業界研究は具体的に何を調べればいい?【IT就活の悩み一問一答】

「こうした方がいいと見た」「これは良くないと聞いた」けど、「実際どうなの?」ともやもやしていることはありませんか?
今回は、業界研究で何を調べたら良いかについて、ITエンジニアの就活支援実績が豊富なキャリアアドバイザーが解説します!
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まずは登録してみるQ. 業界研究が大事と言われますが、具体的に何を調べればいいのでしょうか。
就活を始めたばかりで、まだ特定の業界に絞れていません。業界研究が大事だと聞いたので取り組んでみたいのですが、具体的に何を調べればいいのでしょうか。A. まずは「誰に、どんな価値を届けて、どう稼いでいるか」というビジネスの基本構造を比較しましょう。
業界研究の目的は、単に企業名を覚えることではなく、世の中の仕組みを知り「自分の価値観がどこにフィットするか」を確かめることです。世の中のあらゆる仕事は「誰に」「何を」「どうやって」提供し、その対価を得るかという構造で成り立っています。この基本を理解せずに企業名だけを追っても、自分に合うかどうかを判断するのは困難です。まずは、以下の3つの軸で業界ごとの役割の違いをクリアにしていきましょう。
1. 顧客(誰に):ビジネスの相手を知る
まず注目すべきは、その業界が「誰の課題を解決しているか」です。一般消費者を相手にする「BtoC(Business to Consumer)」と、企業や官公庁を相手にする「BtoB(Business to Business)」では、仕事の進め方や求められるスキルが大きく異なります。BtoCは、私たちが普段利用するSNSやコンビニ、アパレルなどが該当し、ユーザーの反応がダイレクトに返ってくる楽しさがあります。
一方、BtoBは、企業の裏側で動くシステムや原材料の製造などが該当し、一つひとつの取引額が大きく、社会のインフラを支えているという強い責任感を伴うのが特徴です。
2. 商品(何を):提供する価値の正体を知る
次に、そのビジネスが提供している「価値の形」を確認しましょう。自動車や食品のように目に見える形がある「モノ(有形商材)」を売るのか、ソフトウェアや金融、コンサルティングのように形のない「サービス・仕組み(無形商材)」を売るのかという違いです。有形商材は、製品の品質やブランド力が重要視されますが、無形商材は「担当者の提案力」や「仕組みの利便性」そのものが価値となります。
3. 収益モデル(どう稼ぐ):持続可能な仕組みを知る
最後に、どのようにして利益を上げているかという「稼ぎ方」を調べます。これは企業の文化や、働く人の日々の動きに直結する重要な要素です。一回ごとの販売で利益を得る「売り切り型(販売利益)」、月額料金などで継続的に稼ぐ「ストック型(サブスクリプション)」、あるいは専門知識を提供して対価を得る「成果報酬・コンサル料」など、モデルは多様です。
例えば、サブスク型であれば「契約後のユーザーフォロー」が重要になりますし、売り切り型であれば「新規顧客の獲得」に力点が置かれます。
【参考】IT業界の4つのビジネスモデルを理解する
全業界共通の視点を持った上で、たとえばIT業界に目を向けると、技術を「どのような形態で提供しているか」によって大きく4つに分類することができます。自社開発(Webサービス系)
自社で企画したサービスを一般ユーザーや企業に直接届け、利用料や広告枠で収益を得るモデルです。自分たちの手でプロダクトを育てる手応えがあり、市場の反応を見ながらスピーディーに改善を繰り返していきます。受託開発(SIer系)
銀行などの企業や官公庁といったクライアントから「こんなシステムが欲しい」という注文を受けてオーダーメイドで構築するモデルです。社会の屋台骨を支える大規模なプロジェクトも多く、ミスが許されない環境下で堅実な設計・管理能力を磨けるのが大きな魅力です。客先常駐(SES系)
エンジニアがクライアントのプロジェクト現場に入り、技術的な労働力を提供するモデルです。特定の自社製品に縛られず、数ヶ月から数年単位で多様な現場を渡り歩くため、短期間で幅広い技術スタックや開発手法に触れ、汎用的なスキルを効率よく身につけることができます。ITコンサルティング
単にシステムを作るだけでなく、顧客の経営課題そのものに踏み込み、ITを武器にどうビジネスを加速させるかの戦略を立てるモデルです。プログラミングの先にある「技術でどう利益を生むか」というビジネスの上流工程に携わり、論理的思考で顧客を導く役割を担います。業界研究とは、単に情報を集めることではありません。他業界と比較しながら、「その業界・企業がどう利益を生み出し、社会のどの部分を支えているか」という構造を理解することです。
この構造が分かると、ゆくゆくは「数ある選択肢の中で、なぜ他ではなくこの業界なのか」「なぜこの企業なのか」という問いに対して、説得力を持って答えられるようになります。
まずは広い視野でビジネスの仕組みを比較し、自分が最も貢献したい場所を見つけるために、「その企業は誰に、どんな価値を届けて、どう稼いでいるか」を具体的に調べることから始めてみましょう。
この質問の回答者

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