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1. データベースとは?
Oracleについて紹介する前に、まずデータベースについて解説します。企業の活動においてデータは、その根幹を成すものです。Eコマース企業であれば、顧客・商品・在庫・注文・売り上げといったデータを蓄積しなければ業務が行えません。同様に、生産管理・ERP(企業資源計画)・CRM(顧客情報管理)・金融システムといった例から分かるように、あらゆる情報システムで、データを蓄積する仕組みが必要とされます。
データベース製品は、保存された情報を書き込んだり、逆に、蓄積された情報を読み取ったりする処理を管理する仕組みを持っています。データベース製品の一種として、Excelの表のような形式情報を整理する関係データベースRDBMSが知られています。そして、商用のRDBMSとして代表的なのが、Oracle Databaseやマイクロソフト社のSQL Serverといったものです。さらに、オープンソースとして利用できるPostgreSQL、MySQL等も、多くの情報システムで採用されてきました。
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2. Oracle Databaseとは?
Oracle Database は、Oracle社が開発する主力データベース製品です。IT業界で「オラクル」と言われた場合は、このOracle Databaseを指すケースが多いでしょう。
Oracle Databaseの成り立ち
Oracle社は1977年に創業された米国を代表するソフトウェア企業です。世界初の商用RDBMSとして1979年にOracle Databaseを発表しました。近年はRDBMSだけではなく、ERP・CRM・SCM(サプライチェーン管理)などの関連製品を買収し、企業の情報管理に関するソフトウェアを幅広く扱っています。
Oracle Databaseの使われ方
Oracle Databaseは高機能な製品なので、企業内で用いられる大規模システムに採用されるケースが多いです。オープンソースのDB製品と比べて、サポート契約が提供される点も、大きな組織から支持される要因と言えます。Oracle Databaseは、メインフレームと呼ばれる大型コンピューターから個人向けのパソコンまで導入でき、幅広い用途に活用可能です。また、UNIXやWindowsといった異なるOS(オペレーティングシステム)にも対応できるという利点があります。
他のDB製品との比較
商用DBMSとしてOracle Databaseと並んで人気があるSQL Serverは、マイクロソフト社によって開発されているので、Windows製品との親和性が高いのが特徴です。IT環境をマイクロソフト社の製品で統一している企業には、連携が容易になるため、採用されるケースが高くなります。
無償のオープンソース製品は小規模な情報システムで採用されています。PostgreSQLや、Oracle社が保有するMySQLと呼ばれるデータベース製品は様々な場面で使用されてきました。
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3. Oracle Databaseの特徴
データベースはSQL(Structured Query Language)と呼ばれる言語を用いて、データの書き込みや読み取りの処理を指示します。多数のユーザーが一度にSQLで要求を送った場合でも、RDBMSはデータの整合性を常に保ち、また、高速処理が実現できるよう効率性を追求しなければなりません。Oracle Databaseには、このようなシステム運用を円滑にする高度な機能が備わっています。
読み取りの一貫性
頻繁にデータが更新される大規模システムでは、一人のユーザーがデータを検索している最中に、他のユーザーが更新処理を行ってしまう恐れがあります。Oracle Databaseでは、検索時であっても最新情報が取得できるよう保証される機能が実装されています。
書き込みのパフォーマンス
多数のユーザーが一斉に更新処理を行うと、整合性を保つため、データの書き込みを一時的に停止(ロックをかける)する場合があります。ロックをかける範囲が広くなると、その範囲に対して更新処理をかけたいユーザーに待ち時間が発生してしまいます。Oracle Databaseでは、ロックをかける範囲を小さくするよう、行単位で排他制御するので、待ち時間が少なくなるのが特徴です。結果として、システム全体の処理が高速化されます。
移植可能性
Oracle Databaseは、Windows、UNIX、Linux等の異なるOSで稼働します。そのため、ITインフラの変更を伴うシステム移行にも対応可能です。Windows環境で用いられるSQL Serverでは難しい使われ方と言えます。
可用性・拡張性
Oracle Databaseには、複数サーバーでデータベースを冗長に配置し、同時に稼働させる機能があります。これにより、一つのサーバーで障害が発生しても、システム全体として処理を継続できます。また、災害対策の機能も提供されているので、不測の事態があっても、システムが停止している時間を最小化できます。
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4. 学生向け | データベースに関するスキルを身につけるには
データベース技術は、B2B向け・B2C向けを問わず、ほとんどの情報システムで使われています。ITエンジニアとして活躍する上で、データベースの基礎は理解しておくべきでしょう。
SQLの学習
SQLはデータの検索・追加・更新・削除を表現する言語です。Oracle DatabaseやSQL Serverといった製品に関わらず、SQLの文法は共通する点が多いので、基礎的な操作を学んでおくと、どのDB製品を使うプロジェクトに入ったとしても役に立ちます。
SQLの利用
近年は技術書に加え、オンラインの学習サイト等で、実際に手を動かしながらSQLを学ぶ方法もあります。Webアプリケーション制作などを通して、実務的にDB製品を使うと理解が深まるでしょう。
Oracleの資格取得
Oracle社の認定試験Oracle Masterは、DB製品に関するスキルを証明するものとして広く認知されている資格です。エントリーレベルの資格としては「Bronze(ブロンズ)」が設けられています。この資格を取得すると、基礎的なSQL文法や、データベース管理の基本を理解していることを証明できます。実際に就職してデータベースを扱う製品の開発や運用に携わるときにも有効でしょう。実務経験を積んでから、よりレベルの高い資格に挑戦することもできます。
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5. まとめ
IT業界でOracle(オラクル)と言う場合、通常はOracle社が開発・リリースしているOracle Databaseのことを指します。Oracle Databaseは、主に企業内情報システムで採用されているデータベースであり、機能性・堅牢性などで高い評価を受けています。ITエンジニアにとってデータベース技術は必須のスキルであるため、学生のうちに学習を進めておくことをおすすめします。
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