OB・OG訪問で本音を引き出す質問例|リストの送り方やNG例もチェック

OB・OG訪問で本音を引き出す質問例|リストの送り方やNG例もチェック
「OB・OG訪問では何を質問をすればよいのだろう」「知りたいことがあるけれど、どのように聞けばよいか分からない」と悩んでいる就活生は多いでしょう。OB・OG訪問では、目的を明確にしたうえで具体的に質問することが重要です。 この記事では、OB・OG訪問で聞くべき質問の具体例や、訪問の進め方について解説します。質問の考え方や訪問時の注意点もまとめたので、参考にして選考突破につなげましょう。

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1.OB・OG訪問とは?重要性・メリット・基本の流れ

OB・OG訪問は、就活生が志望企業で働く先輩社員に直接話を聞ける貴重な機会です。企業研究や業界理解を深めるうえで非常に有効であり、選考対策や志望動機の裏付けとしても活用できます。この章では、OB・OG訪問の意義や得られるメリット、基本的な流れについて詳しく解説します。

OB・OG訪問の重要性

OB・OG訪問とは、志望する企業や業界で働く先輩社会人に直接会って話を聞く就活の情報収集方法です。説明会やWebサイトでは得られない「働いている人の本音」や、「キャリアの築き方」など、リアルな情報に触れることができます。OB・OG訪問を通じて、就活の軸や企業理解が深まるだけでなく、自己分析や志望動機の精度も高まります。

OB・OG訪問のメリット

最大のメリットは、自分の就活にとって“生きた情報”が手に入る点です。たとえば、実際の業務内容、職場の雰囲気、会社の成長性などを、働いている社員の視点から具体的に知ることができます。これにより、説明会で聞いた表面的な情報とのギャップを埋めることができ、企業選びの判断材料がよりクリアになります。また、面接で「OB訪問を通じて~」と具体的なエピソードを交えることで、志望度の高さや行動力をアピールする材料にもなります。

大人数が集まる場所で聞きにくい質問ができる

説明会などの大人数イベントでは、ネガティブな質問やプライベートな疑問はなかなか聞きにくいものです。しかし、OB・OG訪問では1対1の形式が多く、聞きづらい質問も遠慮なく相談できます。

就活の選考についてアドバイスをもらえる

「面接ではどんなことを聞かれた?」「エントリーシートで気をつけたことは?」といった、選考に直結するリアルなアドバイスを得られることもあります。これは内定に近づく大きなヒントになります。

企業にもメリットがある

実は、企業側にとっても学生の就活観や素直な疑問を知ることができるため、今後の採用や組織づくりのヒントになるというメリットがあります。OB・OG訪問を通じて好印象を与えることができれば、推薦やリファラル採用につながるケースもあります。

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2.OB・OG訪問の質問準備のポイント

OB・OG訪問の成果を最大化するためには、事前の質問準備が欠かせません。何をどの順番で聞くかによって、得られる情報の質や印象が大きく変わってきます。この章では、良い質問の考え方や質問数の目安、リストの送付マナーまで、準備段階で押さえておくべきポイントを解説します。

質問を準備する理由

限られた時間の中で、最大限の情報を引き出すためには「何を聞くか」が非常に重要です。質問を事前に準備することで、会話の流れがスムーズになり、的外れな質問を避けることができます。また、相手の時間を無駄にしないというマナーの意味でも、質問リストの用意は不可欠です。

質問数の目安と優先順位の付け方

質問数は10〜15個程度を目安にしましょう。すべてを聞けるとは限らないため、事前に優先順位を決めておくことが大切です。特に、「絶対に聞きたい3つ」は明確にしておくと、時間が足りなかった場合にも後悔が残りません。

良い質問を作るための考え方

良い質問とは、相手の経験を引き出す“オープンクエスチョン”です。たとえば「働きやすいですか?」よりも、「どんな時に働きやすいと感じますか?」と聞くことで、具体的なエピソードを得られます。また、ネットで調べれば分かる内容やパンフレットに載っていることは避けましょう。

質問リストは3日前までに送ろう

質問リストは、遅くとも訪問の3日前までに送っておくのがマナーです。直前や前日に送ってしまうと、相手が目を通す余裕がなくなり、せっかく準備した質問も活かされません。また、サジェストにもある通り、「前日に送っても大丈夫か?」という声もありますが、基本的には避けましょう。急な予定変更や印象の悪化につながる可能性があるからです。送るタイミングにも配慮し、誠実な姿勢を伝えましょう。

質問リストを送る際のメールテンプレ

件名:OB訪問にあたっての質問リストのご共有
本文:
○○様

お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。
先日はOB訪問のお時間を頂き、誠にありがとうございます。

当日にお伺いしたい質問をまとめましたので、ご確認いただけますと幸いです。  
何卒よろしくお願いいたします。

― 質問リスト ―  
1. 現在の仕事内容について  
2. 入社前後でギャップを感じた点  
…(以下略)

どうぞよろしくお願いいたします。  
○○ ○○

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3.OB・OG訪問で使える質問例【目的別リスト】

OB・OG訪問で効果的な情報を得るためには、質問の目的を明確にしたうえで聞き方を工夫することが重要です。この章では、就活生が知りたい内容ごとに分類した「目的別の質問例」を紹介します。企業の雰囲気や働き方、選考情報まで幅広くカバーできるので、訪問前にチェックしておきましょう。

業務・仕事内容を深掘りする質問

企業研究や職種理解を深めるうえで、実際の仕事内容に関する質問は欠かせません。ネットでは得られないリアルな働き方を聞くことで、志望動機の具体性にもつながります。

例:

  • ・入社後の1日のスケジュールはどんな感じですか?

  • ・現在担当している業務の内容を教えてください。

  • ・働く中で感じるやりがいや、大変さはどんな点ですか?

社内カルチャーを知る質問

「自分がその会社に馴染めるか」を判断するには、企業風土や人間関係についての質問が効果的です。説明会だけでは見えない、社内のリアルを知るきっかけになります。

例:

  • ・チームの雰囲気や関係性はどんな感じですか?

  • ・新人に任せられる裁量の範囲は?

  • ・若手でも意見が通りやすい文化ですか?

福利厚生のリアルを聞く質問

制度として用意されていても、実際に活用できているかどうかは現場で働く社員にしかわかりません。特に女性やワークライフバランス重視の方は必ず聞いておきたいポイントです。

例:

  • ・有給休暇は取りやすいですか?

  • ・リモートワークやフレックス制度はありますか?

  • ・育休・産休の取得率や、取得後の復帰状況はどうですか?

ネガティブ面を探る質問

「この会社に入って本当に大丈夫?」という不安を解消するには、マイナス面にも踏み込む勇気が必要です。ただし、聞き方には注意が必要です。

例:

  • ・入社前とのギャップを感じたことはありますか?

  • ・この会社で働く上で、大変だと感じる瞬間は?

  • ・転職を考えたことはありますか?あればその理由も教えてください。

選考対策に役立つ質問

内定獲得に近づくには、選考で重視されるポイントや、通過のコツを知っておくと有利です。実際に通過した人からのアドバイスは信頼性が高い情報です。

例:

  • ・選考で重視されるポイントはありますか?

  • ・面接でよく聞かれた質問を教えてください。

  • ・ESや面接で意識していたことはありますか?

志望動機につなげるための質問

OB・OG訪問で得た情報は、志望動機に落とし込むことで面接官に強く響きます。「実際に話を聞いて確信した」というストーリーを組み立てる材料として活用しましょう。

例:

  • ・なぜこの企業を選ばれたのですか?

  • ・就活中に他に比較した企業はありますか?なぜ最終的にここに?

  • ・入社後、想像とのギャップはありましたか?

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4.OB・OG訪問のNG質問例とその言い換え方

せっかくOB・OG訪問をしても、マナーを欠いた質問やリサーチ不足の質問をしてしまうと印象が悪くなります。この章では、避けた方がよい質問と、それを好印象に変える言い換え例を紹介します。

NG質問例一覧

相手の負担になる質問、調べれば分かる質問、プライバシーに踏み込みすぎた質問は避けましょう。以下のような質問はNG例です。

NG例:

  • ・給料ってどのくらいもらってますか?

  • ・御社ってブラックですか?

  • ・ホームページに書いてある内容をそのまま質問


これらは情報収集としても不十分で、社会人としてのマナーも疑われてしまいます。

NG質問の言い換え例

内容自体は重要でも、聞き方を変えるだけで印象は大きく変わります。角を立てずに本音を聞き出すには、言い回しの工夫がカギです。

言い換え例:

  • ・「給料」→「同年代の方の平均的な生活レベルはどんな感じですか?」

  • ・「ブラックかどうか」→「繁忙期の働き方や残業の状況について教えていただけますか?」

  • ・「HPの内容確認」→「HPでは〇〇と書いてありましたが、現場の実感としてはいかがですか?」

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OB・OG訪問を成功させるマナー・心構え

OB・OG訪問は、あくまで選考の一環ではないものの、社会人と直接関わるビジネスの場です。好印象を残すためには、最低限のマナーや心構えを押さえておく必要があります。この章では、服装や立ち振る舞い、訪問後の対応まで、印象アップにつながるポイントを解説します。

服装・身だしなみの基本

対面・オンラインに関わらず、清潔感のある服装を心がけましょう。基本的にはリクルートスーツが無難ですが、カジュアルな私服指定がある場合もあります。私服でも「オフィスカジュアル」を意識して、だらしない印象にならないよう注意しましょう。

オンラインの場合も、背景や明るさに配慮し、パジャマやラフな格好は避けるのがマナーです。

訪問時のマナー・振る舞い

訪問前には約束の時間・場所・アクセス経路を再確認して、5分前には到着するのが理想です。初対面では「よろしくお願いします」と名乗り、丁寧に名刺を渡しましょう(名刺がなければ大学名と氏名を伝えるだけでOKです)。

話を聞く際は、相手の目を見てうなずきながら聞く姿勢を意識し、相づちやメモを取りながら丁寧に受け答えしましょう。最後には「本日はお時間いただきありがとうございました」と感謝の言葉を必ず伝えてください。

訪問後のお礼メールの書き方

訪問後24時間以内には、必ずお礼のメールを送りましょう。内容はシンプルで構いませんが、感謝の気持ち・印象に残った話・今後の活かし方などを具体的に書くと、誠実な印象を与えられます。

例文(要素):

  • ・冒頭のあいさつ+訪問のお礼

  • ・印象に残った話(〇〇の話が非常に参考になりました)

  • ・今後にどう活かすか

  • ・再度の感謝の言葉と締め


メールの文章は簡潔かつ丁寧に。「件名」も「OB訪問のお礼(〇〇大学・氏名)」など明確にしましょう。

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5.OB・OG訪問のQ&A

OB・OG訪問に関して、就活生からよくある質問をまとめました。特に初めて訪問を予定している方は、不安や疑問が多いはず。事前にチェックしておくことで、落ち着いて訪問に臨めます。

OB訪問で面接みたいに評価される?

基本的にOB・OG訪問は選考とは無関係で、評価の対象になることはほとんどありません。ただし、企業によっては社員の評価が人事に伝わるケースもあります。「いい加減な態度」は悪印象になり得るため、マナーや誠実な姿勢は常に意識しておくべきです。

また、相手が評価するというよりも「学生側の印象が残る」という視点も重要です。後日、その社員がリファレンスとして話題に出る可能性もあるため、真摯に対応しましょう。

OB訪問での質問の流れは?

一般的な流れは以下のようになります。

・挨拶・自己紹介(1〜2分)

・質問パート(20〜40分)

・相手からの逆質問やアドバイス(あれば)

・お礼の言葉と終了のあいさつ

事前に質問リストを共有しておくと、当日の会話もスムーズです。また、質問を一方的にするだけでなく、「相手の話に反応して掘り下げる」ことで、自然な対話が生まれやすくなります。

WEB業界のOB訪問時の質問は?

WEB業界は業務内容や働き方が多様で、抽象的なイメージを持っている学生も多い分、具体的な質問が重要です。

例:

  • ・プロジェクトの進め方や開発体制はどのようなものですか?

  • ・クライアントワークと自社サービス、どちらに多く関わっていますか?

  • ・若手でも企画や設計に関われるチャンスはありますか?


また、働き方やキャリアパス、スキルの成長環境について聞くのもおすすめです。エンジニア・デザイナー・営業など職種によっても質問の切り口は変わるため、事前に役割を把握しておくとより深く掘り下げられます。

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6.まとめ

OB・OG訪問は、就活において最も「質の高い情報」を得られる手段の一つです。しっかり準備し、丁寧な姿勢で臨むことで、志望動機の精度向上や選考突破に大きく貢献します。質問内容やマナーに注意しながら、ぜひ積極的に活用してください。訪問を通じて得た“生の声”は、他の就活生と差をつける大きな武器になります。

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