インターンで早期選考を受けるには?選考優遇がある企業の探し方と対策

しかし、「どうすれば早期選考に呼ばれるの?」「メリットばかりじゃないって本当?」といった疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。
この記事では、インターンを通じた早期選考の全体像から、選考を有利に進めるための具体的なコツ、さらには優遇制度のある企業の探し方までを解説します。インターンを通じた早期選考への理解を深め、これからの就活の参考にしてみてください。

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1.インターンで案内される早期選考とは?
インターンシップは、企業が学生の能力や人柄を深く知るための重要な機会です。特にプログラム内で高い評価を得た学生に対しては、本選考よりも早い段階で選考の案内がされることがあります。
これが「早期選考」と呼ばれるものです。この特別な選考ルートは、企業が優秀な人材を早期に確保するための戦略であり、学生にとっては内定獲得の大きなチャンスとなります。ここでは、インターン経由の早期選考の基本的な特徴について解説します。
本選考よりも前の段階で行われる選考
インターン参加者向けの早期選考とは、一般的な本選考スケジュールよりも早い時期に実施される特別な選考プロセスを指します。多くの企業では、大学3年生の夏から冬にかけてインターンシップを開催し、その参加者の中から優秀と判断した学生に対して、個別に選考を案内しています。通常の選考フローとは異なり、面接回数が少なかったり、一部の選考が免除されたりといった優遇措置が取られることが多く、内定獲得への近道と言えるでしょう。
企業側にとっては、早い段階で優秀な学生と接点を持ち、自社への理解を深めてもらった上で採用につなげたいという狙いがあります。
サマーインターン後に案内されることが多い
早期選考の案内が来るタイミングとして最も多いのが、サマーインターンの終了後です。夏休み期間中に実施されるサマーインターンは、多くの学生が参加する最初の本格的な就活のステップであり、企業も採用活動を本格化させる重要な時期と捉えています。インターン期間中のグループワークでの貢献度や、社員とのコミュニケーションにおける積極性などが評価され、秋頃から順次、早期選考の案内が送られ始めます。
もちろん秋冬のインターン参加者にもチャンスはありますが、サマーインターンは特に重要な機会と認識しておくと良いでしょう。
インターンに行っていない場合はNG
原則として、インターン参加者向けの早期選考は、その名の通り、該当する企業のインターンシップに参加した学生のみが対象となります。企業はインターンを通じて学生のスキルや人柄、自社へのマッチ度を時間をかけて評価しているため、参加していない学生がこの特別な選考ルートに進むことはできません。
もし興味のある企業がインターン経由の早期選考を実施している場合は、まずはその企業のインターンシップ情報を探し、エントリーすることが必須条件となります。選考のチャンスを逃さないためにも、気になる企業の動向はこまめにチェックしておきましょう。
なお、インターン参加者向けではない、企業独自の早期選考の場合には、インターン参加歴は必須ではなくなります。企業がホームページで早期選考を案内していたり、SNSで早めのエントリーを受け付けていたりするケースもあるので、万が一、第一志望のインターンに参加しそびれた場合には、別ルートからの早期選考を受けられないかをチェックしてみると良いでしょう。
インターンに行ったのに早期選考で落ちることはある?
インターンに参加し、早期選考に呼ばれたからといって、必ずしも内定が約束されるわけではありません。残念ながら、早期選考の結果、不合格となるケースも珍しくありません。企業はインターンでの評価に加えて、早期選考の面接などを通じて、改めて候補者を多角的に評価します。インターンでのパフォーマンスが期待に届かなかった場合や、面接での受け答えが不十分だった場合などは、内定見送りとなることも少なくありません。
「インターンに参加したから絶対に大丈夫」と油断せず、本選考と同様、あるいはそれ以上に徹底した準備をして選考に臨む姿勢が重要です。
なおインターン後の早期選考で落ちてしまった場合は、まずは原因を冷静に振り返ることが大切です。面接やESで経験をうまく伝えられていたか、志望動機に説得力があったかを確認しましょう。可能であれば企業にフィードバックを求めるのもおすすめです。
不合格でも本選考で再チャレンジできる場合もあり、他社の選考やインターンに経験を活かすこともできます。キャリアセンターや就活支援サービスなどを活用して、次の選考に向けた準備を進めましょう。
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2.インターンを通じて早期選考を受けるメリット
インターン経由の早期選考には、通常の選考にはない多くのメリットが存在します。ここでは、インターンを通じて早期選考を受ける具体的なメリットを下記3つのポイントに分けて解説します。
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・選考免除・優遇が受けられることが多い
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・早期内定を得て本選考に集中できる
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・競争率が低めで内定を獲得しやすい
これらの利点を理解した上で、改めてインターンへの参加を目指してみましょう。
選考免除・優遇が受けられることが多い
早期選考の最大のメリットは、選考プロセスにおける優遇措置を受けられる点です。たとえば、通常であれば複数回実施される面接が一部免除されたり、エントリーシート(ES)やWebテストといった初期段階の選考がスキップされたりするケースが少なくありません。
これは企業がインターンでの学生の実績を評価しているからこそ受けられる特典であり、これにより就活生は、選考対策の負担を大幅に軽減できるメリットがあります。時間的にも精神的にも余裕が生まれ、企業研究や面接対策など、より重要な就活対策に集中できるようになるでしょう。
早期内定を得て本選考に集中できる
早い時期に内定を獲得できることも、早期選考の大きな魅力です。たとえば、大学3年生の秋から冬にかけて内定を得られれば、周囲の学生が本格的な就活を始める頃には、すでに一つのゴールを達成していることになります。この精神的な安心感は計り知れません。
持ち駒が一つあるという余裕から、焦ることなく、本当に自分が行きたい企業の選考に集中して取り組むことができます。また、他の企業の選考を余裕をもって受けられるため、より自分に合った企業を見極める時間も確保できるでしょう。
競争率が低めで内定を獲得しやすい
インターン参加者のみを対象とする早期選考は、一般の本選考と比較して応募者数が限定されるため、必然的に競争率が低くなる傾向にあります。数千、数万という応募者が集まる人気企業の選考において、ライバルの数が少なくなることは非常に大きなアドバンテージです。選考倍率が高いとされる大手企業であっても、早期選考であれば比較的容易に選考突破を目指せるかもしれません。
ただしライバルの学生は、全員が同じようにインターンを経験し、実績を残し、早期選考に招待された優秀な人物であることも事実です。そのため安易な気持ちで選考に進むのではなく、十分な対策を欠かさないようにしてください。
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3.インターンを通じて早期選考を受けるデメリット
多くのメリットがある一方で、インターン経由の早期選考には注意すべきデメリットも存在します。ここでは早期選考を受ける際に起こりうる以下3つのデメリットを取り上げます。
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・オワハラや内定辞退のプレッシャーになることも
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・準備が不十分でパフォーマンスを発揮できなくなる
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・本選考との併願ができない可能性も
これらの注意点も踏まえつつ、早期選考のためのインターンを受けるかどうかを判断してください。
オワハラや内定辞退のプレッシャーになることも
早期選考で内定を得た場合、企業から「就活を終えてほしい」というプレッシャー、いわゆる「オワハラ」を受ける可能性があります。企業としては、せっかく早期に確保した優秀な学生に辞退されることを避けたいためですが、学生にとっては他の企業の選考機会を失うことになりかねません。
また、内定を承諾した後に、より志望度の高い企業から内定が出た場合、内定辞退を申し出る際に大きな精神的負担を感じることもあります。こうしたプレッシャーにどう向き合うか、あらかじめ考えておく必要があるでしょう。
準備が不十分でパフォーマンスを発揮できなくなる
早期選考は本選考よりも時期が早いため、自己分析や企業研究、面接対策といった準備が不十分なまま臨んでしまうリスクがあります。インターンに参加できたという安心感から準備を怠ると、面接で思うように自分の強みや志望動機を伝えられず、本来のパフォーマンスを発揮できないまま不合格となってしまう可能性があります。
「まだ時間がある」と考えるのではなく、インターン参加前から計画的に就活対策を進め、万全の状態で早期選考に臨めるようにしておくことが重要です。
本選考との併願ができない可能性も
企業によっては早期選考で不合格となった場合、その後の本選考に再チャレンジできない「再応募不可」のルールを設けていることがあります。この場合、準備不足のまま早期選考に臨んでしまうと、その企業への入社の道が完全に閉ざされてしまうことになります。
第一志望群の企業であるほど、このリスクは致命的になり得ます。企業の募集要項を事前にしっかりと確認し、再応募が可能かどうかを把握した上で、場合によっては早期選考を受けずに本選考に集中するという戦略を立てることも有効です。
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4.インターン後に早期選考で優遇してもらうコツ
続いて、インターンで高い評価を得て、早期選考の優遇を勝ち取るための3つのコツを紹介します。
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・インターンでの実績・成果を残す
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・ES対策・面接対策を徹底する
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・あいさつ・質問・マナーなどインターン中に好印象を残す
これらのポイントを意識しながらインターンに臨み、チャンスを最大限に活かしましょう。
インターンでの実績・成果を残す
インターン経由の早期選考を目指す上で最も重要なのは、インターンのプログラム内で具体的な実績・成果を出すことです。グループワークでは積極的に意見を発信したり、メンバーの意見をまとめたりと、チームに貢献する姿勢を示しましょう。与えられた課題に対して、自分なりの視点で分析し、説得力のあるアウトプットを出すことも高く評価されます。
採用活動の一環としてインターンを実施している場合、企業は学生のポテンシャルを見ています。指示待ちになるのではなく主体的に行動し、「この学生は入社後も活躍してくれそうだ」という期待感を持たせることが、早期選考への一番の近道です。
ES対策・面接対策を徹底する
早期選考だけではなく、インターン参加のための選考から、すでに企業の採用活動はスタートしています。インターン参加者を決めるエントリーシート(ES)や面接の段階から、なぜこのインターンに参加したいのか、インターンを通じて何を学びたいのかを明確に伝え、志望度の高さを示せるかどうかが鍵になります。
自己分析を深め、自分の強みが企業のどの部分で活かせるのか、論理的に説明できるように準備しておきましょう。また、インターン後の早期選考に備えた面接対策も、並行して進めておくのが理想です。ES添削や模擬面接を経て徹底して準備しておけば、選考本番での自信にもつながり、本来の自分のパフォーマンスを引き出すことができるでしょう。
あいさつ・質問・マナーなどインターン中に好印象を残す
スキルや実績だけでなく、社会人としての基本的なマナーやコミュニケーション能力も、インターンでは厳しく評価されています。社員の方への元気な挨拶や、丁寧な言葉遣いは基本中の基本。業務内容や企業文化について積極的に質問することで、仕事への意欲や関心の高さを示すのも有効です。
グループワークで他の学生と協力する姿勢や、懇親会での振る舞いなど、プログラム以外の場面でも将来の社員候補としての評価が行われている可能性があります。社員の目に過度に敏感になる必要はありませんが、一人の社会人として周囲への配慮を忘れず、誠実な態度で接することで、企業に対して好印象を残しましょう。
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5.早期選考ありのインターンを実施する企業の探し方
早期選考を見据えて参加するインターンを選びたいと考えているなら、次のような探し方を取り入れるのがおすすめです。
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・就活サイトを通じて検索する
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・企業の採用ページ・SNSの案内を探す
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・OB・OG訪問で紹介してもらう
その後の選考にも直結するインターンを選び、効率的に就活を進めたい方は、ぜひ実践してみてください。
就活サイトを通じて検索する
多くの就活情報サイトでは、企業のインターンシップ情報を検索する際に、「早期選考あり」「選考直結」といったキーワードで絞り込み検索ができます。選考直結型に絞ってインターンを探せば、ミスマッチなインターンに参加して時間を浪費することなく、効率的に就活を進めることができます。
サイトによっては、過去に早期選考を実施した実績のある企業を特集している場合もあります。まずは大手就活サイトに登録し、インターンの検索機能を活用して、興味のある業界・企業の中から早期選考の可能性が高いインターンを探してみるのがおすすめです。
企業の採用ページ・SNSの案内を探す
気になる企業が既にある場合は、その企業の採用ホームページや、採用部門が運営するSNSアカウントを直接確認するのが確実です。企業は採用ホームページでインターンシップの詳細な募集要項を公開しているのが一般的で、早期選考の有無についても記載されていることがあります。
また、SNSではよりタイムリーな情報や、社員の生の声が発信されることも多いため、こまめにチェックすることで、公式サイトにはない情報を得られる可能性もあります。
OB・OG訪問で紹介してもらう
大学のキャリアセンターや、OB・OG訪問マッチングアプリなどを活用して、実際にその企業で働く先輩社員から話を聞くのも非常に有効です。現場の社員だからこそ知っている、公にはされていない早期選考ルートや、インターンで評価されるポイントなど、貴重な内部情報を得られる可能性があります。
また、OB・OG訪問での印象が良ければ、リクルーターに推薦してもらえたり、特別なインターンシップに招待されたりするケースも珍しくありません。人と人とのつながりを大切にすることが、早期選考を受けるための一番の近道なのです。
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6.まとめ
本記事ではインターンシップを通じた早期選考について、その仕組みからメリット・デメリット、そして選考を有利に進めるためのコツまでを解説してきました。早期選考は、本選考よりも有利に内定を獲得できる大きなチャンスですが、そのためにはインターンでの評価・実績が不可欠です。
重要なのは「インターンに参加すること」をゴールにするのではなく、その先の選考を見据えて主体的に行動し、具体的な成果を残すことです。また、早期内定というメリットの裏にあるデメリットもしっかりと理解し、慎重に就活を進めることも大切です。
この記事で紹介した内容を参考に、早期選考を見据えたインターンを探すところからスタートしてみてください。
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