OB・OG訪問の相手がいない時の探し方10選!知り合い不在でも訪問を叶える方法

OB・OG訪問の相手がいない時の探し方10選!知り合い不在でも訪問を叶える方法
「志望する企業に同じ大学の先輩がいない」「ゼミやサークルの繋がりもなくて、誰に頼ればいいか分からない」など。就活を進める中で重要とされるOB・OG訪問を進めようと思っているが、肝心の訪問相手が見つからずに困っている学生は少なくありません。

しかし、個人的なコネクションが全くない状態からでも、OB・OG訪問を実現する方法は数多く存在します。

この記事では、知り合いが一人もいない状況からでも、OB・OG訪問の相手を見つけ出すための具体的な方法を10通り紹介します。訪問の基本的な流れや、初対面の社会人に対して失礼のないように接するためのマナーも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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1.OB・OG訪問の相手がいない時の探し方10選

「OB・OG訪問の相手がいなくて、コネも見つからない…」そんな状況であっても、OB・OG訪問の訪問先を見つける方法は数多くあります。ここでは以下の10通りの探し方について、具体的な流れやアクションプランとともに解説します。
 

  • ・大学のキャリアセンターで相談する

  • ・OB・OG訪問に特化したアプリ・サービスを活用する

  • ・ゼミ・サークルの人脈から紹介してもらう

  • ・企業のSNSアカウントに直接DMする

  • ・企業説明会や就活フェアで現役社員とコンタクトを取る

  • ・インターンシップへの参加時に相談する

  • ・就活サイト・エージェントに紹介してもらう

  • ・身近な人脈(友人・家族・親戚)を総動員する

  • ・SNSを通じて同じ大学出身者に連絡してみる

  • ・企業の採用担当者に直接OB・OG紹介を求める


これらの方法を組み合わせながら、OB・OG訪問の相手を探してみてください。

大学のキャリアセンターで相談する

OB・OG訪問の相手を探す上で、最も信頼性が高く、全ての学生が平等に利用できるのが、大学のキャリアセンター(就職支援課)です。大学のキャリアセンターには、多くの卒業生が就職先・連絡先といった情報を登録しており、そのデータベースはまさにOB・OG訪問の鍵と言えます。個人的なコネクションがなくても、大学という公的な組織を通じて卒業生にアプローチできるのが、最大のメリットです。

まずはキャリアセンターの窓口に足を運び、「〇〇という業界や企業に興味があるのですが、訪問できるOB・OGの方はいらっしゃいますか」と、率直に相談してみましょう。職員の方があなたの希望に合った卒業生を探してくれたり、名簿の閲覧方法を教えてくれたりします。依頼メールの書き方や訪問時のマナーについてもアドバイスをもらえることがあるので、OB・OG訪問が初めてで不安な学生にとって最も頼りになる存在となるでしょう。

OB・OG訪問に特化したアプリ・サービスを活用する

近年では学生と社会人をつなぐOB・OG訪問専用のアプリやWebサービスが急増しており、これらを積極的に活用するのもおすすめです。これらのサービスは、出身大学に関係なく、さまざまな業界・企業で働く社会人が登録しているため、仮にあなたの大学の先輩がいない企業であっても訪問のチャンスがあります。

自分の興味や関心に合わせてキーワードで検索し、気になる社会人に直接訪問をリクエストできる手軽さが、最大の魅力です。多くのサービスでは、相手のプロフィールや経歴、他の学生からのレビューなども確認できるため、ミスマッチを防ぎやすいという利点もあります。個人的な知り合いがいない学生にとってこうしたプラットフォームは、自らの行動力で主体的に人脈を切り拓いていくための強力な武器となります。まずはいくつかのサービスに登録し、どのような社会人が登録しているのか覗いてみることから始めましょう。

ゼミ・サークルの人脈から紹介してもらう

「自分には人脈がない」と思い込んでいる学生でも、意外と身近なところに繋がりが隠れているものです。その代表例が、ゼミや研究室、サークルや部活動、アルバイト先での繋がりです。OB・OG訪問の相手に困ったら、まずは指導教官や顧問の先生に相談してみるのがおすすめです。その立場上、先生方は長年にわたって多くの卒業生を社会に送り出しており、あなたが知らないネットワークを持っている可能性があります。

また、数年前に卒業したばかりの、比較的年齢の近い先輩に連絡を取ってみるのも有効です。直接の面識がなくても、「〇〇研究室(サークル)の後輩の者です」と伝えれば、親近感を持ってもらいやすく、快く相談に乗ってくれるケースが多いです。まずはサークルや部活動の同期・先輩に「〇〇業界に進んだ先輩を知らない?」と気軽に尋ねてみるところから始めましょう。

企業のSNSアカウントに直接DMする

少し勇気は必要ですが、企業の公式SNSアカウントにダイレクトメッセージ(DM)を送ってアプローチする方法もあります。近年では採用活動の一環として、X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどを積極的に活用する企業が増えています。特に新卒採用向けのアカウントであれば、学生からのメッセージには目を通してもらえる可能性は十分にあります。

メッセージを送る際は、たとえフランクな口調のアカウントだったとしても、基本的なビジネスマナーを守り、丁寧な言葉遣いを徹底してください。自分の大学名と氏名を名乗り、「御社の〇〇という点に魅力を感じており、ぜひ現場で働く社員の方のお話を伺いたいのですが、OB・OG訪問の機会をいただくことは可能でしょうか」といった形で、熱意と目的を具体的に伝えましょう。

企業説明会や就活フェアで現役社員とコンタクトを取る

企業説明会や就活フェアは、一方的に話を聞くだけの場ではありません。現役社員と直接コミュニケーションを取り、新たな繋がりを作る絶好のチャンスです。説明会後の質疑応答の時間や、個別のブース訪問の際に、積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。あなたの鋭い質問や熱心な態度は、採用担当者や現場社員の印象にも残るはずです。

会話が弾んだ社員の方には、「本日はありがとうございました。もしよろしければ、より詳しいお話を伺いたく、後日OB・OG訪問をお願いすることは可能でしょうか」と、その場で直接依頼してみるのです。名刺をもらえた場合には、後日改めてメールで連絡すると確実です。多くの学生が受け身で参加する中で、こうした積極的な姿勢はよく目立ち、印象に残りやすくなるので、OB・OG訪問のチャンスにも繋がりやすくなります。

インターンシップへの参加時に相談する

企業が開催するインターンは、OB・OG訪問の相手を見つける上でも有効な手段です。数週間、あるいはそれ以上の期間、社員の方々と共に働く経験を通じて、自然な形で人間関係を築くことができる場だからです。特にメンターとしてついてくれた先輩社員や、同じチームで仕事をしたメンバーは、あなたの仕事への取り組みや人柄を理解してくれているため、訪問の相談をしやすい相手です。

インターンシップの最終日や、その後の懇親会などの場で、「今回のインターンシップを通じて、さらに深く御社について知りたいと感じました。もしよろしければ、改めてお話を伺う機会をいただけないでしょうか」と感謝の気持ちと共に伝えてみましょう。あなたの熱意が伝わっていれば、きっと快く応じてくれることでしょう。

就活サイト・エージェントに紹介してもらう

大手就活サイトや、新卒専門の就活エージェントの中には、OB・OG訪問の機会を提供しているサービスもあります。特に就活エージェントは、専任のキャリアアドバイザーがあなたの希望・適性をヒアリングした上で、非公開求人とともにマッチしそうな企業の社員を紹介してくれることがあります。

エージェントは登録企業との間に強固な信頼関係を築いているため、個人でアプローチするよりもスムーズに話が進む可能性が高いです。自分一人で探すことに限界を感じたり、どの企業が良いか分からなくなったりした際には、こうしたプロの力を借りるのも賢い選択です。サービスに登録後、キャリアアドバイザーとの面談の際に「企業理解を深めるために、社員の方とお話しする機会はありますか」と相談してみましょう。

身近な人脈(友人・家族・親戚)を総動員する

意外と見過ごされがちなのが、大学とは関係のない高校以前の同級生や家族・親戚などの人脈です。自分にはコネクションがないと思っていても、あなたの両親や親戚、あるいは仲の良い友人の家族など、視野を広げれば意外なところに繋がりが見つかるかもしれません。

「今、就活で〇〇業界を調べているんだけど、誰か知り合いにいないかな?」と、普段から自分の状況を周囲に話しておくことがポイントです。あなた自身は直接知らなくても、紹介者を挟むことで、信頼できる社会人の先輩に繋いでもらえる可能性があります。身近な紹介者がいれば、自分にとっても相手にとっても安心できるという大きなメリットもあります。一人で抱え込まず、周りの人々に協力をお願いする素直な姿勢も、就活を有利に進めるために役立ちます。

SNSを通じて同じ大学出身者に連絡してみる

WantedlyやX(旧:Twitter)などのSNSは、同じ大学の卒業生を探すための強力なツールになります。特にビジネス特化型SNSのWantedlyでは、多くの社会人が自身の出身大学や勤務先、経歴を公開しています。検索機能を使って、自分の大学名と興味のある企業名で検索をかければ、該当する先輩が見つかる可能性が高いです。

見ず知らずの相手に突然連絡を取るのはハードルが高いですが、最大限の配慮とマナーを忘れずに連絡を取れば、きっと誠実に返信してくれるはずです。「〇〇大学の後輩の△△と申します」と身元を明かし、「〇〇様のプロフィールを拝見し、ご活躍に感銘を受けご連絡いたしました」のように、なぜその人に連絡したのかという理由を明確に伝えましょう。丁寧で誠意あるメッセージは、相手の心を動かすことでしょう。

企業の採用担当者に直接OB・OG紹介を求める

より直接的な手段として、企業の採用Webサイトに記載されている問い合わせ窓口や、人事部の連絡先に直接連絡し、OB・OGを紹介してもらえないか依頼する方法もあります。かなり直接的なアプローチであり、全ての企業が対応してくれるわけではありませんが、熱意を伝えるという点では効果的な場合があります。

「御社への入社を第一志望で考えており、企業理解を深めるため、ぜひ現場で働く社員の方のお話を伺いたいと考えております。もし可能でしたら、OB・OGの方をご紹介いただくことはできませんでしょうか」といった表現で、熱意が伝わるように連絡してみましょう。学生との接点を重視している企業や、採用に積極的な企業であれば、対応してくれる可能性も高まります。

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2.OB・OG訪問の流れ・スケジュール

OB・OG訪問を進める場合、まずは見つけた訪問先の先輩にアポイントを依頼するメールを送付します。相手からの返信には2〜3日、日程調整には1週間程度かかると想定しておくと良いでしょう。訪問日が決まったら、そこから訪問当日までの1〜2週間が準備期間です。この間に、徹底的な企業研究、自己分析、そして質問事項の作成を行います。

訪問当日は、約束の時間に遅れないよう、10〜15分前には現地に到着するスケジュールで行動しましょう。訪問時間は1時間程度が一般的です。そして最も重要なのが訪問後の対応です。感謝の気持ちを伝えるお礼のメールは、必ずその日のうちに送るのがマナーです。

このように一人のOB・OGに訪問するだけでも、トータルで2〜3週間、あるいはそれ以上かかることもあります。そのため早め早めの行動を心がけるようにしましょう。

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3.OB・OG訪問で注意したい基本的なマナー

最後に、OB・OG訪問で注意したい基本的なマナーを5つご紹介します。
 

  • ・訪問前の企業研究・質問準備を怠らない

  • ・メールや電話でのやり取りは礼儀正しく素早く対応する

  • ・約束の時間は厳守する

  • ・身だしなみとビジネスマナーを心がける

  • ・訪問後はお礼メールを必ず送る


これらのマナーを押さえておき、せっかく時間を取ってくれる相手に失礼のないよう、OB・OG訪問を進めてみてください。

訪問前の企業研究・質問準備を怠らない

OB・OG訪問における事前準備は、相手への敬意を示す最も基本的なマナーです。忙しい社会人が、あなたのために貴重な時間を割いてくれているということを忘れてはいけません。「何か質問はありますか?」と聞かれて、「特にありません」と答えたり、企業のWebサイトを見ればすぐに分かるようなことを質問したりするのはNGです。

事前に企業の事業内容や最近のニュースなどをしっかりと読み込み、自分なりの仮説や疑問を持った上で訪問に臨みましょう。「〇〇という取り組みについて、現場レベルではどのようなご意見がありますか」といった具体的な質問ができると、あなたの熱意と本気度を相手に伝え、より深い話を引き出すきっかけになります。

メールや電話でのやり取りは礼儀正しく素早く対応する

OB・OG訪問は、アポイントの依頼メールを送った瞬間から始まっています。社会人とコミュニケーションを取る上での、言葉遣いや対応の速さは、あなたの第一印象を決定づける重要な要素です。

メールの件名は「OB・OG訪問のお願い(〇〇大学)(氏名)」のように、分かりやすく簡潔にしましょう。正しい敬語を使い、誤字脱字がないか何度も確認してから送信します。相手から返信があった場合は、24時間以内に返信するのがマナーです。迅速で丁寧な対応は、「この学生はビジネスマナーが身についている」という信頼感に繋がり、OB・OG訪問をスムーズに進められるようになるでしょう。

約束の時間は厳守する

時間を守ることは社会人として最も基本的で、最も重要なマナーです。OB・OG訪問において、約束の時間に遅刻することは絶対にないようにしてください。訪問先の場所やアクセス方法は事前に必ず確認し、電車の遅延なども考慮して、約束の10〜15分前には到着できるよう余裕をもって家を出ましょう。

万が一、やむを得ない事情で遅れそうになった場合は、それが分かった時点ですぐに電話で連絡を入れ、状況を説明し、お詫びをするのが最低限の礼儀です。約束の時間に遅刻することは、相手の貴重な時間を奪う行為であり、あなた自身の信用を著しく損なうことであると肝に銘じておきましょう。

身だしなみとビジネスマナーを心がける

OB・OG訪問では、清潔感が何よりも大切です。特に指定がない限りは私服ではなくスーツを着用し、面接に臨むつもりで髪型を整え、丁寧に靴を磨いておくなど、細部まで気を配りましょう。会話中は、相手の目を見てハキハキと話し、背筋を伸ばして真摯な姿勢で耳を傾けましょう。

こうした一つひとつの立ち居振る舞いが、あなたの印象を形作ります。また、訪問先の企業文化に合わせた服装選びも重要で、業界によってはカジュアルな服装が適している場合もあります。事前に企業の雰囲気を調べておき、適切な身だしなみを心がけることで、より自然な形で相手との距離を縮めることができるでしょう。

訪問後はお礼メールを必ず送る

OB・OG訪問は、会って話を聞いて終わりではありません。訪問後のお礼まできちんと行うことがゴールです。訪問に応じてくれた先輩への感謝の気持ちを伝えるため、お礼のメールは必ず、できれば記憶が新しいうちにその日の夜までに送りましょう。

メールには、時間を割いていただいたことへの感謝に加え、「〇〇様から伺った△△というお話が特に心に響きました」「この訪問を通じて、貴社で働きたいという思いが一層強くなりました」など、具体的な感想や訪問で得た学びを自分の言葉で伝えることが大切です。

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4.まとめ

「OB・OG訪問をしたいけれど、頼れる知り合いがいない」そんなふうに悩むのは決してあなただけではありません。しかし、コネクションがないからとOB・OG訪問を諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。大学のキャリアセンターや専門アプリ、自らの人脈などを活用することで、道が切り開けることも多いです。

大切なのは、「自分には無理だ」と決めつけずに、勇気を出して一歩を踏み出すことです。この記事で紹介した10個の探し方を参考に、ぜひ自分にできそうなものから試してみてください。

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