業界を牽引する株式会社Jストリームで、異例のスピードでテックリードになれた理由

業界を牽引する株式会社Jストリームで、異例のスピードでテックリードになれた理由
株式会社Jストリームでテックリードを務める並木さん。入社2年目でテックリードという重要なポジションに抜擢されたときは、不安を抱えながらも「絶対に向いている」という周囲からの後押しを受け、果敢に挑戦を決意したという。 その経験から得たのは「現状に満足せず、積極的に上を目指す」という強いマインド。次第に役割を果たすことに喜びを見出していった並木さんは、さらに上のポジションを目指して、日々技術の追求を続けている。目の前のチャンスを逃さず挑戦する姿勢を貫いてきた並木さんに、これまでのキャリアと将来の展望について伺った。


■企業紹介
1997年に設立された日本初の動画配信サービス企業。動画の企画制作から配信プラットフォームの提供、Webサイトの構築・運用まで、インターネット動画に関するサービスをワンストップで提供。放送、エンターテインメント業界をはじめ、金融業界、医薬・医療業界など、多様な分野で企業のコミュニケーションを支援する。


■お話を伺った方    
職種 エンジニア
名前 並木 優祐(なみき ゆうすけ)さん
経歴 会津大学 大学院 コンピュータ理工学研究科を卒業。在学中は学内の書店の在庫管理システムや、健康診断の予約システムなどの開発を行う。2022年に新卒として株式会社Jストリームに入社。社内の共通開発基盤『J-Stream Cloud』の設計・開発に携わり、入社2年目からはテックリードとして、社内の技術方針の策定や技術的課題の解決も行う。
 
 
 

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いい刺激をくれる友人に囲まれ、たくさんの開発経験を積んだ学生時代

――大学時代は、どのようなことに注力していましたか?

並木 学内バイトに力を入れていて、内容としては学内のシステム開発をしていました。具体的には、大学内にあるブックセンターの在庫管理システムや、式典の受付システム、健康診断の予約を行うシステムの開発を行っていましたね。大学院に進学してからも引き続き、学内アルバイトは続けていました。

 
――やってみようと思ったきっかけは何ですか?

並木 大学にはプログラミングやシステム開発が好きなメンバーがたくさんいて、技術力の高さだけでなく、「自分たちで積極的に作っていきたい」という意欲の高さも持ち合わせた友人に囲まれていたんです。そうした友人に感化されたところもあって誘いがあった時は迷わず「やりたい!」と手を挙げていましたね。本当に周囲の友人に恵まれていたなと思いますし、私自身も「経験を積める良いチャンスだ」と思い、積極的に参加していたのを覚えています。

 
――学内システムの開発で、大変だったことはありますか?

並木 ブックセンターの在庫管理システムはかなり規模が大きかったので、完成までたどり着くのがとても大変でしたね。作り上げるのに1年以上はかかったと思います。他の開発と比べてもあまりに規模感が大きくレベルも高かったので、これまでに歴代の先輩がやろうとしてはプロジェクトが途中で頓挫する、というのを繰り返していたらしいのです。私たちの代が挑戦した時も先輩たちと同じように、規模の大きい開発を継続して進めることの難しさを実感しましたね。

 
――ちなみに並木さんの代では、どのように完成までたどり着いたのでしょうか?

並木 実は私の代でも一度頓挫しかけたことがあるんですよ。開発の話が立ち上がった時はみんなノリと勢いで進められるのですが、先ほどもお話しした通り規模の大きい開発なので、その勢いのあるうちに完成しないのが難点でした。それまで取り組んだ先輩たちは、途中で興味が失せてしまったり、やる気がなくなってしまって、自然消滅のような形で終わってしまっていたようです。

そのような課題をクリアするために、私たちの代ではメンバー全員で週に1度の定例ミーティングを開催したり、まるで会社のプロジェクトのようにそれぞれの担当領域を決めて進めることにしました。当時は5名程度のメンバーで取り組んでいたのですが、フロント・バックエンド・インフラなどの役割ごとに担当を決めました。自分たちでよりプロジェクト感を出すことで、チームのモチベーションを保ちながら、完成まで進めましたね。

このプロジェクトでの経験があったので、会社に入社したときもいい意味で「学生時代と変わらないな」と感じたのを覚えています。学生時代は授業など他にやらなければならないこともありますが、社会人になると仕事として開発プロジェクトに専念できるので、そこはすごく嬉しかったですね。
 
――学生時代を振り返って、やって良かったと思うことはありますか?

並木 とにかく色々なことに挑戦してみたことは良かったと思いますね。さまざまなシステム開発に携わって何かを作り上げた経験は、「自分ならできる」という確信や自信に繋がりましたし、今の仕事にも活きていると感じます。
 
――どうしてそのようにアクティブな大学生活が送れたのでしょうか?

並木 大学の環境が自分の興味や性格に合っていたので、自然と活動的になれたんだと思います。むしろ高校時代までは控え目な性格で、何かにチャレンジすることはあまりなかったんですよ。私が通っていた大学では、大学発ベンチャーの創出に力を注いでいるので、とにかくチャレンジする機会が豊富で、挑戦に手を出しやすい環境だったんです。もちろん先輩や友人からの影響もありましたが、一番の理由はやっぱり大学全体の雰囲気で、それが自分にしっくりきたからだと思いますね。

学内の友人も、向上心が高くて何事にも挑戦していくタイプの人が多かったです。有名企業のインターンに挑戦したり、ハッカソンに参加したり、学外活動にも積極的な人が多かったですね。彼らに感化されて自分自身もアクティブになれたし、成長できたんだと思います。自分が身を置く環境の大切さを実感しました。
 
――ありがとうございます。続いて就活のエピソードについて伺いたいのですが、就活はいつごろから始められましたか?

並木 大学院2年生の4月ごろに始めたので、遅めのスタートでした。IT業界を志望していたのですが、広い範囲に興味があって分野を絞り込めなかったため、「どこの企業がいいんだろう」と悩んでしまい、なかなかエントリーができなかったんです。そんな中、知人からスカウト型の就活サイトを教えてもらい、そこでスカウトされたのがJストリームでした。4月に就活サイトに登録して、6月には内定をもらって就活を終えたので、活動期間は2ヶ月間ほどでしたね。
 
――かなり早いスピードで決められたんですね。

並木 そうですね。分野を絞り込めないほど色んなところに興味があるということは、逆に言えばどこに行っても満足して働けるんだと捉えました。そうであれば企業とのご縁を大切にしようと思って、スカウトで声をかけてくれた会社に決めることにしました。
 
――「ご縁」を感じたこと以外にも、入社の決め手になったものはありますか?

並木 これまで触れたことがなかった動画関係の知識を学んでみたいと思ったことと、面談のときに「この会社なら入って大丈夫だろう」と思える人物に出会えたことも決め手ですね。実は、当時内定をもらっていた企業がもう1社あったんです。そこはセキュリティ系の会社で、私もセキュリティ系の研究室出身だったので親和性は高かったのですが、正直学びきった感があって。セキュリティは研究でしっかり学んだから、もっとほかの分野をやってみたいという気持ちが強かったんです。なので、自分の中に知識がなかった動画関係の知識を学んでみたいと思い、Jストリームの方に興味が湧いたんです。

それからJストリームの選考中に、現在のアーキテクトと面談をする機会があって、話してみたらすごく楽しかったんですね。その人はJストリームの開発基盤を整える段階から参画しているような、現在の開発の中枢になる部分を作り上げた人だったんです。面談中も技術について活き活きと話していて、本当に技術が好きなんだというのが滲み出ているところに惹かれたんですね。直感的に、「この人がいる会社なら、入社しても大丈夫」と思えたので、それが入社の決め手になりました。

 

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エンジニア向け社内人事制度を利用して、入社2年目でテックリードに抜擢

――現在の業務内容について教えてください。

並木 今は社内の共通開発基盤の設計と開発を行っています。具体的には、会社の基盤となる事業のライブ配信システムと、その制御システムのサービス設計や開発が主な担当ですね。直近ですと、自社サービスの1つである編成配信システムの基盤となる部分を開発しています。

設定したスケジュールに合わせて、事前に収録したVOD(ビデオ・オン・デマンド)の映像を流したり、ライブ配信の映像に切り替えたりするシステムです。イメージとしては、テレビの番組表通りに設定すれば、そのスケジュール通りに映像やライブが勝手に流れる感じですね。その基盤となるシステムを開発しています。

Jストリームで提供しているサービスは、その共通開発基盤からAPI(Application Programming Interface)で飛ばしてユーザーにお届けしているので、この基盤が崩れてしまうと会社のサービス全般に影響が及んでしまうんです。
 
――サービスの基礎を担う重要なお仕事なんですね。入社2年目からはテックリードとして活躍されていると伺いました。

並木 基本的には開発業務がメインですが、テックリードとしてチームをまとめることもあります。Jストリームは通常の人事制度とは別に、エンジニア向けのテック人事制度というものがあるのですが、その制度のもとでテックリードのポジションに就きました。この制度は、技術力があれば社歴や年齢関係なくリーダーや幹部クラスに昇進できる制度なんです。2021年にできた比較的新しい制度で、人事部ではなくテックリードのメンバーたちが発案して生まれました。

現在は入社1年目からでも使えるようになったみたいですが、私が入社した当時は1年目から制度を使える枠がまだなかったので、1年目の終わりに試験を受けてテックリードに就任しました。ちなみにですが、2年目でテック人事制度を使えたのは、当時の社内では異例の早さだったそうです。
 
――それほど技術力を高く評価されたんですね。入社後の研修制度や、配属までの流れについても教えていただけますか?

並木 入社してからの2ヶ月間は、営業などを含めた全同期共通の新入社員研修を受けました。基本的なビジネスマナーだけでなく、実際の営業の現場に同行する営業研修というのもありました。サービスについて、責任者の方から直接説明してもらえるので、技術面以外の知識も得ることができて面白かったです。2ヶ月間の研修とは思えないくらい内容が濃厚でしたね。

その後は、配属先のプラットフォーム本部で同期のエンジニアたちと一緒に技術に特化した研修を1週間ほど受けました。研修では、部署やネットワークの知識、実際に開発で使っているシステムなどについて説明を受けました。一通り知識を身に付けて、研修の最後にはサーバーの構築やセットアップを経験しましたね。1週間の研修を終えたあとは、実際にOJT(※)という形でどんどん現場に入っていく流れでしたね。
(※)現場での実務を通して知識やスキルを習得する教育手法のこと
 
――配属後の業務の流れについても教えてください。

並木 現在と同じ共通開発基盤に配属されまして、開発や設計などを分担してサービス開発を進めていました。最初は、実際にサービスを触って理解するところから始まり、少し慣れてきたら簡単な改修から少しずつ開発に関わっていく、という流れでした。私の場合、2ヶ月ほどで開発に参加できるようになりましたね。

ちょうど入社した時期はコロナ禍だったので、業務は基本的にリモートで行っていたのですが、毎日のように1on1のようなメンター面談の時間を設けてもらっていました。何かあれば面談のタイミングで相談したり、雑談したりすることでコミュニケーションを取れたので、リモートワークに対して特にやりにくさは感じなかったです。

これはJストリームの社員の特徴かもしれないんですが、良い意味で教えたがりの人が周りに多いんですね。何か困ったことがあれば気軽に社内チャットで相談できるし、質問に対してもメンバーの誰かが必ず反応してくれるんです。

Jストリームはクライアントに対して伝え方を提案する会社なので、「まずは自分たちがちゃんと伝えられる人間になろう」という意識が根付いているのかもしれませんね。その意識が、オンラインでの活発なコミュニケーションやサポートに繋がっているのだと思います。
 
――入社1年目はどのような業務をしていましたか?

並木 今思えば、1年目は順調だったのかもしれないです。先輩のサポート業務を担当していたときに、早くチームに馴染んで戦力になれるように頑張っていたのですが、大変だったのはそれくらいかなと。配属から4ヶ月経ったころには、もう新規サービスのリリースをメインで担当していました。

当時は他のメンバーが別のサービス開発でかなり忙しい中、ちょうどたまたま手が空いていたのもあって、私がリリースを担当することになったんです。確認のために立ち会ってくれるメンバーはいたんですが、いくつものコンポーネントを私が主導になってどんどん出していったのを覚えていますね。

会社としては1年間メンターと並走して、じっくり1年かけて独り立ちする体制を整えているそうなんですが、個人の習熟度や成長スピードによっては、かなり早めに仕事が回ってくることもあるみたいです。私の場合は社会人になって開発に専念できる環境になり、自主的に仕事を取りにいっているうちに自然と成長できていたのかなと振り返ってみて思います。学生時代には触れてこなかった技術がたくさんあるので、新しいものをどんどん取り入れていくうちに視野も広くなったと思いますし、自分でも成長の勢いを感じていましたね。
 
――Jストリームに入社したからこそ得られたことは、なんですか?

並木 スピード感を持って成長できている点ですね。入社2年目でマネジメント、少なくともリーダーに近い体験ができる企業はなかなかないと思います。3年目の現在はさらにマネジメント方面に踏み込んでいっているのですが、ビジネス的な考え方も求められるようになってきたので、より貴重な体験をさせてもらっていると実感しています。

あとは、データセンターでのインフラ作業経験ですかね。入社2年目の秋に「インフラ作業の現場を見てみたい」と言ったら、「じゃあやってみる?」と声をかけてもらったんです。その後、兼業のような形で、インフラの業務に参加させてもらいました。現在はバックエンドの開発をしているのですが、今まで知らなかったインフラについて知識と経験を得ることで、バックエンドでできることの幅が一気に広がりましたね。
 
――これまでの成長を振り返って、特に重要なポイントだったと思うことはなんでしょうか?

並木 やはり大学生時代から続いている「チャンスを逃さない」という心構えと、積極的にチャレンジしていく姿勢ですかね。入社して最初にチャンスを掴んだと思ったのは、配属当初に新規サービスの開発に携わっていたときですね。自分の担当範囲が終わったあとに、別の先輩が開発していた領域を引き継いだんです。1年目の新人から先輩に「手伝いますよ」と声をかけるのはかなり勇気がいるので、自分から積極的に動いたのは、今思えばある意味チャレンジでもあったのかなと思います。

テックリードの話を受けたときは、うまく役割を果たせるか不安だったのですが、「絶対向いてるからやってみたら?」という後押しもあって挑戦してみることにしました。自分だけで判断していたら断っていたかもしれなかったので、周囲からの後押しが本当にありがたかったです。

そしてテックリードになってからは、今いる環境にとどまらず、積極的に上を目指そうという意識が強くなりました。テックリードという肩書きに負けないように、むしろそのポジションを追い越すくらいの気持ちで頑張ろうと思いましたね。

 

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業界を牽引してきた会社だからこそ、社員の「やりたい」を実現できる

――今後の展望についてお聞かせください。

並木 テックリードという立場でもあるので、直近の目標としては、会社が抱えている技術的な問題をどんどん解決していきたいですね。特に今はバックエンドのテックリードとして、求められている役割をしっかり果たすことで、技術責任者のポジションを目指したいと考えています。

Jストリームは色々な分野で自由に挑戦させてもらえる会社なので、バックエンドだけでなくインフラ領域にも挑戦したいですし、現在はシステムの開発にも携わっているお陰で、ライブや映像の知見もどんどんたまっているので、その延長でフロントも経験したいなと思い始めました。
 
――そうなると目指すエンジニア像は、フルスタックエンジニアでしょうか?

並木 一言でいえばそうですね。一応全部知っている、というレベルではなく、本当に全領域に強くてなんでもできるエンジニアが理想です。どの領域でもテックリードになれるくらい極めたいですね。

なおかつ最近はエンジニア領域だけでなく、ビジネス領域もすべて理解したいという興味が沸いてきたので、基本的にはその辺りの全てを理解できているエンジニアを目指したいですね。私の性格上、ちょっと知っている程度では満足できないので、これからもとことん突き詰めていきたいです(笑)。
 
――どんな人と一緒に働きたいと思いますか?

並木 やっぱり技術が好きな人と一緒に働きたいですね。大前提として技術が好きでないとエンジニアは務まらないと思いますし、技術が好きな者同士で一緒に語れる方が楽しく仕事もできるだろうなと思います。

Jストリームは、技術が大好きで技術について話すと1日中止まらなくなるような人が集まっている会社なので、そうしたところに魅力を感じてくれる方と働けたら嬉しいですね。ぜひうちに入社して、技術について色々と語り合いましょう!
 
――ありがとうございます。最後に、Jストリームを志望する学生に向けてメッセージをお願いします。

並木 Jストリームは、社員の魅力が大きい会社です。例えばどんな方でも受け止められる環境や度量があると思っていて、技術が大好きな人から「特に決まってないけど何かやりたい」という人まで、さまざまな人に合わせて何かを一緒に形にしていくことができる会社です。

そして、業界を牽引する企業だからこそ0から1を作る機会が多いですし、そのためのノウハウも豊富にあります。社員のやりたいことや挑戦を受け止めて、一緒に実現する環境が整っているので、少しでも「面白そう」と感じた方は、ぜひ応募してください。


 
 

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