攻め続ける姿勢を忘れない。強みを活かし、株式会社スペースマーケットで実現したい事とは?

攻め続ける姿勢を忘れない。強みを活かし、株式会社スペースマーケットで実現したい事とは?
大学時代は韓国で過ごし、長期のエンジニアインターンも経験した佐藤さん。大学で学んだAIを強みにしたゼネラリストを目指すことで、ゆくゆくは世の中を変えるようなサービスを自身の手で創り出したいと話す。 「目標に近づくためには、何でも経験してみるしかない」。自分の成長に貪欲なところこそが、スペースマーケット初の新卒エンジニアに選ばれた理由なのかもしれない。 今回は、株式会社スペースマーケットでWebエンジニアとして働く佐藤さんに、どんな学生時代を過ごしたのか、前向きにチャレンジを続ける原動力、そして将来像など、さまざまな角度でお話を伺った。

■企業紹介

「スペースシェアをあたりまえに」をミッションに掲げ、スペースシェアの文化創造、拡大に取り組む企業です。あらゆるスペースを時間単位で貸し借りするマーケットプレイス『スペースマーケット』を運営するほか、公共施設予約管理システム『Spacepad』のサービスを提供している。


■お話を伺った方

職種 エンジニア

名前 佐藤律史(さとう りつし)さん

経歴 鮮文大学データサイエンス専攻を卒業後、株式会社スペースマーケット初の新卒Webエンジニアとして2024年に入社。現在はWeb開発チームに所属し、自社ホームページのSEO施策に携わっている。

 
 
 
 

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

 

国際色豊かな高校生活を経て、ITに強い韓国の大学へ進学

――学生時代は、主にどんなことに取り組んでいましたか?
佐藤 スポーツをよくしていましたね。小学生の頃は空手やドッチボールクラブ、中学ではバスケットボール部に所属し、好きなスポーツを楽しんでいました。しかし、中学の途中で怪我を経験してからはスポーツから離れています。

高校で打ち込んだことは、異文化交流です。国際色豊かな高校だったので、帰国子女の友人や韓国出身の友人もできました。帰国子女の友人からは、アルティメットというフライングディスクを使うアメリカ発祥のスポーツを教えてもらい、仲間で遊んでいました。
 
――高校卒業後に韓国の大学に進学したそうですね。なぜ韓国の大学を選んだのですか?
佐藤 もともと海外に興味があり、行くなら若いうちにという想いがあったんです。高校で出会った友人がきっかけで韓国に興味を持っていましたし、韓国はITに強いと聞いていたので、韓国で学んでみようと進路を決めました。
 
――韓国での大学生活はどうでしたか?
佐藤 1年間休学をしたので、トータルで5年間ほど在学していたのですが、日本にいたら味わえない文化を体感できたり、いろいろな国籍の方と交流できたりと、毎日がすごく刺激的で楽しかったですね。

大学入学直後は、初めてのプログラミングに奮闘していました。韓国では高校からプログラミングを学ぶ方も多い一方、私は全くの初心者だったので、プログラミングを習得するために一生懸命でした。

当時は、自分で書いたコードが表示されたり動いたりすることに感動しましたね。それがきっかけでモノづくりの面白さを知り、プログラミングにハマっていきました。それだけでなく、自分が作ったものが誰かの役に立ち、何かに貢献できることへのやりがいや楽しさを感じました。 
 
――大学時代はエンジニア職の長期インターンも経験したそうですね。
佐藤 インターン経験のある大学の先輩から「この会社のインターンに参加してみない?」と声をかけてもらいました。大学では、AI・データサイエンス分野を専攻しており、ITエンジニアを目指すためにもっと知見を広げたい・技術力を高めたいという思いがあったので、インターンへの参加を決めました。

実は、父も兄もエンジニアで、エンジニアという職種には昔から馴染みがありました。子供の頃は「エンジニアって難しそう…」と思っていましたが、プログラミングを知ってからは、興味がどんどん深まっていきましたね。
 
――学生時代のインターンではどのようなことを経験しましたか?
佐藤 企業の営業課題を解決する企業データベースの開発です。どの企業に営業活動をすれば効率的かを探るためのサービスなのですが、当時はデータの収集速度が遅く、提供する情報がやや古くなってしまうという課題を抱えていました。そこでインターン期間中は、満足いく速度が出せるようさまざまな試行錯誤をしていました。

それまで開発に使っていたPythonでは、データを収集するところで時間がかかっていました。まずは、並行処理や並列処理を試してみましたが、思うように収集速度は上がらず…。その後も、インターネットで調べたり、知見のある先輩方に質問したりと、周りの方々に協力してもらいながら、根気強く取り組みました。

そんななか、PythonのフレームワークであるScrapyを導入する方法を試したところ、一度のデータ収集にこれまでなら3ヶ月かかっていたものを、なんと10日間に大幅短縮できたんです。この解決策はのちに社内で正式に導入されたので、とても嬉しかったですし大きなやりがいを感じましたね。

――ところで就職活動はいつ頃始めましたか?また、どのような軸で企業を探していましたか?
佐藤 就職活動を本格始動したのは大学3年の冬ごろからです。軸でいうと、将来の目標である「1人でサービスを作れるエンジニア」になるために、エンジニアとしていろいろな領域に携われるか、成長できるかどうか、というところを見ていました。

その点スペースマーケットのエンジニア組織は分業化されていないので、フロントエンドやバックエンドなど、広い領域に関わることができ、成長できるだけでなく自身の将来像にも非常にマッチしていると感じました。

そのほかにも、世の中への貢献が目に見えやすいインフラ系のサービスに憧れていたので、それが実現できそうな企業かどうかを見ていましたね。スペースマーケットは「スペースシェアをあたりまえに」というミッションを掲げ、誰もがチャレンジできる社会を目指しているので、この会社なら世の中を面白くできそうだなと思いました。
 
――スペースマーケットに入社しようと思った決め手は何ですか?
佐藤 働いている方々の人柄の良さです。入社前、課題選考のために出社して課題を解く日があったのですが、隣の席でマネージャーの方がエンジニアの方々と笑いながら楽しそうにミーティングをされていて。和気あいあいとした雰囲気がとても印象的でした。また、関わったエンジニアの方々も皆さん人柄の良い方ばかりで、すごく良いなと思いました。

そのほかにも内定後に社内イベントに参加させてもらったり、人事の方から定期的に電話をいただいたりと、入社前であっても気にかけてくださる様子や、メンバーとして受け入れてもらえているような雰囲気を感じて、入社への意欲がより高まりましたね。
 
――実際に働かれてみていかがでした?
佐藤 入社前の印象と変わらず、先輩方は新入社員の私にも敬意をもって接してくれる優しい方々ばかりです。学生時代のインターン先では技術マウントをとられることもありましたが、スペースマーケットにはそのような先輩方はいませんでした。

 コードレビューの際に間違いがあっても人を責めるのではなく、コードのどこが誤りかを丁寧に教えてくれる方ばかりで。入社前後のギャップがなかっただけでなく、とても安心して働ける環境だなと実感しました。
 
――佐藤さんはスペースマーケットの内定者インターンにも参加したと伺っています。そこではどのような経験をされましたか?
佐藤 およそ1年弱の内定者インターンに参加し、先輩方が作ってくれた学習カリキュラムに取り組みました。学習カリキュラムはエンジニアとしての基礎を学ぶもので、入社後に実務で使う技術を学び、実装できるくらいの知識を得られました。

フロントエンドとバックエンドの知識は独学で勉強したことがある程度だったので、最初はできるか不安でしたが、分からない箇所があれば気軽に聞ける環境があったので、技術面でも問題なくキャッチアップできました。

その後は、簡単なタスクから入って少しずつ難しいタスクにも取り組みました。入社後 、プロジェクトにアサインする前には、チームで開発を進めるためのフレームワークを理解するため、マネージャーのもとでスクラム開発の仕組みや考え方も学びましたね。


 

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自分でも急成長を感じた5ヶ月間。熱量高く妥協しないメンバーに囲まれて

――現在の業務内容について教えてください。
佐藤 自社サイトのSEO施策で、検索順位を上げるための改善を行っています。リリース後に自分たちの施策によってユーザーが増えたり、流入数に変化があったときは特に嬉しいですね。たくさんの方にスペースマーケットのサービスをご利用いただいていることが数字で見えることは、やりがいに直結しますし、仕事としての面白さを感じます。

そのほかにも、スペースマーケットのエンジニアは、実装だけでなく施策の立案フェーズから携わることができ、エンジニア目線で積極的に提案することが可能です。スクラムマスターがSEOに特化しているので、その方に教わりながら経験を積むことができています。

―― チームでの業務で大変だった・苦労されたことはありますか?
佐藤 フロントエンドからバックエンドだけでなく、インフラ領域も含めてさまざまな領域に関わるので、これまで自分が触れてこなかった技術を理解し、実装できるようになるまでは大変でしたね。

分からないことがあればメモを取り、後で自分で調べていましたが、それでも分からないことや自分で答えが出せないことはマネージャーやテックリードの方に積極的に質問をすることで、疑問点の解消に努めてきました。

――そういった質問はしやすい雰囲気なのですか?
佐藤 とても聞きやすいと思いますね。スペースマーケットはリモートワークがほとんどなので、社員同士のやりとりは『Gather(ギャザー)』というバーチャル空間サービスで行えるようになっているんです。

バーチャルスペース内で画面共有をしているので、今なら話しかけても大丈夫そうだなという質問のタイミングも見つけやすく、直接顔を合わせられなくても質問や相談がしやすい環境だと思います。
 
――エンジニアチームの雰囲気はいかがですか?
佐藤 仕事に対する熱量が高い方ばかりで、いつも刺激をもらいながら楽しく働いています。「皆でやろうよ!」といった前向きな空気感のあるところも良いなと思っています。

スクラム開発では「スプリントゴール」といって、1週間ごとにチームのゴールを掲げており、それぞれが自分のタスクに向き合いながら、ゴール達成のために取り組んでいます。そのなかで、自分のタスクが早く終わったら、ほかの困っているメンバーを助けるといった協力ができていて、ときにはゴールを達成できるよう計画変更をすることもあります。

チームでゴールを決めるために皆が全力で、妥協しないんですよ。そのようなところに、チームとしての熱量の高さをすごく感じています。
 
――「スペースマーケットだからこそできた・頑張れた」と思うことは何ですか?
佐藤 スペースマーケットには、社員の挑戦を後押しする文化があるんです。私はもともと人前に立つことが苦手ですが、上司に「皆の前で発表してみたら?」と背中を押してもらえたことで、全社に向けて発表する機会が作れました。

このように社員が発表するチャンスも多く、自分で手を挙げれば何でも挑戦できるところがスペースマーケットの良いところだと思います。
また、内定者インターン期間中に「実務的なタスクをやってみたい」と話したところ、内定者でありながら実際に実務寄りのタスクを振ってもらえるようになって驚きました。会社全体に「どんどんやっていいよ」という空気感があるところも大きいですね。
 
――佐藤さんはどうしてそこまで日々前向きに頑張れるのでしょうか?
佐藤 自身の成長に貪欲だからだと思います。技術一つを学ぶにも「これをやれば成長する」と意識することでモチベーションを維持できています。あとは、「誰かに喜んでもらえる」「誰かのためになる」と貢献できる仕事がしたいというのが根底にありますね。

将来的には、自分1人でサービスを作れるくらいの技術力をつけたいと思っているんです。そのために、フロントエンド・バックエンド・インフラ問わず、とりあえずやってみようと思っています。目標に近づくためには、何でも経験してみるしかないですよね!

そして、自分が作ったサービスで世の中を変えられたらいいな、より便利な社会になればいいなと思っています。いろいろな人に使ってもらえるサービスを作れたら面白そうだなって思いますし、IT技術を使って社会貢献できることってエンジニアの楽しみの一つだと思うんです。自分にできることを増やして、社会にインパクトを与えられる存在になりたいです。
 
――就活中から“成長”という軸を大事にされていますよね。スペースマーケットに入社して、成長を実感する瞬間はありましたか?
佐藤 入社したての頃はたくさんのエンジニアの手を借りて実装していたものが、タスクをこなすことで経験を積み、今では簡単なタスクであれば実装からリリースまでの工程を1人でできるようになりました。この経験は、エンジニアとして大きな成長を感じる瞬間の一つでしたね。 

また、現在チームに配属してから5ヶ月ほど経ったのですが、どんどん知識が増えてきて、周りのエンジニアが話している内容が少しずつ理解できるようになってきました。改めて振り返ると、「5ヶ月前の自分とは全然違うな」と実感しますね。

 

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目指すはテックリード!生成AIを強みにしつつ、幅広い知識や技術を身に付けたい

――佐藤さんが今後やりたいことや、目標があればお聞かせください。
佐藤 現在携わっている業務については、検索の質を上げることに興味があり今後も携わっていきたいと思っていますし、よりコアな領域にも踏み込んでいきたいですね。

より長期的な目線でいうと、スペシャリストとして一つの領域に特化するよりは、ゼネラリストのように幅広い知識と技術を持ちたいです。開発においては、ユーザーが求めているプロダクトを考えながら、より良いサービスを提供していきたいと思っています。

マネジメントよりはエンジニアリングを極めていきたいなと考えていて、具体的にはテックリードといったポジションに憧れがあるので、そこを目指したいです。そのためにも、エンジニアリングの現場で経験を積んで成長していきたいですね。
とはいえ幅広い知識のなかでも何か1つ、確かな強みを持てると良いなとは思っています。
 
――強みにしていきたい領域や分野は、もう決まっているのですか?
佐藤 今考えているのは、人工知能のAIです。私自身がAI系の学部を卒業していることに加え、生成AIは近年トレンドでもありますし、活用の仕方がたくさんあるところに面白さも感じます。人間の作業では見落としがちな非効率な部分もAIで改善できると思いますしね。

スペースマーケットではAIの活用がまだそこまで進んでいないので、例えばユーザーの検索ワードに基づいてスペースを提示することができたら面白いのかなと思います。検索の質を上げるためにも、近い将来、AI領域はぜひ取り入れていきたいですね。 
 
――ちなみに、どんな方がスペースマーケットのエンジニアに向いていると思いますか?
佐藤 挑戦することをモットーにしている方ですね。手を挙げれば何でも挑戦できる環境があり、誰かの「やりたい!」を否定する人もいません。逆に、「どんどんやって!」というカルチャーがあるので、前向きにトライできる方にピッタリの職場だと思います。 

――最後に、スペースマーケットにエントリーを考えている学生にメッセージをお願いします。
佐藤 実際に自分が働いて思うのが、本当に良い人ばかりの会社ということです。入社前はスペースマーケットのプロダクトに魅力を感じて入社しましたが、今ではそれ以上に人の魅力を感じています。プロダクトも一緒に働くメンバーの人柄も、胸を張っておすすめできます!
 

 

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