業界大手とタッグ!株式会社ウエディングパークだからできる、業界を変えるエンジニア

■企業紹介
日本初の結婚式に関するクチコミ情報サイト「Wedding Park」を筆頭に、ウエディング×デジタル技術活用の領域でさまざまな事業を展開。「結婚を、もっと幸せにしよう。」という経営理念のもと、一人ひとりの幸せの価値観を尊重し、結婚に関わるすべての人が幸せを感じる瞬間を創るための事業を行っている。
■お話を伺った方
職種 エンジニア
名前 南舘 拓弥(みなみだて たくや)さん
経歴 岩手県立大学ソフトウェア情報学部ソフトウェア情報学科を卒業後、2021年に株式会社ウエディングパークへ新卒入社。現在はウエディング業界全体の課題解決を目指す共創事業に参画し、結婚式費用の透明化を実現する新サービス「mieruupark(ミエルーパーク)」の開発責任者を担当。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/

人生の膨大な時間を、何に注ぐべきか。エンジニアなら後悔しないと思えた理由
――大学ではどういったことに注力されていたのですか?
南舘 主に2つあって、1つは母校の高校でサッカー部のコーチをしていたことと、もう1つは個人で行っていたアプリ開発です。 時期としては、サッカー部のコーチが大学1年から2年まで、個人開発が2年の半ばぐらいから社会人になる前までですね。
サッカーは小学校からやっていて、当時はサッカーに何かしら関わっていたいというキャリアビジョンを考えていたところ、母校からコーチをやってみないかというお誘いがあったので引き受けました。コーチをしていたときは、ただ教えるだけでなく、相手によって柔軟に伝え方を変えるなどコミュニケーション面にも気をつけていました。この経験は仕事でのコミュニケーションの取り方にも活かされていると思います。
個人開発の方はというと、インターンなどには参加せず、ひたすら自己学習をやっていました。ただ、せっかくなら課題解決に向けた開発をしたいと考えていて、当時アルバイトをしていたコンビニが紙ベースで廃棄管理を行っていたので、もっと便利にできないかと思って自分で廃棄管理のToDoサービスを作ったりしていました。実際に導入されたわけではないのですが、「リアルな課題を想定しながらスキルを磨きたい」という考えが学生の頃からあって、力を注いでいましたね。
――大学ではソフトウェア学部を専攻されていましたが、プログラミングへの興味はいつ頃から持たれたのでしょうか?
南舘 大学2年の半ばぐらいだったかと思います。高校時代は教師になってサッカー部の顧問になりたいと思っていて、大学は自分の得意科目である数学科の免許が取れるという理由で入学していたので、入学後もプログラミングとは縁遠い生活をしていました。
プログラミングの授業もあるのですが、入学して最初の1年半くらいは分からないところだらけだったので、授業の面白さもわからなくて。それが2年生の半ばくらいから、それまで分からなかったことが唐突に分かるようになったんです。基礎が出来上がったというか、数学の公式を理解したときに近い感覚ですかね。それで次第に応用が効くようになって、面白さや楽しさも感じられるようになりました。今振り返ってみると、プログラミングへの興味が膨らんだきっかけだったのかなと思います。
――その後、個人開発をする中で、一番印象に残っていることは何ですか?
南舘 母が自営業でダイエットやファスティングに関連する事業をやっているのですが、「自動で計算できるようなものを作ってほしい」と言われ、実際に作ったことですかね。実際にある課題を、初めて自分の技術で解決できた瞬間でした。この経験の中でさらに大きいのが、一度ツールを作って終わりではなく、作ったものに対してさらに母から要望がきて、どんどん改良を重ねていたところだと思っています。
この原体験がプログラミングで課題を解決する楽しさを知るきっかけになりましたし、一つのものを何度もブラッシュアップしていく部分は今の仕事にも通じていて、とてもやりがいを感じました。
――個人開発の経験が仕事としてエンジニアを選ぶきっかけに?
南舘 そうですね。それもきっかけではあるのですが、プログラミングに面白さを感じてから、「ここまでやれたらもう十分だ」と満足することが一度もなかったことも大きいですね。技術の領域は私にとって、常に坂道を上っているようなイメージで、新しい知識を身につけてもまだまだ分からないことが無限に出てくるような感覚があるんですよね。
なので、これから人生をかけて一番時間を注ぐようなことに選んでも、きっと後悔しないだろうと思えたんです。エンジニアの道を選べばきっと大変なこともあるだろうけど、成長し続けられるし楽しいだろうなと考えて、エンジニアになることを決意しました。
――株式会社ウエディングパーク入社を決めた経緯と理由についてお聞かせください。
南舘 まず就活の軸として、身近な人や想像できる人々の生活に影響を与えられるBtoC系の企業を考えていました。加えて、個人開発で課題解決をしていた経験から、自社の中でPDCAサイクルを回せる環境の方が、より良いものを作れるだろうという意識があって、自社開発の企業をメインに探していました。
中でも個人的な背景から、ウエディング業界はとても志望度の高い業界でした。母親は先ほどのダイエット関連の事業のほかにも婚活セミナーの講師もやっていて、母のサポートで結婚したカップルから「ありがとうございます。おかげ様で本当に幸せです」と言われている場面を見たことがあったんです。その時に、人の大きな幸せに携われる仕事ってかっこいいなと感じて、ウエディング業界を志望するようになりました。
そんな中、最初に面接を受けたのがウエディングパークだったんです。その時にエンジニアマネージャーと人事の方とお話したのですが、直感的に「この会社はすごく自分にマッチしている」という感触があって、もし内定をいただけたらこの会社に決めようと思いました。
お話しした社員の方全員に共通して、優しくてコミュニケーションがとりやすく、「この人たちと一緒にお仕事をするのは気持ちいいだろうな」と率直に感じたこと。そして、選考の中でお話しした社員は、エンジニアだけでなくディレクターやデザイナーの方もいて、皆さんに「いま何を目指しているのですか?」という共通の質問を投げかけてみたんです。すると、やっている仕事内容は違っても、みんな目指しているのは同じ理念やビジョンだということが分かって、社員全員が自分の領域だけでなく会社規模で仕事をとらえて動いている様子に、「こんな会社ってあるんだ」とすごく強い印象を持ったのを覚えています。
学生時代のサッカーでもそうでしたが、私はもともとチームで一つの目標を目指すというところに楽しさを感じていたので、 さまざまな職種の方が、高い熱量で同じ目標に向かって取り組む会社のカルチャーに強く惹かれましたね。これも入社を決めた大きな決め手になっていると思います。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/

入社3年目にして業界初の新サービスを開発。共創プロジェクトの開発責任者に
――入社後の業務についてお聞かせください。
南舘 最初は、ドレスショップのクチコミサイトを開発する「Wedding Park DRESS」に配属され、1年ほどはアプリケーションの運用開発に携わっていました。その仕事の中でインフラ領域に苦手意識があって克服したいと思っていました。そんな折に、「インフラを担当するSREチームに入ってみないか」と、挑戦の機会をいただいて、2年目の10月頃からは、SREチームと業界向けのDXツールを提供するDX本部を兼務する形で活動していましたね。
DX本部は営業職との距離が近く、アプリケーション開発だけでなくクライアントとの打ち合わせにも同行させてもらうなど、エンジニアリングだけではない部分にも関わっていました。顧客の声を身近に聞く機会を得たことで、サービスを作って終わりではないという意識を持ちながら仕事をすることができたと思います。
そして入社3年目に結婚式場と共創して課題解決をしていく新しいプロジェクトが立ち上がり、「mieruupark」という結婚式費用のシミュレーションサービスの開発責任者を担当することになりました。これまでにアプリ開発やインフラ業務で培ってきた経験をフル活用して一からシステム開発を行いました。サービスのリリースから1年くらいたつのですが、現在も運用を担当しています。
――入社から今までの経験を通して、感じたことなどはありますか?
南舘 最初に配属された「Wedding Park DRESS」は少数精鋭の新規事業だったのですが、新卒ながらやれる裁量がすごく大きかったなと感じています。
例えば当社の規模が大きい事業では、クチコミを担当するチームや 広告を担当するチーム、SEOチームなど、機能や役割ごとに分かれて仕事をします。大きいサービスの改修に携われたりと、もちろん大きい事業ならではの成長ができると思うのですが、私が配属された新規事業にはそのような垣根がないので、SEOに関することをやったり、パフォーマンスやクチコミに関することを担当したりと、なんでも幅広く携われたところは、新卒としてとてもやりがいがありました。
――御社の中でも南舘さんの成長スピードは突出していると思いますが、何か秘訣があるのでしょうか?
南舘 1年目の12月頃に、自分の担当内容の範囲に自信がついたときに、「このまま今の業務をやっていたら、ちょっと自分の成長スピードが遅くなっちゃいそう」と思ったんですよね。もともとは次の四半期も同じ内容を担当する予定だったのですが、上司に「もっと大きいことをしたいです」とこちらから打診したんですよね。
すると「じゃあやってみようよ」という反応が返ってきて、実際にチャンスの機会をいただけました。 また、実際にそれが自分の中ですごく成長につながったなと思っています。年次は関係なく声をあげたらチャレンジの機会を与え、メンバーを信頼しつつ、しっかりとバックアップしてくれる環境が整っているので、成長したい学生にとってはすごくいい環境なのかなと思っています。
これは私に限った話ではなく会社全体のスタンスでもあるので、声をあげたら社歴に関係なく信頼して任せてもらえるという社風は、成長したい若手にとってはとても良い環境ですよね。
――これまでの業務の中で印象残ったことや、楽しかったことは何ですか?
南舘 1つは1年目に担当したプロジェクトで、営業を通してクライアントからの「すごく助かっている」という生の声を聞けたことです。そこで初めて自分のやっていることが、世の中の人の役に立っているんだと実感しました。エンジニア冥利に尽きる経験をさせてもらえたと思っていますし、 4年目の現在でも自分にとって仕事を頑張るための糧になっています。
さらに言うと、そうしたクライアントの声を聞けるのも、ウエディングパークの営業がクライアントととても良い関係性を築いてくれているからこそだと思うので、 ウエディングパークに入社して良かったなと思った瞬間でもありました。
そしてもう1つが、現在運用している共創事業のシステムをゼロから立ち上げたことです。アプリケーションの運用やインフラの知識など、これまで学んできたことが点だとすると、今回のゼロから開発する経験を通して、一本の線として繋がったような感覚がありました。すごく大変ではありましたが、エンジニアとしてのキャリアを考える中で、一通りのサービスを自分で作り上げたという経験はとても貴重なものでしたし、入社3年目の私にそのようなチャンスをいただけたことは本当に感謝しています。

――入社3年目で新規事業の開発責任者に抜擢された理由は、何だと思いますか?
南舘 一番はDX本部での活動が評価されたのだと思います。特に「作って終わりではなく、作った先を一番大事にする」というマインドを評価していただけたのかなと。DX本部にアサインされたのはサービスを立ち上げたばかりのころで、私たちとしては良いサービスを作っているつもりでも、クライアントには受け入れてもらえないということがありました。そこで私は、ユーザーが本当に求めているものを提供することの重要性をひしひしと感じ、自らクライアントとの打ち合わせに同席させてもらうなど、他の事業部ではなかなか機会がないことにもトライしてみました。そうすることで、自ら挑戦していく姿勢や考え方を評価いただけたのかなと思っています。
他には、アプリケーション開発やインフラ周りなどを経験させてもらい、サービス運用に必要な技術と知識を習得していたことも、理由の一つかもしれません。というのも、ウエディングパークのエンジニア組織はDevOpsを目指そうとしています。現状は分かれている事業の方が多いのですが、本当はインフラもアプリケーションも一つの事業の中で完結できた方が、もっと幅広く改善のアプローチを立てられて、事業の成長や運用面でもメリットが大きいと捉えています。そうした考えを前提として、「インフラもアプリケーションもワンストップで担う、新しい開発スタイルにチャレンジしてみよう」という、意図もあったかと思います。
――ウエディングパークだからこそできた経験などありますか?
南舘 まさに新たに立ち上げた共創事業のサービスがそうですね。ウエディング業界の大手企業である株式会社テイクアンドギヴ・ニーズとタッグを組んで、業界の課題を解決していこうというプロジェクトです。具体的には、結婚式には「最初の見積もりからどんどん金額が上がっていく」というイメージなど、金額の不透明さが大きな課題としてあるので、結婚式場の正式な費用データを開示してシミュレーションできるサービス「mieruupark」をリリースしました。開発中は、式場とのアポイントに私もエンジニアとして参加させてもらい、直接システム提案などをさせてもらいました。社外の、しかもエンジニアではない職種の方へ提案する機会が持てたことは、とてもいい経験になりましたね。
社内で「こんな要望があるだろう」と仮説を立てていたのですが、実際に式場の方とお話をすると、社内で予想していた以上の要望が出てきたと個人的には感じていて。やはり現場のリアルな状況を見ているからこそのご意見もたくさんいただいて、クライアントを一緒に巻き込んで進めるプロジェクトの意義を体感しました。このようにクライアントのニーズを引き出しながら、本当に価値あるものを作っていくという素晴らしい経験をさせてもらえたのも、ウエディングパークの共創プロジェクトがあったからこそだと思っています。
――サービスリリース後の反響はいかがでしたか?
南舘 カップルへ利用者アンケートを実施しているのですが、「実際にこのサービスを使うことで、式場への信頼度が高まりました」という声が、すごく多いんですよね。あとは、「ほかの式場にも導入してほしいです」 「全国に展開してほしいです」という声もあって、実際にユーザーがサービスに対してポジティブな価値を感じてくれていることが分かってとても嬉しいです。また、業界を巻き込んで課題を解決するための重要な一歩になれたかなとも感じます。
なぜリリースからまだ1年経たない状態でこれだけ反響を得られているかというと、「とにかく早くテスト検証して成果を得て、全国に展開していこう」というスタンスのもと始動したプロジェクトだったので、アンケートを取り改善する仕組みなども株式会社テイクアンドギヴ・ニーズと連携して予め整えていました。こうしたウエディングパークの「小さく早く動く」という意識を共有しながら取り組めたところも、とてもよいポイントだったなと思いますね。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/

歯車を合わせて最大の成果を。目指すは「万屋(よろずや)」のようなエンジニア
――今後の展望についてお聞かせください。
南舘 目指すエンジニア像としては、 「万屋(よろずや)」のようなエンジニアです。これはどういうことかというと、いま携わっているmieruuparkの開発をやっているときに、「仕事って掛け算だな」と思ったことがあったんです。1人では絶対にできないようなことも、チームのみんなで力を合わせて上手く歯車を合わせることで、足し算以上の大きな成果を出せると実感したんですよね。
とはいえ、単に能力が高い人たちが集まっただけでは、そこまで大きな成果は出せないのではないかとも考えています。メンバーを繋げる時に何か足りない部分がきっとその都度出てくると思っていて。 例えば「この領域の技術が足りない」とか、「営業と現場をもっと強力に結び付けるハブになれる人が足りない」とか、さまざまな歯車を組み合わせるために必要なピースが出てきたときに、不足している役割をさっと担えるようになれたら、一緒に働くメンバーの力を100%出せるだろうし、そうした成果の上げ方が理想だと思っているんですよね。そこから「万屋のようなエンジニア」という話に繋がるのですが、 チームの足りない部分や、手の届かないかゆい部分を補うピースのような、チームの歯車をうまく回せる存在になりたいなと考えています。
そのためには、今以上に幅広い知識や技術、部署の垣根を超えたコミュニケーションスキルや人脈など、多岐にわたって身につけていく必要があると思うので、これからも常に成長し続けたいですね。
――これからの成長に向けて、現在取り組んでいることはありますか?
南舘 開発現場のことを経営層に伝えて、理解を得ることです。今も模索して悩みながら取り組んでいる部分ではあるのですが、開発責任者という立場になり、経営層や事業責任者の方と話す機会が増えてきた中で難しさを感じています。どんな開発をしているかという具体的なところや、どれだけ難しい技術を用いて開発をしているかといったことは、実は経営目線ではあまり重要視されないので、「その開発によってどんな価値が生み出せるのか」を定量的に伝えられるようになることで、エンジニアでない人にも開発内容の価値を理解してもらいたいと、日々奮闘しているところです。
開発現場のことを適切に伝えられるようになることで、経営層から評価してもらえて、開発現場はより裁量を持って大きな仕事ができると思います。 その一方で、経営層や事業責任者がイメージしていることを適切に噛み砕いて現場に伝えることで、求められていることや必要な価値を技術で叶えやすくなるので、とても重要な課題だと捉えています。
――株式会社ウエディングパークを志望する新卒の方に期待することはありますか?
南舘 自分から手を挙げるといったチャレンジ精神を持ってほしいですね。挑戦したい人にはチャンスが与えられますし、しっかりサポートもしていく環境だと思いますので。あと、何か一つの大きな目標に向かって真剣に取り組める熱量がある方にぜひ来てほしいです。会社のビジョンにもあるとおり、21世紀を代表するブライダル会社を目指しているので、ナンバーワンにこだわる気持ちを持っているとより良いかもしれません。
また、実際のクライアントやサービスを使う人と近い距離で開発ができる部分も、ウエディングパークのエンジニアの大きな魅力だと思っています。ただ作るだけではなくて、作った先を想像して課題解決をしたい人にはとてもマッチすると思います。
――最後に、株式会社ウエディングパークのエンジニアを目指す学生さんに向けてメッセージをお願いします。
南舘 ウエディング業界は、見積もりを紙で出すなど、ほかの業界と比べるとアナログな部分がまだまだ多い業界です。だからこそエンジニアとして技術で変えていける領域がたくさんあるので、そこも魅力的かなと思っています。
私たちとしても課題に対して自ら手を挙げて解決していきたいという想いがある方を積極的にサポートしていきますし、若手でもチャンスをもらえる環境ですので、「技術で解決するチャレンジをしたい」という学生には、ぜひエントリーしてほしいです。
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