SEの仕事は難しすぎる?入社後に後悔しないための企業選び・必要スキル

SEの仕事は難しすぎる?入社後に後悔しないための企業選び・必要スキル
SE(システムエンジニア)とは、システム開発において要件定義から基本設計、プログラミング作業からソースコードレビューまで、幅広い仕事内容を担当するIT業界の専門職です。プログラミングスキルを始めとして、必要スキルや要求される知識も幅広いので、「SESの仕事が難しすぎる」と感じる方も少なくありません。 SEの仕事に対して十分な職種研究を行わずに入社した場合、業務の難しさに対してミスマッチを起こす可能性も高いです。入社後に後悔しないためには、徹底した職種研究・企業研究はもちろん、自分にプログラミングの適性があるかどうかを判断するためのプログラミング学習にも取り組んでおくことが重要です。 本記事では、「SESの仕事が難しすぎる」と言われる7つの理由と、SEとして働くメリット・やりがい、入社後に後悔しないための必要スキルや企業選びのコツについてもご紹介します。 関連記事:SESとは?新卒入社するメリットと「やめとけ」と言われる理由

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

1.SEの仕事が難しすぎると感じる7つの理由

SEは「システムエンジニア」の略称で、主にシステム開発における上流工程を担う職種です。新卒採用ではPG(プログラマー)とともに募集されることが多く、SEがクライアントとのやり取りなどを担当するのに対して、PGは現場でのプログラミング作業を主に担当する違いがあります。

そんなSEとして入社後、任される仕事が難しすぎると感じる原因には、次の7つが考えられます。
 

  • ・入社後の研修が不十分だから

    ・SEが専門性が高い職種だから

    ・残業・休日出勤が多くなりがちだから

    ・自分に対して完璧主義すぎるから

    ・仕事内容に対するスキルが不足しているから

    ・周囲を頼りにくい環境だから

    ・自分の性格・価値観にミスマッチを起こしているから


入社後どのようなイメージで働くことになるのか、SEの職種研究の参考として参考にしてみてください。

入社後の研修が不十分だから

SEの仕事が難しすぎると感じる原因として、入社後の研修が不十分なことが挙げられます。未経験から入社後、仕事をスタートするための十分な研修を受けられないまま現場に配属されてしまえば、仕事が難しすぎると感じるのも当然です。研修が不足しているからといってブラック企業であるとは限らないものの、自ら研修やOJTを希望しても仕事を教えてもらえない場合には、十分な教育体制が整っていない企業と判断できるでしょう。

特に大手企業ではない中小企業やベンチャー企業の場合、新人教育のためのマニュアルが整備されていなかったり、現場の人手不足によって研修を担当できるエンジニアがいなかったりする事情が考えられます。

SEが専門性が高い職種だから

SEはIT業界においては一般的な職種ですが、本来は専門性の高い業務を扱う職種です。クライアント企業からシステム開発の依頼があった際に、相手の希望を汲み取りながら設計書に落とし込むためのスキルが必要で、現場での豊富なプログラミング経験がなければ務まりにくい仕事です。

そもそもSEの仕事自体が簡単ではなく、やや難しい業務なので、新卒で未経験から入社する方が難しすぎると感じるのも不自然ではないのです。SEの仕事が難しいことは、企業側や先輩・上司もよく理解しているので、入社後は周囲を頼ってサポートを受けながら、少しずつ一人前のSEになれるように努力すると良いでしょう。

残業・休日出勤が多くなりがちだから

SEの仕事が難しすぎると感じる理由として、残業・休日出勤が多くなりがちな点も挙げられます。SEが主に働くSIerは、クライアント企業からのシステム開発依頼を受けて納品する受託開発を行う企業であり、明確な納期が設けられます。納期までに依頼されたシステムを納品する必要があるものの、突発的なトラブルなどでスケジュールに遅れが出ると、納期直前に残業・休日出勤が必要となることがあるのです。

時には残業・休日出勤したとしてもシステム開発が終わらず、「仕事が難しすぎる」と感じることもあるでしょう。SEとしてはスケジュール通りに業務をこなしていたとしても、クライアント都合の仕様変更などで納期が厳しくなることもあるため、きつい・大変と感じる場面も多いです。

自分に対して完璧主義すぎるから

SEの仕事が難しすぎると感じる原因は、もしかすると自分自身の完璧主義にあるかもしれません。SEとして入社してすぐの頃は、スキルや経験が足りず、自分一人だけで完璧に仕事をこなそうとするのは困難です。にもかかわらず、完璧に仕事を仕上げなければ先輩や上司に相談してはいけないと思い込んでしまうと、SEの仕事が難しすぎると感じる原因になるのです。

SEはIT業界の専門職であり、未経験から入社してすぐに即戦力で活躍できるとは企業側も考えていません。むしろわからないことや疑問点は積極的に周囲の先輩や上司に質問しながら、じっくりとレベルアップすることが期待されています。完璧主義に陥ることなく、積極的に周囲の力を借りることがSEとしてステップアップするコツです。

仕事内容に対するスキルが不足しているから

SEの仕事が難しすぎると感じるのは、任される仕事内容に対して自分のスキルが不足していることが原因かもしれません。自分自身の勉強不足、あるいは先輩や上司が割り振る仕事の難易度を間違えていることが背景にあります。もしくはエントリーシートや面接で、実際よりも高いスキルを持っていることを背伸びしてアピールした結果、入社後の周囲の期待が高すぎることが要因かもしれません。

自分のスキルレベルに見合わない仕事を任されても、仕事が完了するまでに長い時間を要し、仕事の品質も下がってしまうことが多く、周囲からの評価は上がりにくくなります。そのため割り振られた仕事内容に対してスキルが不足すると感じるようであれば、早めに先輩や上司に相談して業務量の調整を依頼するのが良いでしょう。

周囲を頼りにくい環境だから

SEの仕事が難しすぎると感じる場合、周囲の先輩や上司を頼りにくい雰囲気が原因のこともあります。SEとして入社してすぐの頃は、周囲からのサポートを受けなければ十分な成果を出すことは難しいです。しかし人手不足による負担や険悪な人間関係により、周囲を頼れない雰囲気がある職場では、SEの仕事が難しすぎると感じやすくなるでしょう。

また、周囲を頼るのが苦手な性格で、仕事を一人で抱えてしまいがちな人も、SEの仕事がきつく感じることが多いでしょう。しかし未経験からSEの仕事を始めて、最初から一人きりですべての仕事をこなせる人は少ないです。会社という組織自体、さまざまなスキルを持ったエンジニアや社員が協力して事業を進めるチームですので、遠慮せずに周囲の助けを借りながら仕事に取り組みましょう。

自分の性格・価値観にミスマッチを起こしているから

就活の際に自己分析が足りておらず、自分の性格・価値観にミスマッチを起こしていることも、SEの仕事が難しすぎると感じる原因です。IT業界への興味・関心が薄い方や、パソコン操作が嫌いな方など、SEへの適性が低いにも関わらず、待遇の良さだけで入社する判断をしてしまうと、仕事が難しすぎると感じやすくなります。

こうした入社後のミスマッチを防ぐためにも、就活では自己分析・企業分析が重要とされるのです。SEという職種がどのような仕事内容に携わるのか、職種研究を経て理解を深めておくことも大切です。万が一、入社後のミスマッチを起こしてしまった場合には、改めてSEの役割への理解を深めて仕事を楽しむ努力をするか、もしくは早めに転職を決断すると良いでしょう。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

2.SEの仕事のやりがい・魅力

SEの仕事は難しすぎると言われる一方で、SEでしか体験できない仕事のやりがい・魅力も存在します。ここではSEとして就職するメリットとして、以下の3つをご紹介します。
 

  • ・高収入・好待遇を期待できる

    ・手に職をつけて活躍できる

    ・将来性が高く独立しやすい


これらのやりがい・魅力も踏まえて、SEの就活に臨んでみてください。

高収入・好待遇を期待できる

SEはIT業界の中でも、高収入・好待遇が見込める職種です。昨今のIT業界では、システム開発の依頼が増加する一方で、案件をさばくためのエンジニアが不足している状況であり、相対的に一人ひとりのエンジニアの市場価値が高まっています。AIが代替するのも難しく、むしろAI開発のために欠かせない人材でもあるので、高収入・好待遇でSEを集めようとする企業が多いのです。

未経験・スキルなしで採用されるSEの初任給は、ほかの職種と大きな差はないものの、専門スキルを身につけて年齢を重ねるにつれて、収入の上昇幅が大きくなります。高いスキルを持ったSEや、外資系企業・大手企業で活躍するSEは、年収1,000万円以上を得ていることも珍しくないので、高収入・好待遇を目指したい方におすすめです。

手に職をつけて活躍できる

SEはプログラミングスキルをはじめとする専門的なIT技術を駆使して活躍する職種です。ものづくりに携わる職人のような側面も持っているので、手に職をつけて長く活躍できるという魅力もあります。変化のスピードが速い業界なので、スキル・知識のアップデートは必要ですが、一度プログラミングを理解してシステム開発の流れを体験すれば、その後はエンジニアとして長期的にキャリアを積むことができます。

一度身につけたスキルが陳腐化しにくい職種を選びたい方、安定性を重視して仕事を選びたい方にも、SEはおすすめです。SEとして身につけたプログラミングスキルに上乗せして、インフラ・クラウド・セキュリティといった知識を習得することで、さらにキャリアの幅が広がるのもエンジニア系職種の魅力です。

将来性が高く独立しやすい

SEは今後も高い将来性が見込まれる職種であり、収入・待遇が向上するだけではなく、独立してフリーランスエンジニアになる時にも有利に働きます。SEの仕事は、パソコンとインターネット環境があればいつでも・どこでも働けるのが大きな特徴なので、在宅勤務やワーケーションとも相性が良く、ワークライフバランスを実現しやすい職種です。

システム開発に欠かせないスキルを十分に身につけたら、個人で案件を獲得して個人で開発を行う、フリーランスエンジニアとして活躍しやすいのも魅力です。もしくは個人開発でITサービスやアプリを開発し、その売上で生計を立てることも可能です。会社員として働き続ける道はもちろん、個人事業主や法人として独立できるポテンシャルがあることも、SEのメリットです。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

3.SEの仕事が難しすぎると後悔しないために習得したいスキル

SEの仕事が難しすぎると感じる理由には、自分自身に原因があるパターンと、企業選びに原因があるパターンがあります。ここでは自分自身に原因があるパターンへの対策のために、SE就活に向けて習得したいスキルについてご紹介しましょう。
 

  • ・コミュニケーションスキル

    ・プログラミングスキル

    ・セルフマネジメントスキル


これらのスキルを磨いておくことで、SEとして入社後にミスマッチを起こしたり、完璧主義に陥って消耗したりすることを防ぐことができるので、ぜひ試してみてください。

コミュニケーションスキル

SEとして働くにあたって最も重要視されるのは、コミュニケーションスキルです。SEはパソコンに向かって黙々とプログラミング作業をするというよりも、クライアント企業とのやり取りに参加したり、クライアント企業と開発チームとの橋渡し役を務めたりすることが多い職種です。さまざまな立場の相手に配慮し、調整する力が求められるので、SEの選考でもコミュニケーションスキルが評価されやすいです。

また、企業側からするとSEとしての技術的なスキルは研修で教えることができるが、コミュニケーションスキルを指導することは難しいため、高いコミュニケーション能力を持った学生を優先して採用しようとする心理が働きます。プログラミングスキルをはじめとする専門技術がなかったとしても、コミュニケーションスキルを磨くことでSEとしての内定を獲得できるでしょう。

プログラミングスキル

SEの仕事を始める際には、プログラミングスキルを身につけておくのも望ましいです。SE自身がプログラミング作業に携わる場面は多くありませんが、プログラミングの知見を持ったSEは、開発工数の見積もりや、実現できる仕様かどうかの判断を下しやすく、クライアント企業から信用されやすくなるメリットがあります。

プログラミング言語を使ってITサービスやアプリを自作したり、アルバイト・インターンで実務経験を積んだりする経歴は不要ですが、基礎的なプログラミングスキルについて独学で学習しておくと選考を有利に進められるでしょう。

セルフマネジメントスキル

SEとして安定して働き続けるためは、セルフマネジメントスキルも重要になります。担当する仕事を自分のペースで進め、やると決めたタスクを先延ばしせずに取り組み、高いパフォーマンスを発揮するために体調管理にも気を配るなど。こうしたセルフマネジメントスキルが身についていると、SEの仕事を一人で抱え込んでしまったり、完璧主義に陥ったりする事態を防げるでしょう。

セルフマネジメントスキルを磨くためには、自分自身の性格や価値観をよく知る必要があります。自己分析は、就活において自分にマッチした職種や企業を探すためにも役立つので、徹底した自己分析を心掛けるようにしましょう。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

4.SEの仕事が難しすぎると後悔しないための企業選びのコツ

最後に、SEの仕事が難しすぎると後悔する理由として、もう一つの企業選びに原因があるパターンの対策についてもご紹介します。
 

  • ・会社説明会・インターンで内情を調べておく

    ・研修制度・福利厚生が充実した企業を選ぶ

    ・IT業界に強い就活サイトを活用する


これらのポイントを押さえながら、SEとして働く企業選びに取り組んでみてください。

会社説明会・インターンで内情を調べておく

SEの仕事が難しすぎると後悔しないために、就活では会社説明会やインターンを通じて、志望企業の内情をしっかりと調べておきましょう。社内の雰囲気や組織文化、新卒入社で活躍している先輩SEなどを知ることで、自分にマッチした企業なのかどうかを判断しやすくなるからです。自分の性格には合わないにも関わらず体育会系の社風のWeb開発企業などを選んでしまうと、入社後にミスマッチを起こしやすくなるので注意しましょう。

研修制度・福利厚生が充実した企業を選ぶ

SEの仕事が難しすぎると後悔しないよう、研修制度・福利厚生が充実した企業を選ぶのも効果的です。SEとして働きやすい環境が整った大手IT企業などを選ぶことで、入社後に周囲から手厚いサポートが受けられ、SEとして就職したことを後悔しにくくなるからです。実際の研修プログラムを自社ブログで詳しく情報発信していたり、企業独自のユニークな福利厚生が用意されていたりと、SEの働きやすさを重視する組織文化がある企業は、入社後の仕事でもつまずきにくい傾向があるのでおすすめです。

IT業界に強い就活サイトを活用する

SEの就活でミスマッチを防ぐために、IT業界に強い就活サイトを活用するのもおすすめです。IT業界に特化した就活サイトであれば、職種・業種の違いや必要スキルなど、より高い解像度で就職先選びに取り組めるからです。IT業界に精通したアドバイザーによるES添削・面接対策を受けられるメリットもあるので、総合型の就活サイトしか使ったことがない方は、ぜひ特化型の就活サイトも活用してみてください。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

5.まとめ

SEの仕事が難しすぎると感じる理由として、本記事では以下の7つをご紹介してきました。
 

  • ・入社後の研修が不十分だから

    ・SEが専門性が高い職種だから

    ・残業・休日出勤が多くなりがちだから

    ・自分に対して完璧主義すぎるから

    ・仕事内容に対するスキルが不足しているから

    ・周囲を頼りにくい環境だから

    ・自分の性格・価値観にミスマッチを起こしているから


SEの仕事が難しすぎると感じる背景には、主に自己分析に原因があるパターンと、企業選びに原因があるパターンが存在します。それぞれのミスマッチを防ぐためにも、本記事で紹介してきたSEの必要スキルや、企業選びのコツを実践してみてください。

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー

レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

就活アドバイザーに相談してみる