OB・OG訪問でおすすめな質問例21選!流れや聞いてはいけないことも
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1. OB・OG訪問とは?重要性やメリットを解説
OB・OG訪問とは、大学の卒業生やサークルの先輩などを訪問し、所属企業の事業や仕事内容といった情報を教えてもらう活動を指します。就活の一環として一般的に行われており、内定獲得を目指すうえで重要な要素です。
しかし、「OB・OG訪問で実際に何を得られるのか」と疑問に思う人もいるでしょう。ここでは、OB・OG訪問の重要性やメリットについて解説します。
OB・OG訪問の重要性
OB・OG訪問は、会社のホームページや説明会の内容をもとに行う企業研究だけでは分からなかった部分を、企業の社員に直接質問できる重要な機会です。選考前に企業に対する疑問を解消できれば、入社への想いが強くなったり、志望動機の幅が広がったりすることも期待できます。
一方、社員から話を聞いて、業界や仕事内容が自分に合わないと判断できる場合もあるでしょう。就職先の選択肢を絞り込む際の情報として、気になる企業の社風や、どのような人が働いているかを聞いておくと、入社後のミスマッチを防げます。
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OB・OG訪問のメリット
OB・OG訪問では、待遇面などの選考中に聞きにくい質問ができたり、就活に関するアドバイスをもらえたりする点がメリットです。具体的なメリットについては以下で解説するので、参考にしてください。
大人数が集まる場所で聞きにくい質問ができる
OB・OG訪問は、込み入った話を聞けるメリットがあります。OB・OG訪問は若手社員と一対一で行われるケースが多く、コミュニケーションをうまく取れれば本音を引き出しやすい状況です。
そのため、企業説明会や面接では踏み込みにくい、給与や休暇といった待遇だけでなく、社内の実際の雰囲気なども教えてもらえる可能性があるでしょう。
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就活の選考についてアドバイスをもらえる
OB・OG訪問では、学生の就活に関する相談を親身になって聞いてくれるケースがあります。OB・OGは過去に就活を経験しているため、企業の目線からどのような人材が求められているのかを熟知しているでしょう。
可能であれば、エントリーシートや志望動機を持参しアドバイスをもらいたいところです。また、面接で質問された内容や、どのように答えたかを聞いておくと、企業に求められる人物像をより掴みやすくなります。
企業にもメリットがある
企業におけるOB・OG訪問のメリットは、優秀な学生と早期に出会える点です。企業は優秀な学生を早い段階で確保したいと考えており、相性のよい学生と出会えれば前向きに採用を検討します。
つまり、OB・OG訪問において高評価が得られれば、選考を通過しやすくなる可能性が高いです。また、OB・OG訪問を行うと、企業によっては早期選考ルートの候補者としてエントリーできる場合もあります。
このように、OB・OG訪問では就活のヒントを得られたり、内定につながりやすかったりするメリットがあるため、積極的に参加しましょう。
関連記事:OB / OG訪問とは?メリット・デメリットや流れを紹介!
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2. OB・OG訪問の具体的な流れを5ステップで解説
OB・OG訪問は暗黙のルールに則った行動が必要な場合もあり、実施する前に全体像を把握しておくことが欠かせません。ここでは、OB・OG訪問の具体的な流れを5ステップで解説します。
ステップ1:訪問するOB・OGを見つける
まずは、対応をしてくれるOB・OGを探しましょう。具体的な方法は以下で解説します。
大学のキャリアセンターや就職課に相談する
大学のキャリアセンターもしくは就職課で、OB・OG訪問を受けてくれる人を探すのがおすすめです。大学のキャリアセンターや就職課では、卒業生が多く働いている企業のOB・OGを紹介してもらえるメリットがあります。
大学で紹介してもらえるOB・OGは自分と同じ大学の卒業生であり、年齢も大きく離れていないことが多いため、あまり緊張せず訪問できるでしょう。
ただし、大学のキャリアセンターや就職課に相談するデメリットもあります。相談しやすい分、多くの学生も同様に相談している可能性が高いです。そのため、OB・OGの紹介までに時間がかかったり、相談への返信がなかったりするケースがあるので注意してください。
また、大学によっては紹介できる人数に制限がかかっている場合があるため、早めの行動が重要です。
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ゼミやサークルの先輩に相談する
大学のゼミや研究室、サークルの先輩からOB・OGを紹介してもらえることもあります。また、研究室やサークルに卒業生の進路表があれば、自分から連絡できる可能性もあるでしょう。希望の企業や気になる業界に勤めている先輩がいる場合は、話を聞けるチャンスです。
なお、ゼミやサークルの先輩が人間性を把握している後輩は、卒業生に紹介しやすい面もあるでしょう。先輩との交流が少ない人は、就活の相談に限らず、普段からコミュニケーションを取っておくのがおすすめです。
企業の担当者に直接相談する
大学で開催される合同説明会や企業説明会で、気になる企業の担当者にOB・OG訪問を直接依頼してみる方法もあります。希望の職種を絞っている場合、対象の職種に就いているOB・OGと話す機会を設けてほしいと打診すると、応じてくれる企業もあるでしょう。
また、企業によってはホームページにある問い合わせフォームから、OB・OG訪問の依頼もできます。志望先の企業などに、一度問い合わせてみるとよいでしょう。
友人に紹介を依頼する
ほかの大学に通う友人に、OB・OG訪問に対応してくれる人を紹介してもらうのも有効な方法です。自分の在籍する大学とのつながりが薄い企業について、OB・OG訪問をしたい場合、友人と交流の深いOB・OGがいれば紹介してもらえる可能性があります。
また、ほかの大学の友人がOB・OG訪問する際に、同行させてもらえるケースもあるでしょう。ただし、同行する場合は、OB・OG訪問先に友人から了承を得てもらう必要があるので注意してください。
SNSや就活サイトを活用する
OB・OG訪問に対応してくれる人を探す方法として、SNSや就活サイトの活用も挙げられます。たとえば、FacebookなどのSNSを活用した探し方は、企業名で検索し、ヒットした社員へ依頼のメッセージを送る流れです。
ただし、SNSはプライベートで利用している場合が多く、たとえ志望している企業の社員であっても知らない相手のため、トラブルに巻き込まれないよう注意しなければなりません。
そのほか、企業と就活生をつなぐアプリや就活サイトのチャットからも、OB・OGと連絡が取れるので活用するとよいでしょう。
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ステップ2:事前にアポイントを取る
OB・OG訪問先が見つかったら、メールや電話でアポイントを取ります。電話は相手の都合もあるため、企業に直接依頼する場合を除き、メールで依頼するのがおすすめです。
メールや電話で依頼する際は、社会人として相応しい言葉遣いが欠かせません。アポイントのための具体的なメールの送り方と電話のかけ方は、後述するのでぜひ参考にしてください。
ステップ3:OB・OG訪問時の質問リストを準備する
アポイントが取れたら、質問リストを事前に準備します。その際、業界や企業についての認識が抽象的な状態では、掘り下げた質問ができないため、入念な業界・企業研究が欠かせません。
業界や企業についてしっかり調べていると伝われば、相手に好印象を与えたり、入社への意欲をアピールできたりするでしょう。具体的には、以下のような項目を調べておくのがおすすめです。
-
・業界の市場規模や構造
・競合他社の動向
・業界内における企業のポジション
・業界内で企業がどのような戦略をとっているのか など
業界を俯瞰して理解するには、日経新聞社が出版している「日経業界地図」を閲覧すると調べやすいでしょう。また、企業研究は、企業や競合他社および取引先のホームページが参考になります。
業界や企業研究ができたら、疑問に感じたことを挙げていき質問事項としてまとめてください。OB・OG訪問の時間は1時間程度が目安のため、質問の数として最低10個は必要です。
まとめた内容はリスト化し、あらかじめメールで共有しておくと、相手も回答の準備がしやすく、聞き逃しや話の脱線を防げます。事前に連絡をすれば、リマインダーの代わりにもなり、訪問日時を把握してもらいやすいでしょう。
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ステップ4:実際に訪問を行う
いよいよ実際にOB・OG訪問を行います。当日のおもな持ち物は、以下を参考にしてください。
-
・質問リスト2部
・メモ
・ペン
質問リストは相手の分まで用意しておくと親切です。
待ち合わせ場所へは相手よりも先に到着することが望ましく、遅刻は厳禁と心得ましょう。万が一遅れそうなときは、必ず電話で連絡を入れてください。
スムーズに到着できるよう時間に余裕を持って行動したり、待ち合わせ場所への具体的な経路を確認したりしておくことが重要です。
OB・OG訪問を行う適切な時期
OB・OG訪問時期のピークは3~4月ですが、11月頃から訪問を始めましょう。就活生は、選考が開始される6月までにOB・OG訪問を済ませたいと考えており、2~3ヶ月前である3~4月がピークとなる傾向があります。
しかし、多くの企業にとって、年度末は1年の中でも忙しくなる時期です。OB・OGも、就活生の訪問対応や年度末による業務量の増加から、多忙となる可能性があります。そのため、ピーク時の訪問ではアポイントを取りにくく、訪問できる回数が少なくなってしまう恐れがあるのです。
さらに、業種によっては12月はクリスマスや年末商戦があるため、11月頃に訪問するのが望ましいでしょう。繁忙期は業界によって異なるため、訪問予定である企業の繁忙期を調査しておくのが大切です。
早めにOB・OG訪問することのデメリットはありません。ほかの就活生よりも情報を多く得られたり、得た情報を踏まえて選考の準備に早期から取りかかれたりするため、早めに訪問するのがおすすめです。
関連記事:就活は何から始めればいい?時期別の就活準備スケジュールを解説!
ステップ5:訪問後はお礼の連絡を入れる
自分のために時間を割いてくれたことや、親身になってくれたことに対して感謝の気持ちを伝えるために、OB・OG訪問後には必ずお礼の連絡をしましょう。
OB・OG訪問後にお礼をするルールはないものの、連絡をしないと相手から失礼だと思われ、悪印象を与えてしまう恐れがあります。お世話になった人に対して感謝の気持ちを伝えることは、就活に限らず仕事や人生においても大事なので、OB・OG訪問を機に習慣にするとよいでしょう。
連絡のタイミングは訪問日の「当日」が望ましいです。訪問日から時間が空くと、印象が薄れてしまいます。
また、お礼の連絡は可能であればメールがおすすめです。メールであれば、相手は落ち着いたときに確認できるため、内容が伝わりやすいでしょう。
メールアドレスが分からない場合は、電話で連絡します。ただし、電話の場合は相手に対応を強いることになり、忙しくて相手が出られなかったり、仕事の邪魔になったりする恐れがあるため、かけるタイミングなどに注意してください。
なお、お礼のメールに返信が来た場合、返信不要と書かれていない限りは返信しましょう。メールの書き方や電話のかけ方は、後述するポイントを参考にしてください。
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3. OB・OG訪問での質問内容の考え方
OB・OG訪問時の質問は、目的を明確にしたうえで具体的な内容を考えることが重要です。ここでは、OB・OG訪問で質問する内容の考え方について解説します。
OB・OG訪問で何を得たいか考える
まずは、OB・OG訪問で自分がどのような情報を得たいのかを明確にすることが欠かせません。目的のないままOB・OG訪問を行うと、質問の内容がまとまらず、深い内容を聞けずに終わってしまう恐れがあります。
「会社の業務内容をメインに聞きたい」「働きやすさや雰囲気をしっかり把握したい」など、目的を設定したうえで質問を準備しましょう。
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より具体的な内容に踏み込む
目的が明確になったら、質問内容を具体的に落とし込んでいきます。業界・企業研究を踏まえて聞きたいポイントを絞り、解像度を高めたい項目について検討するのが大切です。
ただし、具体的な質問は、OB・OGの立場や職種など、場合によっては答えにくいことがあります。質問の仕方を何パターンか考えておくと、相手の様子を伺いながら進められるでしょう。
質問に優先順位をつける
短い時間のなかで質問できる数は限られるため、聞きたい事項に優先順位をつけることも大切です。重視する項目を序盤に持ってきたり、聞き逃したくない質問をまとめておき、最後に忘れていないかチェックしたりするなど工夫してみてください。
OB・OGと話しているなかで新たに浮かぶ質問もあるでしょう。「思いつくまま質問してしまい、聞きたかったことを聞く時間がなくなってしまった」という事態を避けるためにも、優先度を加味して質問を準備しておくことが重要です。
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4. OB・OG訪問で聞いてはいけないこと
OB・OG訪問では、調べればすぐに分かる情報や機密事項に関することなど、聞くべきではない質問があります。ここでは、OB・OG訪問で聞くべきではない質問について解説するので参考にしてください。
調べればすぐに情報を得られる内容
OB・OG訪問では、インターネットなどで調べれば情報が得られるような質問は避けましょう。簡単に分かる内容を質問しても訪問した意味はなく、相手にも時間の無駄だったと感じさせてしまう恐れがあります。
仕事の実情といったリアルな面や、個人の視点から見た企業の内部など、OB・OGの部署や職種、経験からこそ分かることを質問するのが重要です。
企業の機密や答えにくいことに関する内容
OB・OG訪問で、企業の機密事項を質問するのはタブーなので注意してください。たとえば、「現在開発中の△△について具体的な内容を教えてください」「△△会社との取引はどのように進められているのですか」など、部外秘と想定される内容や外部に関することを聞くと、不信感を抱かれる可能性があります。
また、OB・OG訪問はカフェといった場所で行うことも多いでしょう。機密事項を聞いたことで情報が漏れてしてしまう恐れもあるため、質問内容には十分気をつけてください。
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企業が公表している事実を疑うような内容
企業が公表しているデータなどについて、事実を追及するような質問も、OB・OG訪問には不適切です。たとえば、「御社の前年度の純利益は△△円ですが、本当ですか」などと聞いた場合、自社や仕事に対して疑問視しているのかと捉えられる恐れがあります。
就活生として話を聞いていることを忘れず、企業や相手の粗を追及するような質問は避けてください。
最低限の勤務環境を理解していない内容
OB・OG訪問において、自分が職種や部署の勤務環境を理解していないと思われるような質問も注意すべきです。たとえば、21時までオープンしているアパレル店舗のOBに対して「自分は毎日19時までで仕事を終えたいが可能か」と質問した場合、「やる気がないのか」と志望度を疑われかねません。
求める勤務環境が、実際の環境と合うか確認することはもちろん大切です。しかし、自分が気になる仕事と求める環境やライフスタイルがマッチしているかは、下調べの段階である程度分かります。
最低限の内容を理解したうえで、OB・OG訪問ではより深い質問や、例外となる事例はあるのかといった視点から聞くことが重要です。
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5. OB・OG訪問で質問リストに使える例を紹介
ここでは、OB・OG訪問の際に聞くとよい質問を項目に分けて紹介します。質問で得られる情報も解説するので、ぜひ参考にしてください。
会社の業務内容を知るための質問
会社の業務内容については、自分が職種に合っているかやキャリアプランを考えるためにも、質問したい項目です。具体的には、次のような質問が考えられます。
・質問例1:「(OB・OGが)入社してから行った業務は?」
キャリアアップのイメージを描くための質問として有効です。入社すると具体的にどのような経験ができるのか、何年目でどの仕事を任せてもらえるのかが、実務ベースで把握できるでしょう。
・質問例2:「業界での御社の立ち位置は?」
会社の強みや弱みから、行っている戦略まで分かる質問です。会社の将来性を考えるヒントが得られます。さらに、競合他社は持っていない独自の特徴が分かるため、より説得力のある志望動機を考えられるでしょう。
・質問例3:「繁忙期はいつで、勤務時間はどのくらい?」
忙しい時期の勤務時間を聞いておけば、どのくらい残業があるのかを確認できます。定時退社できるか気になっていても、直接聞くとやる気を疑われかねないので「忙しい時期と通常の時期」という聞き方も無難です。
・質問例4:「仕事の1日の流れを知りたい」
仕事のスピード感を想像できたり、どのような社会人生活を送るのかを具体的にイメージできたりします。
・質問例5:「御社の魅力は?」
志望動機と直結する質問で、自身では気づかなかった企業の魅力を発見できることもあるでしょう。
また、企業がどのようなことに力を入れているかが分かり、自身のやりたい仕事とマッチしているかの判断材料になり得ます。社員の製品やサービスへの熱量も感じられる質問で、会社の士気の高さも伝わるでしょう。
・質問例6:「どういったキャリアプランを描いているか」
社員が意識や目標を高く持っているかを聞けば、自身のキャリアプランの参考にもなります。
・質問例7:「どのくらいの経験やスキルが求められるか」
仕事を行ううえで必要となる能力を明らかにすれば、自身が対応できるかや方向性がマッチしているかが分かるでしょう。また、面接で自分のアピールするべきポイントが何かも分かります。
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社内の雰囲気を知るための質問
入社後は1日の大半を会社で過ごすため、できれば入社前に社内の雰囲気を知っておきたいものです。社内の雰囲気が分かる質問事例を以下で紹介します。
・質問例1:「配属希望はどのくらい通る?」
1つの部署から異動しない企業もあるものの、定期的にジョブローテーションが行われるケースも多いです。そのため、希望の部署に在籍できるか分からない場合があるでしょう。
特に、総合職は希望する部署とは異なる部署に配属されることもあります。実績として、配属希望の通りやすさを聞いておけば、キャリアプランを立てやすくなるでしょう。
・質問例2:「社員同士の仲はよい?」
プライベートの話をしたり、休日にも集まったりするような雰囲気なのか、仕事だけの付き合いなのか、社員同士の関係性が分かる質問です。
・質問例3:「御社ではどのような行事があり、参加率はどのくらい?」
社内で開催するイベント内容から職場の雰囲気や、参加率から社員同士の距離の近さが予想できます。企業の福利厚生事業も含む場合があるので、気になる人は聞いておくとよいでしょう。
・質問例4:「入社前後のギャップを感じたか?」
入社前後のギャップは、ホームページなどに記載されている内容と実態の乖離を表します。改めて自身と会社がマッチしているかを考える材料となる質問です。
・質問例5:「エンジニアとしてやりたいことがあり、会社の方向性と合っているかを確認したい」
エンジニアとひと口にいっても、ゲームやWebサイトなど、さまざまな開発対象があります。自身が開発したいものや扱いたいプログラミング言語が会社と合わないケースもあるでしょう。そのようなミスマッチを防ぐための質問として活用できます。
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福利厚生や仕事とプライベートの両立についての質問
プライベートの充実を図りたい場合や、将来のライフスタイルを鑑みて仕事を選ぶことも大切です。社員が仕事とプライベートをどのように両立させているか分かる質問を、以下で紹介します。
・質問例1:「介護や子育てで休暇を取っている人、また復帰した人はどれくらいの割合?」
介護休暇や育児休暇の取りやすさを把握しておけば、将来自分が必要になった際に安心できるのでおすすめです。
・質問例2:「有給休暇はどのようなときに取得できる?」
有給休暇の取り扱いは面接で聞きにくい質問のため、OB・OG訪問時に聞いておくとよいでしょう。
・質問例3:「部署の異動や転勤はどのような場合に行われる?」
部署異動や転勤が行われることを前提に質問すれば、状況に対応する意思があるとアピールできます。
・質問例4:「福利厚生制度として△△があると拝見したが、実際の利用はどうか」
たとえば、「自己啓発のための書籍購入代やセミナー参加費を会社で負担する」など、制度として成立し利用もされている場合と、社内で浸透せず使われていない場合があります。利用されていない場合は、何かしら課題を抱えている可能性があると分かるでしょう。
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就活の進め方や選考対策についての質問
OB・OG訪問では、就活に関する悩みや気になることを相談するのもおすすめです。以下の質問内容を参考にしてみてください。
・質問例1:「自己分析や業界・企業研究はどのように行ったか」
自己分析や業界・企業研究は人によって方法が異なりますが、就活に成功しているOB・OGの事例を把握するのは、選考を通過するために効果的です。
・質問例2:「志望先や職種はどのように選択したか」
就活ではたくさんの企業と出会うため、最終的にどの会社に就職するか悩む場合もあるでしょう。OB・OGの就活で取り組んだ事例を教えてもらえば、選択時の1つの指針となります。
・質問例3:「個人・集団面接やグループディスカッションはどのように対策したか」
面接やグループディスカッションは、自己流で練習してもうまくできているか分かりにくい項目です。特に、面接は採用選考で大きなウエイトを持つため、ポイントを押さえた練習が欠かせません。
OB・OGの事例から、面接やグループディスカッションを有利に運ぶ練習方法を把握できるでしょう。
・質問例4:「面接で回答に困った質問はあったか」
面接では、頻出の質問以外に予期せぬ質問をされる場合があります。OB・OG訪問で想定外の質問を聞き、対策しておけば、焦らず面接に臨めるでしょう。
・質問例5:「就活で挫けそうになったとき、どのようにして乗り越えたか」
就活は長期にわたり、選考がうまく進まない場合は落ち込むこともあります。就活の経験者であるOB・OGに、就活の困難を乗り越える方法を聞いておけば、実際に壁にぶつかったときに乗り越えるヒントになるのでおすすめです。
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6. OB・OG訪問時に気をつけるべきマナー
OB・OG訪問は、気になる企業の社員と接する重要な機会のため、社会人としてのマナーを意識した対応が欠かせません。ここでは、OB・OG訪問時に注意すべきマナーについて解説します。
OB・OG訪問時の服装に注意する
「私服でお越しください」のように指定されない限り、服装はスーツが無難です。ITやアパレルのように、カジュアルな服装が好まれる業界において服装の指定がない場合は、ビジネスカジュアルを選ぶとよいでしょう。
スーツやビジネスカジュアルに限らず、清潔感のある身だしなみを心がけてください。衣類にシワがあったり、汚れていたりすると、どれだけ人間性が素晴らしかったとしても「だらしない」「頼りない」といった印象を持たれてしまう恐れがあります。
OB・OGに高印象を持ってもらえるよう、細部まで注意を払いましょう。
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社会人としての最低限のマナーを守る
社会人としてのマナーが守れていない場合、マイナスの評価を受ける恐れがあるため注意が必要です。たとえば、以下のような最低限のマナーに注意してください。
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・遅刻をしない
・丁寧に挨拶する
・敬語を正しく使う
・お辞儀は腰から上半身を折りたたむように行う
・名刺は両手で受け取り机の上に並べる
訪問先が企業や店舗であれば、社内の人とすれ違う際には会釈をし「お疲れ様です」などと挨拶するのが望ましいです。マナーは付け焼き刃で身につかないため、基本を実践できるように日頃から練習しておきましょう。
訪問前後の連絡にも気を配り、失礼のないように心がけてください。
聞く姿勢を大切にする
OB・OG訪問では、相手の立場に立って真剣な姿勢で臨むことが重要です。OB・OG訪問を依頼している立場として、相手の話を真剣に聞き、相槌を打ったりメモを取ったりするのがマナーといえます。
また、相手が答えにくい質問だと想定できる内容であれば、聞き方を工夫するのも大切です。OB・OGが話しやすい雰囲気を作れば、込み入った話をしてもらえる可能性が高まり、好印象にもつながるでしょう。
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7. OB・OG訪問時のメールや電話のポイント
ここでは、OB・OG訪問前のアポイントを事例に、メールや電話のポイントを解説します。訪問後のお礼の際も参考にしてください。
メールの送り方
メールは件名欄へ用件、大学名および名前を入力してから本文を入力します。本文の最初には訪問先の企業名・部署名、相手の名前を記載し「お忙しいところ失礼いたします」と挨拶を入力しましょう。
次に、連絡に至った経緯を説明し、OB・OG訪問の実施を依頼します。事前に質問したい内容を記載しておくと、相手は準備がしやすく、自分も聞きたい内容を聞き洩らさずに済むのでおすすめです。
日時の候補はいくつか提示し、場所については相手に合わせるとよいでしょう。これらの内容を踏まえて、以下に例文を示すので参考にしてください。
メールの例文
件名:OB訪問のお願い △△大学 田中太郎
本文:
△△株式会社
△△部△△課
佐藤 一郎 様
お忙しいところ失礼いたします。
私は、△△大学△△学部△△科△回生の田中太郎と申します。
本日は、大学のキャリアセンターにて佐藤様のことを知り、ご連絡させていただきました。
私は現在、就職活動を控え、エンジニア職を志望しており、数多くの開発実績を持つ貴社に魅力を感じております。
ぜひ佐藤様にお話を伺いたく、ご連絡した次第です。
下記の日程でお話を伺える日時はございますか。
△月△日(月)14:00~20:00
△月△日(火)13:00~20:00
△月△日(水)13:00~20:00
場所に関しては、佐藤様のご都合がよいところをご提示いただけますと幸いです。
お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
--------------------------------------------------
△△大学△△学部△△学科
田中太郎
電話:000-123-4567
メール:△△@△△.jp
--------------------------------------------------
メールアドレスは、大学から発行されているものを使用するとよいでしょう。大学発行のメールアドレスがない場合は、就活用に作成しておくと便利です。
訪問後のメールについては、件名や相手の情報を記載後、お礼の言葉を伝えます。文章が長くなると時間を取らせてしまうため、丁寧かつ簡潔に感謝の気持ちを伝えるのが重要です。
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電話のかけ方
電話をかける際は、かけるタイミングと場所に注意してください。かけるタイミングは平日の日中が基本ですが、始業直後・終業直前、昼休みは避けましょう。
始業直後・終業直前は、社内ミーティングや申し送りが行われていることが多く、昼休みは休憩時間のため、かけてしまうと迷惑がかかります。また、土日に営業している企業や店舗は、接客などで忙しいと想定できるため、平日に電話をかけるのが無難です。
電話をかける場所は、電波のよい静かなところを選びましょう。駅前や繁華街などの騒がしい場所では相手の声が聞こえにくかったり、電波が悪いと通話が切れてしまったりする恐れがあります。
電話でうまく会話ができない場合、相手の時間を奪い不快感を与えかねないため注意してください。
電話をかける態勢が整ったら、メモを取る準備をして電話をかけます。電話での話し方のポイントは、以下で会社にかける場合の例文を交えて説明するので参考にしてください。
電話の流れ
電話がつながったらまずは挨拶や自己紹介をし、OB・OGへの取り次ぎをお願いします。
学生:「お忙しいところ失礼いたします。私、△△大学△△学部△△科△回生の田中太郎と申します。△△部△△課の佐藤一郎様はいらっしゃいますか?」
OB・OGが電話口に出たら、連絡に至った経緯を伝え、訪問のお願いをしましょう。
学生:「大学のキャリアセンターで佐藤様を紹介頂き、本日は訪問のお願いをしたくお電話いたしました。現在、ITエンジニア業界を中心に企業研究をしており、御社に大変興味を持ち、ご活躍されている佐藤様のお話を伺いたいと考えております。大変恐れ入りますが、OB訪問をさせていただけないでしょうか」
訪問の承諾が得られたら、日時を決めていきます。
学生:「承諾して頂きましてありがとうございます。それでは、佐藤様のご都合がつく日程を教えていただけますか?」
日時は相手の都合に合わせることが基本ですが、自身の空けられない予定があれば、こちらからいくつかの候補を提示してもよいでしょう。
学生:「△月△日と△月△日~△日のうち、ご都合のつく日程はございますか?」
日時が決まったら、OB・OG訪問を行う場所を指定してもらいます。要望がない場合に備えて、事前に場所をピックアップしておくのもおすすめです。
学生:「では△月△日△時に伺わせていただきます。どちらに伺えばよろしいでしょうか」
最後に、質問リストの要不要を聞き、メールなどで連絡してもよいか聞くのもよいでしょう。なお、電話でのお礼の伝え方も、まずは挨拶から入り、大学名と名前を言ってからお礼を述べるのがおすすめです。
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8. まとめ
OB・OG訪問では、働くうえでの実情を聞けるため、就活において志望動機を高めたり、社風が自分に合うか確認したりするのに欠かせません。企業説明会などでは聞きにくい質問をするチャンスでもあるため、積極的に訪問するとよいでしょう。
ただし、相手を困らせる内容もあるので、節度ある質問をするのが重要です。また、OB・OGの時間を割いて訪問を受け入れてもらうため、マナーを守って失礼のない対応を心がけてください。
OB・OG訪問を有効に活用すれば、就活で選考を突破するための重要なヒントを得られるでしょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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