MOSが就活で役に立たないと言われる理由とは?資格を取るべき人の特徴も解説

そこで本記事では、MOSが就活で役に立たないと言われる理由について、取得するメリットやMOSを取るべき人の特徴とともに解説します。MOSの試験内容や活かせる就職先についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

1.MOS資格とは?
MOSは「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)」の頭文字を取った言葉で、Excel・Word・PowerPointといったマイクロソフト社のOfficeソフトを扱うスキルが問われる資格です。Officeソフトの扱いを身につけながら、パソコン操作の基本を習得できることから、就活ではパソコン操作が苦手な方から高い人気を誇ります。
就活では「Excel・Wordの基本的な操作ができる方」という応募条件を設けることが多いですが、実際に動かしてみると文字を入力することはできるが関数・レイアウトの操作ができなかったりと、人によってスキルレベルに大きな差があるのが現実です。そこでMOSの資格をアピールすることで、Excel・Wordの高い操作スキルがあることを客観的に証明できるため、就活に役立つことがあるのです。
MOSの試験内容
MOSの資格試験では、手書きで問題に答える筆記試験は設けられておらず、パソコンを使ってExcel・Wordなどのソフトを操作する実技試験が用意されています。MOS資格は、ExcelやWordのバージョンごとに実施されており、「Excel 365」「Word 2019」「PowerPoint 2016」などの種類から選ぶことができます。さらに各試験ごとに「一般レベル」「上級レベル(エキスパート)」の2つの難易度が存在するので、習熟度に合わせて受験すると良いでしょう。
また、MOSの試験は「年2回」「年1回」など受験機会が限られているわけではなく、全国の会場で毎日実施されているので、試験日程に合わせる必要がないメリットがあります。
MOSの難易度
MOSの難易度は資格試験の中では低めで、一般レベルで80%、上級レベルは60%が目安とされています。IT系の資格では合格率が10%台の難関資格が多いため、相対的に見るとMOSは簡単な資格に分類されます。1日1時間程度、1ヶ月ほどの勉強時間で合格ラインを越えることができる点が、就活でMOS資格の評価が低い一因となっています。
MOSを活かせる職種・業界
MOSは基礎的なパソコンスキルを証明する資格であり、ExcelやWordはどの職種・業界でも使われるソフトでもあるので、活かせる場面に制限はありません。事務職・営業職を中心に、エンジニア・プログラマー職やデザイナー職など、さまざまな仕事の就活で活用することができます。
ただし、どの職種・業界においても、MOSが高い評価につながるわけではないことに注意しましょう。履歴書に書いて損をするわけではないものの、ライバルと差別化するのは難しいことを踏まえて資格取得を進めることが大切です。
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2.MOSが就活で役に立たないと言われる理由
MOSが就活で役に立たないと言われる理由としては、下記の3つの背景が挙げられます。
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・基礎的なパソコンスキルの証明に過ぎないから
・Officeソフトを使うシーンが減っているから
・資格取得のハードルが低いから
それぞれ順番に解説しますので、これらの前提条件を理解した上で、資格対策に取り組むかどうかを判断してみてください。
基礎的なパソコンスキルの証明に過ぎないから
MOSの資格で証明できるのは、あくまでも基礎的なパソコンスキルであり、社会人であれば身につけておいて当然と言えるExcel・Wordの操作が含まれます。MOSを取得したからといって、パソコンに強い人材、ExcelやWordに強い人材であることをアピールするのは難しいという性質があります。
たとえばIT業界のシステムエンジニア・プログラマーの就活で、MOSを保有資格として強調し過ぎてしまうと、身につけていて当たり前のスキルを伝えているだけになってしまい、アピール不足につながることがあります。保有資格をアピールするなら、MOSよりも難易度が高く、入社後の業務と相性の良い資格を伝えるのがおすすめです。
Officeソフトを使うシーンが減っているから
MOSはExcel・WordなどのOfficeソフトを扱うスキルを証明する資格ですが、近年ではGoogleやAppleが提供する表計算ソフト・文書作成ソフトもシェアを伸ばしています。Excelに代表される表計算ソフトは、GoogleWorkspaceでは「Googleスプレッドシート」、MacやiPhone向けには「Numbers」と呼ばれるアプリが用意されており、両者ともに無料で提供されていることから、導入にコストのかかるExcelよりも優先して使っている現場も増えているのです。
ただし、ExcelのMOS資格で学べる関数やデータの管理は、そのままGoogleスプレッドシートやNumbersでも使用できるものが多いです。そのため就職先の企業でExcel・Wordなどを使っていなかったとしても、スキルアップを目的として資格を取るのは一つの選択肢です。
資格取得のハードルが低いから
MOSは資格取得のハードルが低く、短期間の勉強で誰でも取得できる資格であることが、評価を下げる一因となっています。MOSは、全国の試験会場で毎日試験が行われており、一度不合格だったとしても繰り返し受験することで合格ラインを突破しやすいことも、就活では役に立たないと言われる理由の一つです。
しかしMOS資格を通じて学べる知識・スキルに意味がないとは言えず、あくまでも自分自身のスキルアップのためであれば積極的に合格を目指したい資格です。就活の武器としては最適ではありませんが、自己研鑽にはおすすめの資格なので、ExcelやWordの操作やスキルアップに興味があるならぜひ受験してみましょう。
3.MOS資格を取得するメリット
ここからMOS資格を取得することで得られるメリットについて、就活生の立場からご紹介します。
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・社会人に欠かせない基礎的なパソコンスキルが身につく
・Officeソフトの扱いに慣れることができる
・国際的に評価を受けられる
就活に役立たないと言われるMOSですが、こうしたメリットが受けられることも理解しておきましょう。
社会人に欠かせない基礎的なパソコンスキルが身につく
MOSの勉強を通じて、社会人に欠かせない基礎的なパソコンスキルが身につくことが大きなメリットに挙げられます。これまでスマホ利用がメインで、パソコンにあまり触れてこなかった方にとっては、資格を取得しながらパソコンスキルの向上を目指せるチャンスとなります。Excel・Wordの操作に限らず、社会人として必要なパソコンスキルを学ぶことができるので、たとえ不合格になったとしても得るものは大きいです。
「パソコンスキルを磨く」と漠然と考えていても具体的にどのようなアクションを起こせば良いのか迷ってしまう方は多いですが、MOS資格の受験というゴールを定めておけば、高いモチベーションでスキルアップに取り組むこともできるでしょう。
Officeソフトの扱いに慣れることができる
MOS資格を取得しておくことで、Officeソフトの扱いに慣れることができるのもメリットです。WordやPowerPointは大学の授業で扱う場面はあるかもしれませんが、Excelを使って関数やデータの管理を行う機会は多くありません。MOS試験を通じて、操作に不安があるOfficeソフトのスキルを磨いておけば、社会人として企業に入社した後の不安も軽減することでしょう。
MOS資格はExcelだけ、Wordだけとソフトごとの資格を選んで試験を受けられるので、「Wordの扱いには慣れているがExcelに不安がある」と感じている方も受験しやすいメリットがあります。
国際的に評価を受けられる
MOS資格は難関資格ではないものの、世界中で認知されている国際資格であることもメリットに挙げられます。国内では業界を問わず高い知名度を誇るほか、海外の企業への就職でもアピールすることが可能です。そのため日系企業ではなく外資系企業への就職を目指す際にも、一定の評価を受けられるかもしれません。
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4.MOS資格を取るべき人の特徴
ここからはMOS資格を積極的に取るべき人の特徴についてご紹介します。就活では評価がやや低めの資格ではあるものの、下記に当てはまる方ならぜひ取得を目指してみると良いでしょう。
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・パソコンを扱うスキルに自信がない人
・Officeソフトの操作が必須の求人に応募する人
・早めに就活対策に取り組みたい大学1年生〜2年生
それぞれ詳しく解説します。
パソコンを扱うスキルに自信がない人
MOSは、社会人としてパソコンを扱うスキルに自信がない人におすすめの資格です。これまでスマホしか使っておらず、パソコンでExcelやWordを操作した経験がほとんどない方なら、MOSを通じて基礎的なパソコンスキルを習得するのがおすすめです。Officeソフトの扱いを通じて、キーボード・マウスの操作や画面の見方、ファイル・フォルダの扱いなどの基礎スキルを身につけることができるからです。
パソコンが苦手な方にとっては、MOSは就活でアピールするために取得するというよりも、スキルアップのためのゴールとして受験する意識を持つと良いでしょう。
Officeソフトの操作が必須の求人に応募する人
Officeソフトの操作が必須の求人に応募する場合にも、MOSの資格が役立ちます。Excel・Wordを毎日使用する事務職・営業職に応募する場合には、ほかの職種と比べると就活でのMOSの評価が高まる可能性があります。企業側にとっては、入社後の業務に欠かせないOfficeソフトを扱うスキルを客観的に評価できる資格と判断されるからです。
Officeソフトが必須の職場なのかどうか、企業研究や職種研究に取り組むことで、就活を有利に進めるきっかけにもなるでしょう。採用ホームページの先輩社員インタビューなどのコンテンツや、会社説明会なども必ずチェックしておき、MOSが選考で評価されやすい就職先なのかどうかを調べてみましょう。
早めに就活対策に取り組みたい大学1年生〜2年生
就活が本格的にスタートする前に、早めに就活対策に取り組みたいと考えている大学1年生〜2年生の方にとっても、MOS資格は役立ちます。知名度の高い資格の中では難易度が低く合格しやすい資格なので、就活対策のモチベーション維持に役立つほか、履歴書に書ける資格を増やせるおかげで就活に向けた自信を高める効果があるからです。
MOSで磨くことのできるスキルは、今後の大学の授業の中でも、アルバイト・インターンの仕事中にも活かせるチャンスがあります。MOSは受験資格が設けられておらず、試験日程も豊富で試験を受けやすいメリットがあるので、早めの段階から積極的に資格取得を目指してみてください。
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5.MOSよりも優先して取得したい就活向け資格
就活対策として資格を取るのであれば、MOSよりも企業からの評価が高く、選考を有利に進められる資格を選ぶことをおすすめします。ここでは就活対策に役立つ資格として、下記の3つをご紹介します。
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・ITパスポート試験
・日商簿記検定
・TOEIC
それぞれのおすすめの難易度や目安となるスコアも解説しているので、就活に向けた資格取得の参考にしてみてください。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、ITを利活用するすべての社会人を対象とした資格であり、基礎的なIT知識が問われるのが特徴です。IT系の資格の中では初心者向きの難易度となっていますが、国家資格の一つとして業界を問わず高い知名度を誇ります。IT業界のエンジニア・プログラマーを目指す方はもちろんですが、IT業界以外を志望する方でもパソコンを扱う機会があるならぜひ取得しておきたい資格です。
ITパスポート試験は、パソコンを使ったCBT方式で実施されており、全国の試験会場で随時受験することができます。学業や就活で忙しい時期にも受験しやすいメリットがあるので、積極的に取得してみると良いでしょう。また、IT業界を目指す方なら、よりレベルの高い資格として「基本情報技術者試験」の受験も視野に入れてみると良いでしょう。
日商簿記検定
日商簿記検定は、企業経営に欠かせない経理・会計についての知識が問われる資格で、会社の経営状態や決算書を読む力が身につくのが特徴です。就活で高評価が得られる定番の資格であり、難易度は3級〜1級と習熟度に応じて受験できるメリットがあります。最も難易度が低い3級は、商業高校出身の方や大学で会計学を学んでいる方なら、簡単に合格ラインを突破できるでしょう。簿記・会計が未経験の方であっても、100時間程度の勉強時間で合格を目指すことができます。
3級から履歴書に書くことは可能ですが、就活で高い評価を受けるためには2級を取得しておくことをおすすめします。1級になると税理士・公認会計士の合格を目指す方向けの難易度となるので、就活対策として取得するなら2級までの難易度を選ぶと良いでしょう。
TOEIC
TOEICも就活で評価されやすい資格として有名で、600点以上のスコアがあると選考を有利に進めることができます。英語を活かして働く職種であれば、800点以上のスコアがあると高く評価されます。TOEICの資格は、最高スコアだけではなく、高得点を目指すためにどのような姿勢で勉強に取り組んできたのかが評価されることもあります。
そのためTOEICの点数を就活でアピールする場合には、高得点を得るために取り組んできた勉強法や、スキルアップのために努力する意識・向上心についても伝えておくと良いでしょう。
6.まとめ
MOS資格はExcelやWordといったOfficeソフトを扱うスキルを証明する資格ですが、基礎的なパソコンスキルを証明する資格であり、Officeソフトを使用しない企業も増えていることから、就活では役に立たないと言われることもあります。合格率が60%〜80%と高めで、難関資格ではないことも評価が上がりにくい一因となっています。
しかし基礎的なパソコンスキルを身につけるためのゴールとしてであればMOS試験は最適であり、入社後にOfficeソフトを扱うことがわかっている場合にも、就活で一定の評価を受けられる可能性があります。早めに就活対策に取り組もうと考える大学1年生〜2年生にもおすすめの資格なので、自分自身の状況に合わせて資格取得を目指してみてください。
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