たくさんの人と関わりたい。株式会社キャムテックで叶える、みんなに頼られるエンジニア像とは

たくさんの人と関わりたい。株式会社キャムテックで叶える、みんなに頼られるエンジニア像とは
大学時代に参加したワークショップを通じて、仲間と一緒に何かをつくる楽しさを知り、エンジニア職を目指し始めたという仲地さん。しかし、ロジカルシンキングが苦手だったこともあり、入社当初は苦労したこともあるそう。入社後は、周りからのアドバイスをもとに、論理的思考力を高め、実装する力をつけていったという。 今回、お話を伺ったのは株式会社キャムテックでエンジニアとして活躍する仲地錬さん。仲地さんがどのようなきっかけでエンジニアを目指したのか、また、現在の業務内容、これからどんなエンジニアになっていきたいのか、さまざまな角度でインタビューをしている。


■企業紹介
人材活用に関する課題に着目し、デジタルとアナログを組み合わせて「会社」と「働く人」が直面する困りごとを解決するための事業を展開している人材サービス企業。システム開発事業、コンサルティング事業、マネジメント事業を3つの軸に「働くこと」の価値を変革できるようなサービスを提供している。

■お話を伺った方
エンジニア
仲地 錬(なかち れん)さん
琉球大学工学部情報工学科知能情報コースを修了後、2021年に株式会社キャムテックに新卒入社。入社後は、社内ログインシステムの開発やシステム改修、給与明細システムの開発を経験。現在は人材紹介管理システムの開発チームにて、システム開発に携わっている。
 
 
 

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

 
 

論理的思考が苦手というハンデ。それでもエンジニアになれた理由とは?

――大学時代に頑張ったことを教えて下さい。
仲地 琉球大学で開催された情報技術人材の育成プログラム、「enPiT(エンピット)」に参加したことです。5人1組のチームで、自分たちで設定した顧客のためにどんなものを作ればいいかを考え、制作・発表をしました。制作にはそれなりの技術力が必要なので、技術合宿も行いながら、丸1年くらいかけて真剣に取り組みましたね。顧客と関わったり、プレゼンをしたりと、大学の授業では得られないような経験ができたので、参加して良かったと思っています。

最初に「enPiT」に興味を持ったきっかけは、大学の単位がもらえると聞いたからです(笑)。応募前に「enPiT」に参加した先輩方のアピールタイムがあったのですが、参加した全員が「楽しかった」と話していて、就活に有利だよと話す方もいたので、これは参加するしかないと思いましたね。
 
――「enPiT」では、どんな事をしたんですか?
仲地 「enPiT」では、ターゲットとなる顧客の設定から行い、最終的にはアプリケーションを完成させました。パソコンやスマホをかざすと撮影物の英単語が出てくるアプリを作ったのですが、その過程では「そもそもの仕組みが分からない」「何から作ればいいのだろう」と悩むこともありました。ただ、自分を含めて5名のチームメンバーで協力して取り組み、講師やサポートの方々の助けもあって、無事完成させることができました。取り組んでいる途中も、苦しさよりはみんなで解決方法を見つけることを楽しむ感覚の方が強く、そのような姿勢でアプリケーション開発に携われたことは、楽しい思い出になりましたね。
 
――エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?
仲地 エンジニアを目指すきっかけになったのも、「enPiT」です。実はもともと論理的思考が苦手で、大学の課題も仲間の協力のおかげでやっとクリアできるレベルだったんですよね。「enPiT」に参加したあともその苦手意識は残ったままだったのですが、そのぶん、仲間と一緒にシステムを作る楽しさを改めて実感しました。

それに加え、「enPiT」ではクライアントに実際に関われる点に、とてもやりがいを覚えましたね。私たちのチームが設定した顧客は小学生の子どもたちなのですが、完成したアプリケーションを実際に使ってもらったところ、「これすごいね」と言ってくれて、クライアントの役に立てることに喜びを感じました。こうした2つの気づきから、自分の技術を活かしてクライアントと関われるエンジニアになろうと決めました。
 
――論理的思考が苦手というお話がありましたが、就活をする上で技術面や思考力といった部分で不安はありましたか?
仲地 もちろん不安はありましたね。エンジニアとして企業に入ってからしっかりやっていけるのか、また、そもそも自分の技術力で入れる企業があるのかという不安は、かなりありましたね。実際、キャムテックに内定をもらっていなければエンジニアの道は絶たれていたのではないかと思うほど、自分の技術力に自信がなかったんですよ。

その一方で、「入社してしまえば、技術面はきっとどうにかなるだろう」という思いも同時にありました。なぜそう思えたかというと、就活の自己分析の中でしっかりと自分の強みを把握していたからなんですよね。具体的には「行動に移すのが早い」ことと、自分で言うのはちょっと恥ずかしいのですが「人柄の良さ」が自分の強みだと思ったので、きっとそれらを活かして成長していけるだろうと考えていました。実際に入社してからこれまで、技術面でもとても成長できたなと自負しています。
 
――どのような軸で就活をしていましたか?
仲地 2つの軸があるのですが、まず一つ目は「顧客と実際にやり取りができる環境があるかどうか」を軸にしていました。これは「enPiT」の経験を踏まえて、エンジニアになろうと思った決め手にも重なる部分だったので、特に外せない部分でした。

そして二つ目の軸は、「技術力よりも人格を重視して見てくれる会社」でした。私は論理的思考が苦手なこともあり、エンジニア職の採用試験では落とされてしまうこともあって。私自身も社員の人柄を見て入社したい会社を絞っていたので、会社側にも同じく人柄をしっかりと見てくれることを期待していました。
 
―― キャムテックに入社を決めた理由は何だったのでしょうか?
仲地 キャムテックは選考の中でちゃんと私の人柄の部分を見てくれて、そこを評価してもらえたと感じられたからですね。2次選考では論理的思考を試される試験があって、私はあまり手応えがなかったので「多分落ちるんだろうな…」と半ば諦めていました。ですが、なぜか3次選考に通していただき、その時面接官の方から、「試験の結果から論理的思考が苦手かなと思ったけど、こうして話しているとやっぱりすごく人柄がいいし、当社はプログラミング未経験も入社するから育てる自信はあるよ」とお話ししていただいて。

情報系の学部で論理的思考が苦手というハンデを抱えていながらも、私の人柄をしっかり見てくれたのが嬉しかったですね。またそれに加え、「仲地さんの人柄を見て、一緒に働きたいと思った」とも言っていただきました。そこで改めて「この会社で働きたい」と思い、入社することになりました。
 

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「未経験を育てる自信」を実感。エンジニアが共通して大事にしていること

――入社後の研修はどうでしたか?
仲地 入社後は全体のビジネスマナー研修を受講したあと、約2ヶ月ほどの技術研修を受けました。技術研修ではPCを自作したり、そのPCを使ってExcel VBAやPHPの課題に取り組んだりしていましたね。

課題の進め方としては、まずは自分で実装したらメンターからのレビューを受ける、そこからまた改修をしてレビューを受けて…ということを何度も繰り返し、最終的に出来上がったものを部署の全員に向けて発表するといったものでした。ここまで何度もレビューをいただける研修はなかなか無いんじゃないかと思っています。

繰り返しレビューを挟んでいただいたおかげで、学生時代はコピペで済ませていたようなソースコードもしっかり理解でき、プログラミングの基礎を十分に固められたと思います。また、何度もコミュニケーションを取るおかげで、上司やメンターともかなり話しやすい環境ができた状態で配属先にアサインできました。
 
――入社後の業務内容について、お聞かせください。
仲地 1年目は社内ログインに関するシステムを開発して、2年目はキャムテックの派遣事業を支える基幹システムの改修や機能追加、サブツールの作成などもやりましたね。その年の後半あたりから新たにPHPにも取り組んで、給与明細のシステムも作りました。そして3年目から現在までは、キャムテックが派遣事業と並行して行っている人材紹介事業システムのリニューアルに携わっています。

入社1年目は、先輩からの指示を受けて実装していくことが多かったのですが、2年目の後半からは仕様書を渡してもらい、その先は任せてもらえることが増えていきましたね。3年目からはソースコードを見て自分で仕様を洗い出すところまで任せてもらえるようになっていきました。4年目の現在は自分でシステム開発をしつつ、協力会社が作ったソースコードを見て改修もしています。ステップを踏みながら着実にキャリアの幅が広がっている実感がありますね。
 
――先輩が丁寧に教えてくれる文化があるんですか?
仲地 そうですね。1年目は分からないことだらけだったので、チームのメンターに「これが分からないです」とよく質問をしていました。そうすると、自分が何が分かっていないのか理由から一緒に深掘りしてくれて、忙しいなかでもたくさん時間を割いて、分かるようになるまで丁寧に教えてくれたんです。また、「やりたいことをまず紙に書き出すといいよ」というアドバイスももらい、フローチャートの作り方を教わったのもあの頃ですね。

入社1年目の不明点なんて、先輩方にとっては簡単に答えが出るものだと思うのですが、ただ答えを教えるのではなく、その道筋を一緒にたどることで気づきを与えてくれたんですよね。答えではなく、考え方を教えてくれる。これはキャムテックのエンジニア皆に共通する姿勢ですし、面接のときに言っていた「未経験も育てる自信」につながっているんじゃないかなと思います。
 
――素敵ですね。ちなみにこれまで、一番大変だったことは何ですか?
仲地 2年目の後半から取り組んだ、給与明細管理システムの開発が一番難しかったですね。今まではC#、VBAといったプログラミング言語を使用していたのですが、このときに初めて、PHPを使ったWeb開発の領域に足を踏み入れたんです。PHPはC#とは異なり書き方に決まりがあったりと、慣れない部分でいろいろと苦戦しましたね。

ほかにも、上司と話して大まかな仕様を決めたあとは、自分で1から実装を考えることになったのですが、その実装が思いつかないという大変さもありましたね。もちろん上司に相談できるものの解決するのは自分なので、このころから自分で考える時間も長くなって、少し悩んでいた時期でもありました。
――どのようにその状態を乗り越えましたか?
仲地 まずは「論理的思考力を高めて、自分で実装を考えられるようになろう」と改めて決意しました。そのために、自分の考えた実装が間違っていても良いから、まずは1度実装してみる。そして、上司からもらった指摘やアドバイスをもとにブラッシュアップして技術力をつける、ということを繰り返しました。あとは、頑張る姿を見守ってくれた上司や周りの先輩方からアドバイスや協力のおかげもあって、どうにかリリースまでつなげられましたね。

当時は大変でしたが、この経験は現在の後輩指導にもかなり活かせているので、あの時期があって本当によかったなと思っています。周りの先輩方からも、「2年目から3年目にかけてすごい成長したね」と言っていただきました。
 
――仲地さんはどんなところに仕事の楽しさを感じていますか?
仲地 いろいろな人と関われる仕事がやっぱり一番楽しいですね。それは社内のメンバーに限らず、現在取り組んでいる人材管理システムの開発プロジェクトの中で、 社外のメンバーと一緒に仕事できることも楽しいです。クライアント含め上司やメンバ-など、さまざまな方とお話をしながらブラッシュアップしていくことに、大きな楽しさを感じます。

それだけでなく、「どうすればクライアントの要望を満たせるのか」を考えることにも面白さを感じますし、それを実装できたときの達成感は、やりがいにつながっていますね。どのシステムを開発しても使っていただくクライアントがあってこそのものなので、どれだけクライアントの要望を満たせるか、そしてクライアントの期待以上のものを出せるかというのを自分の目標としています。
 
―― キャムテックだからこそできる経験は何ですか?
仲地 社内クライアントがいるという点と、 あとは入社2~3年目の比較的早い段階から協力会社と関われた点ですね。 社内クライアントが多いので、 クライアントの要望を聞く機会も必然的に多くなり、ユーザー目線で考える思考というのが着実に身についてきたなという実感があります。あとはやっぱり早くから協力会社と関わることでノウハウを学んだり、システムの作り方を参考にしたりと技術面でも勉強になる点がたくさんあって、技術面での成長もすごく感じています。これはキャムテックに入社したからこそ得られた体験かなと思いますね。 



 

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目指すは「社内の何でも屋さん」。誰からも頼られるエンジニアに

――今後どんなエンジニアを目指したいですか?
仲地 究極の理想像は、いろいろな人から相談されて、周囲にとって依頼しやすい「社内の何でも屋さん」になることです。仕事って与えてくれるクライアントがいないと成り立たないものだと思うのですが、なかでも自分1人で完結する仕事よりもいろいろ人と関わってする仕事の方が、成長できる度合いも大きいと考えていて。社内では他部署との関りも頻繁にあって、「誰かちょっと対応お願いできますか?」と声をかけられることも多いです。なので自身の成長のためにも、話しかけやすい雰囲気を普段から大切にして、たくさんの仕事をいただきたいと思っています。

また、技術に関するブラッシュアップも、自ら積極的に動いて情報を取りにいきたいですね。クライアントのニーズに応えるために必要な技術力を高めて行きたいです。「課題解決のために、外部のセミナーに参加してきてもいいよ」と上司から言われているので、必要に応じて参加しながら知識を吸収しています。そして、バックエンドやフロントエンド、インフラ関係の分野まで幅広くチャレンジできる環境があるので、さまざまな領域に関わりながら技術面でも頼りになる人材を目指したいです。
 
――そのような姿勢や活動が、具体的に活かせた場面はありますか? 
仲地 まさに現在進行形で活かせている場面があって。社内のAWSのアカウント管理などが煩雑になってきたことを課題に感じ、社内外の情報を集めたことがあります。そのときにAWSのセミナーに参加させてもらい、そこで得た知見を活かして、アカウントの一元管理の方法について自分から提案したこともありました。

もちろん最低限の知識や技術は必要かもしれませんが、これは私だけに限った話ではなく、入社一年目から「この仕様はこうした方がもっと見やすくないですか?」といった感じで上司に積極的に提案しても良いですし、それを受け入れてくれる環境だと思いますね。
 
――どのような人が、キャムテックにマッチすると思いますか?
仲地 コミュニケーション能力がある人だとマッチすると思いますね。キャムテックでは他部署と関わる機会も多く、コミュニケーションを結構重視しているので、他部署の方と自分から積極的に関われるような積極性やコミュニケーション能力がある方は、若手のうちから活躍しやすいと思います。

例えば、入社1年目でも他の人の困りごとを聞いて、その困りごとを自分事として捉えて考えられたり、単に「困っているんだ」で終わらずに、「それなら私がこれを解決したいな」と自ら思える人などですね。先ほどお話しした通り、提案できる環境はすでに整っているので、そうした気づきをどんどん上司や周囲に提案できる人は、社内でもとても重宝されると思います。
 
――エンジニアを目指す学生さんに向けてアドバイスはありますか?
仲地 学生のうちからエンジニア系のイベントには参加した方がいいと思いますね。というのも、そもそもエンジニアに向いているかどうか客観的に分からない人もいると思うので、自己理解の意味でも参加した方がいいですし、幅広い知見も得られたりいろんな人脈を作るという意味でも、できればいろんなエンジニアのイベントには参加してほしいなという風に思いますね。
 
――最後に、キャムテックを志望する学生さんにメッセージをお願いします
仲地 エンジニアリングに関する専門的な勉強に打ち込むのも良いですが、学生のころにしかできない経験ってたくさんあると思うので、自分の興味があることに対して全力で取り組んで欲しいなと思います。

それから、就活の最終選考っていろいろな企業の社長や重役の方々と話す絶好の機会なんですよね。実はこういう機会って、社会人になってしまうと意外となかったりします。だからこそ、いろいろな会社の選考を受けて、その会社の上層部の方も含め、たくさん話をしてみてください。そのうえで、キャムテックを選んでもらえたらすごく嬉しいですね。



 

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