
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.キャリアプランとは?類似用語と意味の違い
キャリアプランという言葉を耳にする機会は多いですが、その意味をしっかり理解している学生は意外と少ないかもしれません。この章では、キャリアプランの定義と目的、さらに混同されがちな類似用語との違いについて整理します。これらを正しく理解することで、面接での回答にも説得力が増します。
キャリアプランの定義と目的
キャリアプランとは、自分が将来実現したい理想像(キャリアビジョン)に向けて、どのような行動を取っていくかを具体化した設計図です。
たとえば「3年後に営業のエースになる」「5年後にマネージャーになる」など、時系列と行動目標を含む計画が該当します。キャリアプランは、自身の「仕事を通じてどうなりたいか」という長期的な目標と、それに向けた具体的なアクションのセットである点が重要です。
企業はこのプランを通じて、応募者が自分の将来を主体的に考えているか、入社後の方向性が企業と一致しているかを見極めています。
類似用語との違い
用語 | 意味 |
キャリアビジョン | 最終的に目指す姿(例:独立して起業したい) |
キャリアデザイン | キャリアの設計・構築方針(例:いつまでにどんなスキルを身につけるか) |
キャリアパス | 理想のキャリアを実現するためのステップ(例:営業→企画→マネージャー) |
ライフプラン | 人生全体における生活・家族・仕事の設計(例:30歳までに結婚し、地元にUターン) |
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2.面接でキャリアプランを聞かれる理由
面接でキャリアプランを問われるのは、単なる将来の夢を知りたいからではありません。企業はその質問を通じて、「その学生が入社後どのように成長し、どんな貢献をしてくれるのか」を見極めようとしています。この章では、面接官がキャリアプランを尋ねる背景と目的を明らかにします。
志望動機との一貫性を見ている
企業は、応募者が自社で何を実現したいのかを知ることで、「長く活躍してくれる人材か」「価値観がマッチするか」を判断します。キャリアプランと志望動機の間に矛盾がないようにしましょう。
入社後の成長ストーリーを描けているか
理想のキャリアを実現するために、なぜその企業を選び、入社後どのような経験を積みたいのか。5年後・10年後を見据えたストーリーを描くことが重要です。
企業での実現可能性があるか
企業は「そのキャリアプランが自社で実現可能かどうか」も見ています。自社のビジネスや職種に合致しない内容は評価が下がることもあるため、現実的かつ自社で実現可能なプランを伝えましょう。
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3.キャリアプランの立て方5ステップ
キャリアプランを具体化するには、自己分析だけでなく、業界理解や企業研究も欠かせません。この章では、ゼロからでも納得感あるキャリアプランを構築できる5つのステップを紹介します。これらの手順を踏むことで、より実現可能性の高いプランが完成します。
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・スキルレベル:プログラミング能力だけでなく、要件定義や設計などの上流工程に携わるスキルがあるか。
・経験年数と実績:どのようなプロジェクトに参画したか、どれだけの成果を上げたか。
・職種:開発、インフラ、セキュリティ、PMなどの違いによる。
・企業規模・業界:大企業かつITに力を入れている企業ほど年収水準が高くなりやすい。
・勤務地:東京圏など都市部の方が年収が高くなる傾向がある。
このステップを踏むことで、自分の価値観や強みに基づいた納得感のあるキャリアプランが作成できます。
ステップ1:過去の経験を振り返る
まずはこれまでの経験を棚卸しし、自分がどんな時にやりがいを感じたか、どのような仕事や活動に夢中になったかを振り返ります。過去のアルバイトや部活動、学業、趣味など幅広い経験を対象に、「なぜ自分はそのとき頑張れたのか」「何が嬉しかったのか」など感情の動きにも注目しましょう。これにより、自分が大切にしたい価値観や行動の動機を明らかにできます。
ステップ2:理想のキャリア像を描く
次に、自分が将来的にどんな社会人になりたいのかを思い描きましょう。目指すべき姿は「マネジメント職に就く」「社会課題の解決に関わる」など抽象的でも構いませんが、その理想像が自分の価値観に基づいているかを確認することが大切です。「誰の役に立ちたいか」「どのような影響を与えたいか」といった視点も活用しましょう。
ステップ3:理想の働き方を考える
理想のキャリアを実現するには、どんな働き方が自分に合っているかも見極める必要があります。たとえば「安定より挑戦を重視したい」「リモートワークを活用したい」「成果主義の環境で力を試したい」など、自分が力を発揮しやすい環境を整理することで、企業選びやキャリアの方向性に具体性が出てきます。
ステップ4:時系列で逆算する
理想のキャリア像が定まったら、そこから逆算して必要な経験やスキルを時系列で整理します。「10年後に◯◯になりたいから、5年後には△△の経験を積んでおく」「そのためには入社後2年以内に□□のスキルを習得する」など、短期・中期・長期のゴールを設定し、それぞれに必要な行動を明確化しましょう。
ステップ5:他者の意見を聞く
最後に、自分だけで完結させず、先輩社員やキャリアアドバイザー、OB・OGなど他者の意見も取り入れてブラッシュアップします。他者の視点を加えることで、客観性が増し、現実とのギャップを修正しやすくなります。自分では気づかなかった選択肢やヒントを得られることも多いため、積極的に意見を聞く姿勢を持ちましょう。
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4.キャリアプランが思い浮かばないときの対処法
「将来のビジョンがまったく浮かばない」「自分に何が向いているのか分からない」──そんな時こそ、焦らずに対処法を知っておくことが重要です。この章では、キャリアプランに行き詰まったときに活用できる手段を紹介します。
自己分析ツールを使ってみる
ストレングスファインダーやエニアグラム診断、16Personalitiesなどの性格診断ツールは、自分の強みや価値観を把握するのに非常に有効です。これらのツールを使うことで、「自分は何に向いているのか」「どんな環境で力を発揮できるのか」のヒントが得られます。
理想の将来像と現在の差を明確にする
「将来こうなりたい」というイメージが少しでもある場合は、その理想と現状のギャップを明確にしましょう。「何が足りないのか」「どうすれば近づけるのか」を言語化することで、短期目標や中期目標が見えてきます。小さなステップから逆算して考えるのがポイントです。
他人のキャリアを参考にする(OB・OG訪問)
他人のキャリアプランを参考にするのも有効です。特に、OB・OG訪問を通じて先輩社員がどのようにキャリアを考え、積み上げてきたのかを聞くと、自分の将来像の輪郭が見えてくる場合があります。
訪問時は「なぜ今の会社を選んだのか」「今の仕事にどういうやりがいを感じているか」「数年後どうなっていたいか」といった質問をするとよいでしょう。
キャリアアドバイザーに相談する
就活エージェントやキャリアセンターにいるアドバイザーに相談することで、自分では気づいていない視点やアドバイスが得られます。対話を通じて、自分の価値観や興味関心が自然と言語化されていくことも多く、キャリアプランのヒントにつながります。
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5.志望動機とのつなげ方・一貫性の持たせ方
面接では、「キャリアプラン」と「志望動機」はセットで見られるケースが多くあります。どれだけ優れたキャリアプランを語っても、それが企業での仕事と無関係であれば評価は下がってしまいます。
たとえば「チームを率いてプロジェクトを成功させたい」と語っているのに、志望動機では「個人で成果を出したい」という内容を述べていた場合、矛盾が生じてしまいます。
一貫性を持たせるためには以下の視点が重要です。
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・キャリアプランの「最終的な目標」と「企業でできること」がリンクしているか
・志望動機とキャリアプランに共通する価値観・動機があるか
・なぜその企業でないと実現できないのかが語れているか
この3点を軸に、キャリアプランと志望動機を一貫性のあるメッセージとして整理しましょう。
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6.職種別キャリアプラン回答例
職種によって評価されやすいキャリアプランの傾向は異なります。この章では主要な職種ごとに、面接で好印象を与える回答例を紹介します。
エンジニア志望
「私は将来的にフルスタックエンジニアとして、フロント・バックエンドの実装を含め、設計から運用まで一貫して関われる技術者を目指しています。まずは3年間で基礎的な技術力と業務理解を深め、5年後にはチーム開発の中核を担う存在になりたいと考えています。」
営業職志望
「私は5年後に新規開拓部門でリーダーとして活躍し、将来的には顧客課題の上流から携われる営業企画にも関わりたいと考えています。そのため、まずは既存顧客のニーズ把握から丁寧に学び、提案力と信頼関係構築力を磨いていきます。」
マーケティング職志望
「私は将来、データ分析とユーザー視点を活用したプロモーション戦略の立案ができるマーケターを目指しています。入社後は定量的な数値目標に向き合いながら、商品理解と市場分析力を鍛え、段階的に企画領域に挑戦していきたいです。」
デザイナー職
「UI/UXのスキルを深め、将来的にはプロジェクトの初期段階から設計に関わりたい」など、クリエイティブ面と論理性を両立させる表現が有効です。
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7.NGなキャリアプランの例と注意点
キャリアプランの答え方には“地雷”となるパターンが存在します。この章では、面接官にマイナス印象を与えてしまうNG例を取り上げ、それぞれ「なぜ問題なのか」「どう改善すれば良いか」までを詳しく解説します。
1. 抽象的すぎる目標
例:「多くの人の役に立てる仕事がしたい」「社会に貢献したいです」
一見前向きな内容ですが、抽象的すぎて評価されにくい典型例です。面接官は「結局この人は何をやりたいのか?」という疑問を持ちます。
企業側は、採用後の育成や配置を考えるため、できるだけ具体的に「どんな職種で」「どんな業務で」「どんな成果を出したいのか」を知りたいのです。
改善策:
「貴社の〇〇事業を通じて、地域医療のデジタル化を推進し、ITの力で患者負担を減らすようなサービス展開に貢献したい」など、手段や対象が具体的になると印象が大きく変わります。
2. 現実離れしているプラン
例:「3年以内に管理職になりたい」「5年で海外拠点の責任者になります」
成長意欲があるのは良いことですが、業界や企業の昇進スピードを無視したプランは「企業研究が甘い」「自信過剰」と受け取られてしまう恐れがあります。
特に新卒の場合は「まず現場で基礎を学び、成果を積み重ねる期間」があることを理解していないと判断されます。
改善策:
「まず3年で〇〇分野の基礎を徹底的に学び、5年目以降はプロジェクトの中核として若手を指導できる存在を目指したい」など、段階的かつ現実的なステップを踏んだプランが好印象です。
3. 転職・独立前提の内容
例:「起業したいので、御社で経験を積ませてください」
本音として持っていたとしても、これを正直に話すと「短期で辞めてしまうのでは?」「企業に貢献する意思が薄いのでは?」と判断されてしまう可能性が高いです。
企業は中長期的に活躍してくれる人材を求めているため、「ステップアップの踏み台」と捉えられる表現は避けるべきです。
改善策:
仮に独立を視野に入れているとしても、「まずは貴社で〇〇の専門性を高め、将来的には新規事業にも携わりたい」など、あくまで“その企業での貢献”を軸に話すようにしましょう。
4. 志望企業との接点がない
例:「グローバルに活躍したい」「AI技術を極めたい(※該当企業が国内中小の営業特化型企業)」
どれだけ魅力的なキャリアプランであっても、企業の事業内容やリソースと乖離していると、説得力を持たせることはできません。
志望動機とキャリアプランの一貫性がない=ミスマッチの兆候とみなされる可能性があります。
改善策:
企業研究を徹底し、「その会社だからこそ描けるキャリア」を意識しましょう。たとえば、「貴社の〇〇制度を活用しながら〇年後に〇〇の役割を担いたい」といった具体的な接点があれば好印象です。
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8.キャリアプランに関する質問は、以下のように言い換えられて登場することがあります。
質問パターン | 回答のコツ |
将来の夢は? | キャリアプランとリンクさせて、現実的かつ企業との関連性を意識した内容にする |
5年後・10年後どうなっていたい? | ステップを逆算して中期・長期の目標を設定し、実現可能性を示す |
どんな仕事をしたいですか? | 志望企業の仕事内容とキャリアプランを紐付けて話す |
ファーストキャリアに求めることは? | キャリアの出発点として、その企業の役割や育成体制に価値を感じていることを伝える |
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9.プロへの相談/支援ツールの活用
自分一人で考えていると煮詰まってしまうこともあります。そんなときは、第三者の意見を取り入れることでキャリアプランの精度が高まります。
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・キャリアアドバイザーとの対話
→ 志望企業の特徴や、過去の内定者の事例に基づいたフィードバックが得られる
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・自己分析ツールの活用
→例:ストレングスファインダー、キャリアアンカー、ジョハリの窓など
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・OB・OG訪問
→ 実際の社員がどのようなキャリアを歩んでいるかを知ることで、現実感が湧く
どれも「自己理解を深める」「選択肢を広げる」という意味で有効です。迷ったときは一人で抱えず、プロや先輩を積極的に頼りましょう。
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10.まとめ:自分らしいキャリアプランの描き方
キャリアプランは、面接で問われる「難問」のひとつですが、自分の価値観や目指す姿を整理するチャンスでもあります。
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・キャリアプランとは、理想の姿に向けた行動計画である
・面接では「企業とのマッチ度」「成長意欲」「現実性」を見られている
・自己分析・業界理解・時系列の逆算など、具体的な手順で考える
・NG例に注意し、志望動機や他の質問と一貫性を持たせることが重要
・自力で難しいときは、プロやツールに頼るのも有効
自分にしか描けないキャリアプランを、丁寧に言葉にしていきましょう。それが内定獲得への大きな一歩となります。
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レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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