金融系SIerランキングTOP10!やめとけと言われる理由も解説

本記事では、金融系SIerのランキングTOP10から、金融系SIerの特徴、やめとけと言われる背景、そして未経験からでも活躍できる企業の選び方まで詳しく解説します。金融系SIerへの就職を検討している方は、ぜひ企業選びの参考にしてください。

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1. 金融系SIerランキングTOP10
ここでは早速、就活生に人気の高い金融系SIer企業をランキング形式で10社紹介します。各企業の平均年収・平均年齢などの項目は、有価証券報告書や企業の公式発表データ、ネット上の年収口コミなどを参照しています。
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1. 株式会社野村総合研究所
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2. 三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社
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3. 株式会社みずほリサーチ&テクノロジーズ
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4. 株式会社日本総合研究所
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5. 株式会社JSOL
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6. ニッセイ情報テクノロジー株式会社
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7. 三菱総研DCS株式会社
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8. SOMPOシステムズ株式会社
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9. 三井住友トラスト・システム&サービス株式会社
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10. 日興システムソリューションズ株式会社
ランキングの作成にあたっては、平均年収を最も重視しつつ、企業規模(売上高・従業員数)や業界での位置づけも考慮しています。
特に野村総合研究所・みずほリサーチ&テクノロジーズ・日本総合研究所などの「五大シンクタンク」に分類される企業は、金融系SIerの中でも別格の存在として高く評価しています。三大メガバンクグループ(三菱UFJ・みずほ・三井住友)の中核IT企業も、安定性と給与水準の高さから上位にランクインしていることを踏まえた上でご覧ください。
1.株式会社野村総合研究所
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・設立年:1965年
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・平均年収:1,322万円
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・平均年齢:39.9歳
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・平均勤続年数:13.9年
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・売上高:連結 約7,648億円(2025年3月期)
野村総合研究所(NRI)は、1965年に野村證券の調査部門から分離独立して設立された、日本初の本格的な民間総合シンクタンクです。1988年に野村コンピュータシステムと合併し、リサーチ・コンサルティング・ITソリューションを一体で提供する独自のビジネスモデルを確立しました。
金融系SIerの中で圧倒的な年収水準を誇り、平均年収は1,300万円を超えています。野村證券グループ向けのシステム開発を基盤としながら、セブンイレブン・イトーヨーカ堂向けのシステム開発など、金融業界に留まらない幅広いソリューションを展開しています。30歳で年収1,000万円に到達する社員が多く、主任クラスまでは年功序列的に昇進できる安定した給与体系が特徴です。
参考:https://www.nri.com/jp/index.html
2.三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社
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・設立年:1988年
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・平均年収:892万円
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・平均年齢:39.7歳
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・平均勤続年数:非公開
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・売上高:1,189億円(2025年3月期)
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のIT中核企業として、メガバンクグループの基幹システムを支えています。三菱UFJ銀行をはじめとするMUFG各社の業務システム開発・運用を一手に担い、日本最大の金融グループのITインフラを構築しています。
公式発表の平均年収は892万円、離職率は3.0%とされており、メガバンク系SIerとして安定した待遇を提供しています。非上場企業ですが、MUFGという日本最大の金融グループをバックに持つ圧倒的な経営安定性が最大の魅力です。グローバルに展開するMUFGのシステムに携わることで、大規模金融システムの開発経験を積むことができます。金融×ITの専門性を高めたい方にとって、理想的な環境といえるでしょう。
参考:https://www.it.mufg.jp/
3.株式会社みずほリサーチ&テクノロジーズ
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・設立年:2021年(みずほ情報総研設立は1970年)
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・平均年収:約700〜780万円
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・平均年齢:非公開
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・平均勤続年数:非公開
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・売上高:約2,035億円(2025年3月期)
みずほリサーチ&テクノロジーズは、2021年にみずほ情報総研が、みずほ総合研究所を吸収合併して誕生した、みずほフィナンシャルグループのシンクタンク・システム開発会社です。前身のみずほ情報総研は1970年に設立されており、50年以上の歴史を持つ老舗企業としての実績があります。
五大シンクタンクの一角として、民間企業・官公庁向けのコンサルティングから、みずほフィナンシャルグループの基幹システム開発・運用まで幅広いサービスを提供しています。従業員数は約4,000名を超え、金融系SIerとしては最大規模の組織を誇ります。シンクタンク機能とIT機能を統合した独自のポジションにより、リサーチからシステム実装まで一貫したキャリアを築くことができます。
参考:https://www.mizuho-rt.co.jp/index.html
4.株式会社日本総合研究所
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・設立年:1969年
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・平均年収:約730〜850万円
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・平均年齢:非公開
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・平均勤続年数:非公開
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・売上高:2,496億円(2024年3月期)
日本総合研究所(JRI)は、1969年に住友銀行から分離独立した「日本情報サービス株式会社」を前身とする、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)のシンクタンク企業です。シンクタンク・コンサルティング・ITソリューションの3機能を持つ総合情報サービス企業として、五大シンクタンクの一角を占めています。
SMBCグループ各社の基幹システム開発を担うITソリューション部門と、政策提言・経営コンサルティングを行うリサーチ・コンサルティング部門を併せ持ち、多様なキャリアパスが用意されています。コンサルタント職の年収は特に高く、シニアマネージャー以上では年収1,000万円を超える社員も多いです。メガバンクグループの安定性と、シンクタンクとしての知的刺激を両立できる環境が魅力です。
参考:https://www.jri.co.jp/
5.株式会社JSOL
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・設立年:2006年
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・平均年収:982万円(総合職)
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・平均年齢:42.2歳
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・平均勤続年数:15.1年
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・売上高:551億円(2025年3月期)
JSOLは、2006年に日本総合研究所から会社分割により設立された「日本総研ソリューションズ」を前身とする企業です。2009年にNTTデータと資本・業務提携を行い、現社名に変更しました。現在はNTTデータの子会社であり、三井住友フィナンシャルグループの持分法適用会社という、二つの大手グループに属する独特のポジションにあります。
製造業・流通業・公共機関向けのITソリューションを強みとし、特にSAP関連のコンサルティング・開発で高い評価を得ています。日本総研から受け継いだ金融業務知識と、NTTデータグループの開発リソースを融合させた提案力が特徴です。平均勤続年数は15.1年と長く、有給取得日数は年間15.8日と高い水準を維持するなど、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
参考:https://www.jsol.co.jp/index.html
6.ニッセイ情報テクノロジー株式会社
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・設立年:1999年
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・平均年収:約590〜660万円
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・平均年齢:非公開
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・平均勤続年数:非公開
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・売上高:約892億円(2025年3月期)
ニッセイ情報テクノロジーは、日本生命保険グループのIT中核企業として、生命保険業界最大手のシステムを支えています。日本生命グループ向けの内販だけでなく、他の生命保険会社や金融機関向けの外販事業も展開しています。保険業界特有の複雑な業務ロジックをシステム化してきた豊富なノウハウが強みで、保険分野のITスペシャリストを目指す方には最適な環境です。
従業員数は約2,600名で、金融系SIerとしては中堅〜大手の規模です。6年目から裁量労働制に移行するなど、ある程度のキャリアを積んだ後は自律的な働き方が可能になります。生命保険という安定した業界をバックに、長期的なキャリア形成ができる企業です。
参考:https://www.nissay-it.co.jp/
7.三菱総研DCS株式会社
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・設立年:1970年
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・平均年収:約620〜670万円
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・平均年齢:42.4歳
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・平均勤続年数:14年
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・売上高:単体 681億円(2025年9月期)
三菱総研DCSは、1970年に設立された三菱グループのシステムインテグレーターです。三菱総合研究所の子会社として、金融機関・クレジットカード・人事給与・製造業向けなど幅広い分野でITソリューションを提供しています。
特にクレジットカード業界向けシステムでは高いシェアを持ち、カード決済の裏側を支える重要なインフラを構築しています。また、人事給与システム(HR系システム)の分野でも強みを持ち、多くの大企業に導入実績があります。三菱グループの一員としての安定性と、幅広い業界への展開による多様なプロジェクト経験が魅力です。
参考:https://www.dcs.co.jp/
8.SOMPOシステムズ株式会社
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・設立年:1984年(現法人は2011年)
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・平均年収:約590〜610万円
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・平均年齢:男性42.6歳、女性40.2歳
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・平均勤続年数:男性15.5年、女性11.2年
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・売上高:非公開
SOMPOシステムズは、SOMPOホールディングス傘下のシステム開発会社として、損保ジャパンをはじめとするSOMPOグループ企業向けにシステムコンサルティング・設計・開発・保守を行っています。2011年に損保ジャパン・システムソリューションとエヌ・ケイ・システムズが合併して設立され、2014年の損保ジャパンと日本興亜損保の合併に伴い現在の体制となりました。
損害保険業界特有のシステム、たとえば保険契約管理システム、損害査定システム、代理店向けシステムなどの開発・運用に強みを持っています。グループ向けのシステム開発が主体のため、長期的な視点でのシステム構築に携わることができます。本社は東京都立川市にあり、都心から離れた立地で落ち着いた環境で働けるのも特徴です。月間労働時間が140時間と短めに設定されているなど、ワークライフバランスを重視した制度も整っています。
参考:https://www.sompo-sys.com/
9.三井住友トラスト・システム&サービス株式会社
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・設立年:2012年(前身は1973年)
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・平均年収:約610〜640万円
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・平均年齢:非公開
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・平均勤続年数:17年
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・売上高:359億円(2025年3月期)
三井住友トラスト・システム&サービスは、三井住友トラストグループ(三井住友信託銀行グループ)のIT中核企業です。2012年に旧住友信託銀行系の住信情報サービスが、旧中央三井信託銀行系の中央三井インフォメーションテクノロジーを吸収合併して発足しました。前身企業の設立は1973年まで遡り、50年以上の歴史があります。
信託銀行特有の複雑な業務システム、たとえば資産管理・年金・不動産・証券代行などのシステム開発に強みを持っています。三井住友信託銀行という本邦最大の信託銀行グループのITインフラを担い、社会基盤を支える重要な役割を果たしています。信託銀行という専門性の高い分野でのキャリアを築きたい方、安定した環境で腰を据えて働きたい方に適した企業です。
参考:https://www.smtss.jp/
10.日興システムソリューションズ株式会社
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・設立年:1977年
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・平均年収:約700万円
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・平均年齢:43.5歳
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・平均勤続年数:18.4年
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・売上高:517億円(2025年3月期)
日興システムソリューションズは、SMBC日興証券グループのシステム会社として、証券業務システムの開発・運用を担っています。1999年に設立され、証券取引システムという金融市場の根幹を支えるインフラを構築してきました。 証券業界特有のリアルタイム取引システム、オンライントレードシステム、資産管理システムなどの開発に強みを持っています。
初任給は月30万円(学部卒)からスタートし、家賃補助は75%(上限あり)と充実した福利厚生が特徴です。2026年4月には日本総合研究所との合併が予定されており、SMBCグループ内でのIT機能の集約・強化が進められています。合併後は、より大きな組織での活躍の場が広がることが期待できます。証券業界のITスペシャリストとしてのキャリアを築きたい方に最適な環境です。
参考:https://www.nksol.co.jp/
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2. そもそも金融系SIerとは?
金融系SIerへの就職を考える前に、まずは上記ランキングでも取り上げてきた金融系SIerがどのような企業なのか、基本的な特徴を理解しておきましょう。
ユーザー系SIerに分類される業種
金融系SIerは、SIerの中でも「ユーザー系SIer」に分類される業種です。ユーザー系SIerとは、特定の親会社やグループ企業のシステム開発を主に担当するSIer企業のことです。金融系SIerの場合、親会社である銀行や証券会社、保険会社のシステム開発・運用が主な業務となります。たとえば、三菱UFJインフォメーションテクノロジーは三菱UFJ銀行グループ、野村総合研究所は野村証券グループのシステムを担当しています。
ユーザー系SIerの大きな特徴は、親会社との強固な関係性です。親会社からの安定的な案件があるため、経営基盤が安定しており、不況時にも比較的影響を受けにくい傾向があります。また、親会社の福利厚生や給与体系に準じることが多く、待遇面でも恵まれているケースが多いです。ただし、親会社の業績に左右される側面もあるため、親会社の経営状況を確認しておくことも重要です。
金融系SIerエンジニアの働き方
金融系SIerのエンジニアは、主に親会社である金融機関のシステム開発・運用に携わります。具体的には、インターネットバンキングシステム、ATMシステム、勘定系システム、証券取引システム、保険契約管理システムといった、金融業務を支える重要なシステムの開発を担当します。要件定義、設計、開発、テスト、運用保守まで、システム開発の全工程に関わることができるのが特徴です。
働く場所は、自社オフィスで作業することもあれば、親会社や顧客企業のオフィスに常駐して働くこともあります。プロジェクトの規模が大きいため、数十人から数百人規模のチームで開発を進めることも珍しくありません。金融システムは社会インフラとして機能しているため、高い品質と信頼性が求められます。そのため厳格な開発プロセスや品質管理が行われており、丁寧かつ慎重な仕事が求められる環境といえるでしょう。
将来性が明るく就職偏差値も高め
金融系SIerは、将来性が明るい業種として知られています。というのも、金融業界はデジタル化が急速に進んでおり、インターネットバンキングやモバイル決済、ロボアドバイザーといった新しいサービスが次々と登場しているからです。こうしたデジタル金融サービスを支えるシステムの需要は今後も高まることが予想されるため、金融系SIerのエンジニアの需要も安定しているのです。
また、金融系SIerは就職偏差値も高く、就活生から人気のある企業が多いです。特に野村総合研究所やみずほリサーチ&テクノロジーズといった大手企業は、高い年収水準と安定性から、トップクラスの就職偏差値となっています。競争率は高いですが、その分、優秀な同期や先輩と一緒に働ける環境があり、キャリア形成にも有利となるでしょう。
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3. 金融系SIerはやめとけ・きついと言われる理由
金融系SIerには多くの魅力・メリットがある一方で、「やめとけ」「きつい」などと言われることもあります。その理由としては、以下のような3つが挙げられます。
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・最新技術やツールを扱える現場が少ないから
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・金融分野についての業務知識が求められるから
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・ミス、トラブルへのプレッシャーが強いから
これらのデメリットを理解した上で、自分に合った就職先かどうかを判断してみてください。
最新技術やツールを扱える現場が少ないから
金融系SIerでは、最新技術やツールを扱える機会が限られているという意見があります。金融システムは安定性と信頼性が最優先されるため、実績ある一世代前の技術を採用することが多いのです。たとえば、プログラミング言語ではJavaやCOBOLといった古い言語が今でも使われており、PythonやGoといった新しい言語を使う機会は少ない傾向があります。
また、システムの変更には厳格な審査プロセスがあり、新しい技術を導入するハードルが高いのも特徴です。Web系の自社開発企業では、最新のフレームワークやクラウド技術を積極的に取り入れているのに対し、金融系SIerでは従来のノウハウをそのまま踏襲することが多いです。最新技術を学びたい、トレンドの技術で開発したいという方にとっては、物足りなさを感じる可能性が高いでしょう。
金融分野についての業務知識が求められるから
金融系SIerで働くには、ITスキルだけでなく、金融業務に関する深い知識も求められます。銀行システムであれば、預金・為替・融資といった銀行業務の仕組み、証券システムであれば株式取引や投資信託の仕組みを理解する必要があります。こうした金融知識がないと、顧客の要望を正しく理解できず、適切なシステムを設計することが困難になってしまうのです。
金融業界は専門用語も多く、最初は理解するのに苦労することもあるでしょう。また、金融業界特有の法規制やコンプライアンスについても学ぶ必要があります。そのため純粋に技術だけを追求したい方にとっては、業務知識の習得が負担に感じられるかもしれません。ただし、金融業務の知識を身につけることで、他の業界では得られない専門性を獲得し、市場価値を高められるというメリットもあります。
ミス・トラブルへのプレッシャーが強いから
金融系SIerが手掛ける金融システムは社会インフラとして機能しており、障害が発生すると社会的に大きな影響を与えてしまいます。銀行のシステムが停止すれば、ATMが使えなくなり、何百万人ものユーザーに迷惑をかけることになります。証券システムに不具合があれば、株式取引に影響が出て、金融市場全体の信頼を損なう可能性もあるのです。
そのため、金融系SIerでは、ミスやトラブルに対するプレッシャーが非常に強い環境となっています。何重ものチェック体制が敷かれ、リリース前には徹底的なテストが行われます。責任の重さから、精神的な負担を感じる方も少なくありません。ミスが許されない緊張感の中で働くことにストレスを感じやすい方は、金融系SIerの環境が合わないかもしれません。
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4. 金融系SIerで働く魅力・メリット
ここまで金融系SIerの厳しい面を解説してきましたが、もちろん魅力やメリットも数多く存在します。金融系SIerは、IT業界の中でも特に恵まれた待遇と安定性を誇る分野であることは間違いありません。
最大の魅力は、やはり高い年収水準でしょう。野村総合研究所のように平均年収1,300万円を超える企業もあれば、メガバンク系のIT企業でも平均700〜900万円台が一般的です。新卒入社でも初任給が高めに設定されており、20代のうちから年収600万円以上を得られるケースも珍しくありません。また、親会社である金融機関の福利厚生に準じるため、住宅手当や家族手当、退職金制度なども充実しています。
さらに、金融業界という安定した業界を支えることから、景気変動の影響を受けにくく、長期的なキャリア形成が可能です。社会インフラとして何百万人もの人々の生活を支えるシステムに携わるという、大きなやりがいも得られるでしょう。大規模プロジェクトでの開発経験や、金融業務という専門知識が身につく点も、エンジニアとしての市場価値を高められる大きなメリットといえます。
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5. 未経験入社に適した金融系SIerの選び方
最後に、金融系SIerへの入社を考える際、新卒・未経験者が注意すべきポイントを3つ紹介します。
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・親会社、グループの業績をチェックしておく
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・内販、外販案件の割合をリサーチしておく
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・客先常駐(SES)の有無を確認しておく
これらのポイントを押さえることで、入社後のミスマッチを防ぐことができますので、ぜひ実践してみてください。
親会社・グループの業績をチェックしておく
金融系SIerは、親会社やグループ企業からの案件が収益の柱となっているため、親会社の業績が自社の経営に大きく影響します。親会社の業績が良ければIT投資も活発に行われ、新しいプロジェクトも多く発足します。逆に親会社の業績が悪化すれば、IT投資が削減され、プロジェクト数が減少する可能性があるのです。
そのため就活の際は、親会社やグループ企業の決算情報や業界ニュースをチェックしておきましょう。メガバンクや大手証券会社をバックに持つ企業であれば、安定性は高いといえます。また、親会社がデジタル化に積極的かどうかも重要なポイントで、デジタル化を推進している金融機関なら今後もIT投資を続ける可能性が高く、エンジニアにとってチャンスの多い環境となるでしょう。
内販・外販案件の割合をリサーチしておく
金融系SIerには、親会社向けの案件(内販)がメインの企業と、外部企業向けの案件(外販)も手掛ける企業があります。内販がメインの企業は、親会社との関係が強固で安定性が高い反面、親会社の方針に左右されやすいという側面があります。一方、外販も積極的に手掛ける企業は、多種多様なプロジェクトに携わる機会があり、幅広いスキルを身につけやすい環境といえます。
企業のホームページや就活サイトの企業ページで、売上における内販・外販の割合を確認してみましょう。また、面接時に「親会社以外の案件にも携わる機会はありますか?」と質問することも有効です。自分がどのようなキャリアを築きたいかに応じて、内販重視か外販も含むかを選択することが大切です。
客先常駐(SES)の有無を確認しておく
金融系SIerの中には、自社や親会社のオフィスで働く企業もあれば、SES(客先常駐)として外部企業に派遣される企業もあります。SESの働き方では、さまざまなプロジェクトや企業を経験できるというメリットがある一方で、帰属意識が持ちにくく、企業から評価されにくいといったデメリットもあります。
そのため就活では、「配属後の働き方はどのようになるのか?」「客先常駐はあるのか?」といった点を、企業研究やOB/OG訪問、インターンなどを通じて深掘りしておきましょう。もし客先常駐がある場合は、「どのような現場に配属されるのか」「帰社日はあるのか」「評価はどのように行われるのか」といった点も確認しておくと安心です。自社開発中心の企業を希望する場合は、この点をしっかりと見極める必要があるでしょう。
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6. まとめ
本記事では、金融系SIerランキングTOP10とともに、金融系SIerの基本的な特徴、やめとけと言われる理由、そして未経験入社に適した企業の選び方までを詳しく解説してきました。金融系SIerは、ユーザー系SIerとして安定性が高く、給与水準も良好な企業が多いです。金融機関のシステム開発という重要な役割を担うため、やりがいも大きい仕事です。
一方で、最新技術を扱う機会が少なく、金融業務の学習が求められること、そしてミスへのプレッシャーが強いといったデメリットもあります。これらの特徴を理解した上で、自分に合っているかを判断することが大切です。本記事のランキングや企業の選び方、メリット・デメリットを参考に、金融系SIerでのキャリアを歩み始めるかどうかを判断してみてください。
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