1. HTML5の概要
2. HTML5の勉強方法
3. 新卒向け | HTML5が活かせる職種
4. まとめ

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1. HTML5の概要

HTML5の特徴と主要なタグについて解説します。

HTML5とは

HTMLとは、Hyper Text Markup Languageの略で、Webサイトの文章を書くための言語です。HTMLは1990年に開発されて以降何度かアップグレードされており、HTML5は2014年に開発されたHTMLの改訂第5版ということになります。HTML5の前には、1999年に開発されたHTML4がありました。つまり、HTML5はHTMLの最新バージョンであるということです。

HTML5の特徴

文章構造がシンプル

HTML5は過去のバージョンと比較すると、文章構造を表す新しい要素が追加されたことで非常にシンプルになりました。そのことにより、コーディングの難易度は大幅に下がり、ブラウザや検索エンジンに対しても正確に情報を伝えられます。

動画・音声の埋め込みが簡単

過去のバージョンではAdobe Flashと呼ばれる複雑なアプリケーション群を使用しなければできませんでした。しかし、HTML5は特定のタグを入力するだけで動画・音声をシンプルに埋め込むことができるようになりました。また、埋め込まれたデータの再生はパソコン・スマホを問わずにできるため、対応機種を気にする必要もありません。

Webアプリケーションが作りやすい

HTML5はAPI（Application Programming Interface）が追加されたことで、今までは非常に難しかったユーザーの位置情報の取得、ドラッグアンドドロップ機能の追加などが簡単にできるようになりました。つまり、ただWebサイト上に文章を書くだけではなく、より高度な機能を実装したWebアプリケーションを開発することができるようなっています。

HTML5で使用される主要な新規タグ

headerタグ

headerタグとは、サイト構造におけるヘッダー部分を表すタグです。一般的にロゴ画像や、ナビゲーションメニューなどの導入的なコンテンツを記述する際に使用されます。このようなサイト構造を示すタグが追加されたことで、HTML5以降ではサイト構造が非常に明確で使いやすいものになりました。

navタグ

navタグとは、リンクナビゲーションを表すタグです。サイト内の別のページや、外部コンテンツに移動するためのリンクを配置するために使用されます。

footerタグ

footerタグとは、サイト構造におけるフッター部分を表すタグです。一般的に会社概要、コピーライト、「先頭に戻る」ボタンなど締めくくりのコンテンツを記述する際に使用されます。

sectionタグ

sectionタグとは、一つのセクションを形成するために使用されるタグです。一般的に文章の見出しとそれに付随する段落を1つのセクションでまとめます。

canvasタグ

canvasタグとは、アニメーション・図を描画するためのタグです。上述した通り、HTML5以前のバージョンとは異なり、Adobe Flashなどのプラグインを必要としません。ただし、このタグはあくまでもアニメーション・図を描画する場所を指定するだけであり、実際に描画にはJavaScriptなどのスクリプト言語と組み合わせる必要があります。

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2. HTML5の勉強方法

次に、HTML5の主な勉強方法について解説します。なお、HTMLと合わせてCSS、JavaScriptなどの言語も勉強することで活躍できる場が増えます。

書籍・オンライン学習サイトで独学する

まず、書籍・オンライン学習サイトを使って独学するという方法があります。この方法は、最も低予算で誰でも始めやすい手段です。オンライン学習サイトは、具体的にはProgate、ドットインストール、Schooなどがおすすめです。

資格の勉強をする

次に、資格の取得に向けて勉強することでHTML5を身につけるという方法があります。具体的には、「Webクリエイター能力認定試験」「HTML5プロフェッショナル認定試験」の二つの資格がおすすめです。いずれも受験料は決して高くなく、合格率も比較的高いため初心者でも挑戦するハードルが低いと言えるでしょう。資格は就職・転職活動の際に自身のスキル・経験をアピールする手段として活用することもできるため便利です。

プログラミングスクールに通う

最後に、プログラミングスクールに通って勉強するという方法があります。プログラミングスクールは教育のプロが制作したカリキュラムに沿って、一定期間内に確実にスキルを習得できる仕組みが整っています。また、学習を進める中で発生した問題や疑問点などはいつでも担当のインストラクターに聞くことができます。つまり、プログラミング学習を挫折せずにやり切るための環境が用意されているといえるでしょう。ただし、上記二つと比較した場合、発生する費用が高額であるという点には注意が必要です。

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3. 新卒向け | HTML5が活かせる職種

最後に、新卒向けのHTML5が活かせる職種3選をご紹介します。ただし、HTML5は基本中の基本のマークアップ言語であるため、それだけでは仕事はできません。HTML5に加えて、他のスキルを身につけることで可能性を広げることができます。なお、それぞれの年収はレバテックキャリアに掲載されている募集情報を参考にしています。

コーダー

HTML5などの言語を用いてソースコードを記述することで、Webサイトをブラウザ上に構築する作業のことをコーディングと言います。コーダーとは、コーディングを専門に行う仕事です。なおHTML5以外にも、CSS、JavaScriptなどのプログラミングスキル、そして検索エンジン上で作成したWebサイトの露出を多くするためにSEOの知識なども必要になります。コーダーの平均年収は、約250〜350万円です。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、Webサイト・サービスをユーザーが見やすい、使いやすいと感じるものにデザインする仕事です。コーダーに必要なスキルに加え、Webデザインの知識やIllustorator・Photoshopなどのデザインツールを扱う技術も必要です。Webデザイナーの平均年収は、約350〜450万円です。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアとは、「フロントエンド」と呼ばれるWebサイト・サービスにおいてユーザーが直接操作する部分の開発を主に行う仕事です。コーダーに必要なスキルに加え、UI/UXデザイン、PHPなどのサーバーサイドの言語と知識、チームをまとめるマネジメント力が必要です。UI/UXデザインとは、Webサイト・サービスを利用することがユーザーにとって快適な体験になるように設計する技術を指します。

また、「サーバーサイド」とはWebサイト・サービスにおいてユーザーに見えない裏側で機能している部分を指しますが、フロントエンドエンジニアは両側の知識を持つことで他のエンジニアとのコミュニケーションをスムーズにすることができるようになります。フロントエンドエンジニアはコーダーの上位職種に該当すると考えられており、コーダーからキャリアアップする場合も多くあります。平均年収は、約500〜600万円です。

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4. まとめ

HTML5は、Webサイト制作に欠かせないHTMLというマークアップ言語の最新バーションです。文章構造がシンプルになっていたり、動画・音声の埋め込みが簡単になっていたりと、以前のバージョンよりも大幅に使いやすくなっています。特にWeb業界では基本中の基本の言語であるため、学生のうちにある程度身につけておくことをおすすめします。

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