弁護士ドットコムで「次世代の当たり前」を創る。経験豊富なエンジニアと共に育むエンジニアキャリア

弁護士ドットコムで「次世代の当たり前」を創る。経験豊富なエンジニアと共に育むエンジニアキャリア
大学院修了後、飲食店の予約管理システムを提供する企業に新卒入社した篠田さん。その後、転職を経て弁護士ドットコム株式会社に入社し、現在は契約マネジメントプラットフォーム『クラウドサイン』のフロントエンドで改善業務を担当している。 そんな彼が、なぜ前職からの転職を決意し、前職とは規模も分野も全く異なるサービスを提供する弁護士ドットコムに入社を決めたのか。また、入社後に経験した業務内容や将来なりたいエンジニア像などについてお話を伺った。

■企業紹介
「プロフェッショナル・テックで、次の常識をつくる。」をミッションとして、人々と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」や契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を提供する。

■お話を伺った方
職種 エンジニア
名前 篠田 貴大(しのだ たかひろ)さん
経歴 宮崎大学大学院 工学研究科 工学専攻 機械・情報系コースを修了。大学院ではプロジェクションマッピングの研究を行い、国際学会で論文を発表。その後、飲食店の予約管理システムを扱う企業へ新卒入社。1年半後、弁護士ドットコム株式会社へ転職し、現在は『クラウドサイン』のフロントエンドの改善チームで開発環境の整備などを行っている。
 
 

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「紙から電子へのゲームチェンジャー」。影響力の大きさと社会貢献度に惹かれて転職

――まず、学生時代に注力していたことについてお聞かせください。

篠田 大学では研究に最も力を注いでいて、人体の骨格の座標情報をもとにプロジェクションマッピングを動かすという研究をしていましたね。骨格情報の精度や、投影する映像のマッピングに苦労したのを覚えています。この研究をしようと思ったのは、当時ARやVRが流行っていたことに加え、大学時代にやっていたボランティア活動もきっかけになっています。

体の不自由な子供たちがいる施設でボランティアをしていたのですが、例えば車いすに乗っている子でも、骨格情報を使うことで手を上げたりするだけで遊べるようになったら良いなと思い、そのような研究テーマにしました。
 
――大学では工学専攻の機械・情報系コースを選ばれていますが、いつごろから情報系の分野に興味を持ち始めたのでしょうか?

篠田 進学先の高校を決めたあたりですね。高校では二進数や電子回路などの基礎的な知識を学びました。また、C言語を使ったプログラミングや、HTMLやCSSを用いたWebページ制作などを行っていましたね。
 
――それでは高校生の頃からエンジニアに興味があったのですか?

篠田 いえ、当時は授業として学んでいただけで、特に面白いとは思っていませんでした。ですが、大学院時代に趣味でVue.jsを触ったときに、自分が作ったものが分かりやすく目に見えるのが楽しいと感じたんです。そこでフロントエンドの魅力に目覚めて、趣味でWebページの制作をするようになりました。

自分用ですが、旅行先の観光情報を載せた掲示板のようなものを作って、ボタンを押すと画像が出るようにしたり、カーソルを変更したり、目で見て分かる動作を入れて楽しんでいましたね。そのような経験を通して、就活を始める頃には、本格的にエンジニアを仕事にしようと考えるようになっていました。
 
――就活を経て、1社目はどのような企業に入社されたのでしょうか?

篠田 飲食店向けの予約管理システムを扱う企業です。飲食店を経営している親戚がいたので、店の予約業務を簡単にできるという課題解決の内容に共感して入社しました。飲食店では色々な媒体から予約が入るため、その管理が大変なのですが、予約を一元で管理するシステムがあれば、メニュー開発など、ほかの本来やるべき業務に注力する時間を作れるようになるところがいいなと思ったんです。
 
――その後、弁護士ドットコム株式会社に転職された経緯についてお聞かせください。

篠田 前職の会社はエンジニア組織の規模が小さく、エンジニアやデザイナーの数が少なかったので、もう少しUIにこだわるといった質の向上を目指したいと思っても、人手が足りなくてなかなか実践できなかったんです。なので、もっとエンジニア組織の規模が大きく、質を追求できる会社に転職しようと思いました。

転職先を弁護士ドットコムに決めた理由は、エンジニア組織の規模が大きかったことと、『クラウドサイン』という電子契約サービスに魅力を感じたからです。今まで紙媒体が基本だった契約を電子にするという、まるで「ゲームチェンジャー」のような存在感に惹かれ、自分も携わりたいなと思いました。

今でこそ電子契約は当たり前になってきましたが、当時は電子契約といえば『クラウドサイン』が有名でしたし、私自身も弁護士ドットコムの存在を知っていたので、実はずっと興味がある会社でもありました。転職活動をする前からカンファレンスなんかもチェックしており、当時から「技術力が高いテックな会社だな」という印象を抱いていましたね。

また、前職で提供していた飲食店向けのサービスは利用者があまり多くなかったのですが、『クラウドサイン』は、中小企業から大企業のほか、官公庁にまで幅広く利用されていて、社会への影響力の大きさや貢献度合いが高いと感じたことも決め手になりました。
 
 

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質の高い開発を追い求めて。盤石なエンジニア組織の中で生まれる成長

――転職後、実際の会社の印象はどうでしたか?

篠田 やはりエンジニアの組織がきちんと確立されていると思いましたし、皆さんとても優しくて、困っていることがあれば助け合おうとする文化があると感じました。

プロダクト開発の面では、どういう機能を作るのかを組織内でしっかり擦り合わせて意思決定するところや、綿密にコードレビューを行うなど、クオリティの高いものを作り上げようとする意識が強く、良い意味で前職とのギャップに驚きましたね。
 
 ――入社後の業務内容についてお聞かせください。

篠田 最初に担当したプロジェクトは、書類受信時の認証強化機能の開発ですね。従来の電子契約サービスで主流だったメール認証は、万が一誤送信が発生した場合、署名権限のないメンバーが合意してしまう無権代理のリスクが存在していました。そこで、受信者側のアカウント管理者によって、契約書開封時にクラウドサインへのログインを必須に設定できる機能を開発し、業界初の「受信者側による無権代理のリスク対策」を実現しました。基本的な開発は私を含めたエンジニア3名で行い、必要に応じてプロダクトマネージャーやデザイナーと調整しながら開発を進めていましたね。

認証強化機能のプロジェクトが終了した後は、同じ3人のエンジニアでチームを組んだまま、社内のオペレーション改善を担当することになりました。コミュニケーションもよく取れていて良いチームだったので、「ここで解散するのはもったいないよね」という話になり、チーム体制はそのままで役割が変わることになったんですよ。

改善の内容としては、人為的ミスによるインシデント(重大な事故や事件に発展する可能性のある業務上のミスのこと)を減らすため、これまで手作業で行っていた作業を自動化する社内向けの機能を開発したほか、『クラウドサイン』の代理店向けの機能開発などを行いました。

現在は、『クラウドサイン』のフロントエンドの改善チームに配属され、フロントエンドの開発環境を整備してエンジニアが開発しやすい環境づくりを行っています。
※参照ブログ:https://creators.bengo4.com/entry/2024/12/23/000000
 
 ――これまでに一番大変だったことや、それを乗り越えるために行ったことは何ですか?

篠田 大変だったことは Vue.js の 2 系から 3 系へのアップデートです。 当時は知見がなかったので不確定要素が多く、常にほかのチームも並行して新規機能を作っていたので、移行対象のコードがどんどん増えていって大変でしたね。

一気に変更しようとすると不具合につながる可能性があるため、少しずつ変更を加えるなど地道に作業を行うようにしていました。万が一、エラーが発生してしまうと、お客さまがサービスを利用できなくなり、契約に大きな影響を与えてしまいます。そうなるとお客さまの会社にも不利益が生じてしまいますので、常に慎重に業務を進めるよう心がけていました。

このプロジェクトは規模も大きかったので、終了までには1年ほどかかりましたが、終わったときはとても達成感がありましたね。
 
――これまでの業務で一番楽しかったことは何ですか?

篠田 認証強化の機能開発ですね。入社して最初に実装した機能でしたし、会社のプレスリリースに載ったことも初めてだったので、一番印象に残っています。自分が作ったものが世に出たことが実感できた瞬間だったと思います。

他にも、データベースを見ると、自分が作った機能が実際に使用されていることが分かるのも嬉しかったですね。自分の開発したものが成果として目に見えることに、満足感を得られました。
 
 ――弁護士ドットコム株式会社だからこそ経験できたことは何ですか?

篠田 やはり『クラウドサイン』という影響力の大きいサービスに関われたことです。『クラウドサイン』は中小企業から大企業まで、そして官公庁のクライアントも抱えているので、そうした幅広いクライアントにサービスを提供できるのは、弁護士ドットコムならではかなと思います。さらに言うと、前職で提供していたサービスよりも顧客数が多く、知名度も高いので、SNSで検索するとたくさんの方がこのサービスについて言及していて、社会への影響力の高さを改めて実感しましたね。

あとは、エンジニアの開発体制が確立されていて安定した品質を確保しながら開発業務に注力できることですね。例えば何か機能を作る際にはデザインドックを書いたり、実装時も必ずコードレビューを行ったり、サービスに対する質の担保をとても重要視していると感じています。
 
 ――弁護士ドットコム株式会社のエンジニア組織には、他にもさまざまな制度があるそうですね。

篠田 そうですね、通常業務以外にもさまざまな取り組みを行っていて、これも品質の向上に繋がっていると考えています。1つ紹介したいものとしては、「Focus Day(20%ルール)」という制度です。これは Google が導入していたことで知られる制度です。

業務時間の 20 %程度を内発的・主体的な開発・研究にあてています。エンジニアそれぞれが普段のプロジェクトから離れ改善活動を行ったり、自己研鑽や技術的な検証などを行っている社員が多く、私は新しいライブラリの検証をしています。また取り組んだ内容は 2ヶ月に 1回メンバーに発表する場がありとても刺激になります。
 
 ――これまでの経験を通して、エンジニアとして成長したと思うことはありますか?

篠田  改善したいと思うところを自分で提案して、周囲の力を借りながら最後までやりきれるようになったことですかね。それはやはり、周りの先輩の方の面倒見の良さのおかげでもありますし、一番身近な先輩が積極的に手を挙げるタイプなので、その方に感化されて私も積極的に挑戦できるようになったのだと思います。

組織としても、自ら声を上げる人には仕事を任せてくれる印象がありますし、背中を押してくれる先輩も多いです。以前、社内向けのシステムのフロントエンドで大変な作業を行う必要が発生し、エンジニアが集まる会議で「誰かやりたい人いますか?」という話になり、興味があったので自ら手を挙げたところ、実際にその仕事を任せてもらえることになりました。

不安なことがあっても周りの人たちが優しくサポートしてくれるので、誰でも挑戦しやすく、最後までやり遂げられる環境だと感じています。
 
 

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次の10年を見据えて、フロントエンドを極めたスペシャリストを目指す

――今後、エンジニアとしてやりたいことや展望などをお聞かせください。

篠田 まずはフロントエンドをもっと極め、スペシャリストの道を目指していきたいですね。もう少し具体的に言うと、フロントエンドのビルド周りや、 ページのパフォーマンス向上などに今は興味があるので、そうした領域の知見をもっと増やして、 『クラウドサイン』の成長に貢献できればいいなと考えています。

そしてゆくゆくは、スペシャリストとして意思決定ができるようになり、『クラウドサイン』が長く続いていくためのフロントエンドの在り方を、責任を持って考えられるようになれたらなと思っています。
 
――なぜそのような領域に興味を持ったのですか?

篠田 『クラウドサイン』はリリースされてから10年近く経っていて、フロントエンドでもまだ古い技術が使われている部分があるんですよね。『クラウドサイン』が次の10年も事業を継続していくためには、こうした古い部分にもテコ入れしていかないと、今後開発が大変になってくることが予想されます。

そうした必要性に加え、私個人としても古いものを新しくすることに楽しさを感じるタイプなので、自然と開発環境の改善全般に興味を持つようになりました。ユーザーからの見た目は同じでも、裏側の技術が新しくなっているところに面白味を感じたりするんですよね。なので先ほど一番大変だった部分でお話しした、Vue.jsのアップデート作業にもやりがいを感じていました。
 
――弁護士ドットコム株式会社を志望する学生に、期待することはありますか?

篠田 弁護士ドットコムが提供するサービスは、『クラウドサイン』を筆頭にどれも社会貢献性が高く、世の中に与える影響が大きいと考えています。そのため、エンジニアとして技術を通して社会に寄与したいと考えている方は、弁護士ドットコムと親和性が高いと思います。私がそうだったように、ぜひ入社後も自ら手を挙げて積極的に取り組めるような方が入社してくれると嬉しいですね。
 
――最後に、エンジニアを目指す学生に向けてメッセージをお願いします。

篠田 エンジニアとしてキャリアを歩むのであれば、自分の軸にあった理念を持つ企業に入って、エンジニアとして技術を磨き続けることが大事だと考えています。就活に関して言うと、1つでも自分でサービスを作った経験があると、面接の時に話が盛り上がってプラスにもなるんじゃないかと思います。

また、弁護士ドットコムには、面倒見も良い優秀なエンジニアがたくさんいます。普段はバックエンドをメインで担当しているエンジニアでも、実はフロントエンドに関する知見も豊富で、状況に応じてその能力を発揮されている人もいれば、設計面で私には考えつかないような発想のレビューをしている人もいて、「皆さんすごい人ばっかりだな」と感じながら日々仕事をしています。優秀なだけでなく、困ったときはいつでも相談に乗ってくれるので、本当に頼りがいがある先輩ばかりです。

幅広いクライアントに貢献できる事業に興味があり、優秀なエンジニアに囲まれて自分も成長したいと思う方は、ぜひエントリーしてみてくださいね。

 

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