【調査レポート】社会人エンジニアに聞く、企業の選び方

【調査レポート】社会人エンジニアに聞く、企業の選び方
レバテックルーキーでは、エンジニアとして新卒で入社をした1年目から5年目の社会人エンジニア203名を対象に、企業の選び方調査を実施しました。この記事では、調査結果の分析について紹介します。

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1. 新卒での就活、企業選びの決め手で最も多かったのは「事業内容」

エンジニアとして、新卒時に就職活動をしていた企業選びの軸で最も多かったのは「事業内容(36.9%)」となりました。次いで「給与(35.0%)」「職場の雰囲気(31.5%)」「業務内容(30.5%)」と続きます。※複数回答
実際の業務内容よりも、事業内容やサービス内容を重視して入社を決めた人が多いようです。

一方で、回答数が少なかったのは「通勤時間(2.5%)」「評価制度(3.4%)」「ネームバリュー(5.4%)」という結果になりました。※複数回答

 

2. 社会人エンジニア、今後企業選びで妥協できる条件は「ネームバリュー」

今後、仕事選びで妥協できる条件の1位は「ネームバリュー(60.6%)」となり、2位は「会社の規模(53.7%)」という結果になりました。※複数回答

入社する会社のネームバリューよりも、実際に携わる業務や身につく技術が重要なことが見受けられます。次いで、「残業時間(25.1%)」「ミッション・ビジョンへの共感(22.7%)」「研修や教育制度(20.7%)」と続きます。※複数回答

未経験エンジニアの場合、研修などの教育制度は重要視されていますが、実際には妥協できる条件の上位5位という結果になりました。

 

3. もう一度就活をやり直すなら「技術力」を重要視する人が最も多い

新卒としてもう一度就職活動をするならば、企業選びにおいて最も重要視する判断軸の1位は「技術力(46.8%)」となりました。次いで、「給与(40.9%)」「業務内容(38.9%)」と続きます。※複数回答

就職活動時に企業選びの軸として最も多かったのは、「事業内容」でした。しかし、実際にエンジニアのキャリア形成で重要なのは、「事業内容」よりも「業務内容」であることが明らかになりました。

これからエンジニアとして就職活動をする人は、具体的にエンジニアとしてどんな仕事をするのか、具体的にどのようなスキルが身に付くのかを、理解しておく必要がありそうです。

 

4. 就活時、エンジニアに詳しい人に相談できていた人は約3割未満

新卒での就職活動時、エンジニアに詳しい人に相談できていた人は、全体の25.6%という結果になりました。約7割以上の人がエンジニアに対して専門的な知識を持っている人に相談できていません。

アンケート結果から、企業選びで重要視する判断軸が就職活動時と入社後で違いが生じていることが分かりました。
エンジニアとして就職活動をするのであれば、現場エンジニア経験者やエンジニアに詳しいアドバイザーなどに相談することが、その後のキャリアに影響を与える重要なポイントとなりそうです。

事業責任者 泉澤からの一言

エンジニアは、職域が多様であり業界も多岐に渡るため、企業選びの際に検討すべき要素が多い職種です。弊社では、15年以上中途やフリーランスエンジニアの支援をしていますが、エンジニアとしてキャリア形成するのであれば「どの会社に入社するか」ではなく「実際にその会社で何ができるのか」が、自身の市場価値に直結するからこそ重要だと考えています。

今回の調査結果から、エンジニアのキャリア形成では「技術力」を重要視する社会人エンジニアが多いことが明らかになりました。これからエンジニアとして就職活動を行う学生の参考になれば幸いです。

<調査概要>
調査対象:レバテックに登録している社会人エンジニア251名
集計期間:2020年7月3日~2020年8月6日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:203名(新卒入社1年目から5年目まで)

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