されます。3月1日からの就活解禁を前に、多くの学生が参加するため、非常に活気のあるシーズンと言えます。
企業によっては、2月の上旬から開催するところもあれば、3月の下旬に設定するところもあります。自分の大学の春休みスケジュールと照らし合わせながら、参加したいインターンの日程を調整する必要があります。複数のインターンに参加したい場合は特に、綿密なスケジュール管理を意識するようにしてください。
申し込みから参加までのスケジュール例
春インターンに参加するための、一般的なスケジュール例をまとめると、下記の通りです。
11月〜12月:就活サイトなどを活用して情報収集を開始し、興味のある企業をリストアップ 12月〜1月:各企業の募集要項に従いエントリーシートを提出 1月〜2月:書類選考、面接・グループディスカッションなどの選考 2月〜3月:春インターンへ参加
これはあくまで一例であり、企業によってスケジュールは異なります。希望する企業の動向を常にチェックし、乗り遅れないように注意しましょう。
人気のインターンでは選考がある場合も
なお、春インターンは、すべてのプログラムが応募すれば誰でも参加できるわけではありません。特に知名度の高い大手企業や学生に人気の企業では、参加枠に対して応募者が殺到するため、エントリーシートやWebテスト、面接といった選考プロセスを設けているのが一般的です。
選考内容は企業によってさまざまで、グループディスカッションや個別の面接など、本選考に近い形式で行われることも少なくありません。これは企業側が自社にマッチする優秀な学生を効率的に見つけ出したいと考えているためです。春インターンに参加するためには、自己分析・企業研究といった本選考さながらの対策が不可欠になるので、十分に準備して臨みましょう。
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4.春インターンに参加する時の注意点
最後に、春インターンに参加する上での注意点について、以下の4つの観点から解説します。
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・明確な目的を持って参加する
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・学業や他の予定との両立を考える
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・事前準備やエントリーシート対策を怠らない
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・今後の就活解禁を見据えて行動する
これらの注意点も踏まえて、春インターンへの応募を進めてみてください。
明確な目的を持って参加する
春インターンに臨む上で最も重要なのは、「このインターンを通じて何を得たいのか」という明確な目的意識を持つことです。「周りが参加しているから」といった漠然とした理由で参加するだけでは、得られる学びは半減してしまいます。「特定の業界への理解を深めたい」「〇〇という職種の適性を見極めたい」など、具体的な目標を設定しておきましょう。目的が明確であれば、インターン期間中に何をすべきか、誰にどのような質問をすべきかが自然と見えてきます。インターン終了後には、その目的が達成できたかを振り返ることも重要です。
学業や他の予定との両立を考える
春インターンの準備を始める1月から2月は、大学によっては期末試験やレポートの提出時期と重なることがあります。また、卒業研究やアルバイト、サークル活動など、他の重要な予定が入っている学生も多いでしょう。就活に熱中するあまり、学業がおろそかになり、卒業に必要な単位を落としてしまっては本末転倒です。
まずは、自分の大学の日程を正確に把握し、無理のないスケジュールを立てることが重要です。スマートフォンのカレンダーアプリなどを活用し、試験期間や課題の締め切り、インターンの日程などを一元管理することをおすすめします。計画的にタスクを進める自己管理能力も、社会人に求められる重要なスキルの一つであると覚えておきましょう。
事前準備やエントリーシート対策を怠らない
春インターンの選考を突破し、有意義な経験にするためには、事前の準備が欠かせません。特にエントリーシート(ES)は、あなたの第一印象を決める重要な書類です。なぜその企業のインターンに参加したいのか、そこで何を学びたいのかを、具体的なエピソードを交えて論理的にアピールする必要があります。
そのためには、ガクチカ、長所・短所などを含めた徹底した自己分析と、企業の事業内容・理念を深く理解する企業研究が不可欠です。企業のホームページを読み込むだけでなく、OB/OG訪問などを通じてリアルな情報を集めることも有効でしょう。時間をかけて丁寧に準備することが、結果的に選考の通過率を高め、インターンでの学びを最大化することに繋がります。
今後の就活解禁を見据えて行動する
春インターンに参加する際は、3月1日からの就活解禁を常に意識して行動することも重要です。春インターンは就活本番直前の最後の準備期間であり、ここで得た経験や人脈を本選考に活かすことが成功の鍵となります。インターン中に知り合った社員の方々との関係を大切にしつつ、本選考の際に具体的なエピソードとして活用できるよう、積極的にコミュニケーションを取ると良いでしょう。
また、インターンで感じた企業の魅力や課題点をメモに残し、志望動機や自己PRの材料として整理しておきましょう。春インターンは単なる体験プログラムではなく、本選考への重要なステップアップの場であることを忘れることなく、常に先を見据えた行動を心がけることが、内定獲得への近道です。
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5.まとめ
本記事では、春インターンの概要から、参加するメリット、具体的なスケジュール、そして成功させるための注意点までを詳しく解説してきました。
春インターンは、就活が本格化する直前の重要な時期に、業界・企業への理解を深め、実践的なスキルや経験を積むことができる最後の機会です。春休みというまとまった時間を有効に活用し、複数の企業を比較検討することで、自分に最適なキャリアを見つける助けになるでしょう。
ここで解説してきた春インターンのメリット・スケジュールや注意点を参考に、ぜひ積極的に春インターンに挑戦して、自信を持って本選考に臨んでください。
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