面接で差がつく!ガクチカ深掘り対策とNG例・回答集

本記事では、ガクチカが深掘りされる理由・よくある質問集・NG回答例・高評価を取るテンプレート・テーマ別の回答例まで、就活生が「自信を持って話せる」ようになるための情報を網羅的に解説。
さらに、逆質問や沈黙時の巻き返し術、ChatGPTを活用した対策方法など、他にはない“実践的で再現性の高いテクニック”も紹介しています。
「話すほど評価が上がる」ガクチカ対策を、今すぐ始めましょう。

- 1. ガクチカはなぜ深掘りされるのか?企業が見ている3つのポイント
- 2. 面接でよくあるガクチカ深掘り質問集【一覧】
- 3. NG回答例と改善ポイント|落ちる学生はここが違う!
- 4. 高評価がもらえる!ガクチカ深掘り回答テンプレート
- 5. テーマ別|よくあるガクチカと深掘り質問例&回答例
- 6. 逆質問・巻き返し術|評価を上げる攻めの面接対策
- 7. 就活生からのよくある質問に回答【Q&A】
- 8. まとめ|深掘り対策で差がつくのがガクチカ
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1. ガクチカはなぜ深掘りされるのか?企業が見ている3つのポイント
就活において、エントリーシート(ES)や面接で「学生時代に力を入れたこと(=ガクチカ)」を問われる場面は非常に多いです。しかし、ただ経験を語るだけでなく、その内容をさらに深掘りして問われるケースがほとんど。
たとえば、「なぜその活動に取り組んだのか?」「具体的にどんな壁があった?」「どう乗り越えた?」といったように、一つのエピソードに対して何段階も掘り下げて質問されます。
では、なぜ企業はここまで「ガクチカの深掘り」にこだわるのでしょうか?
その背景には、単なる事実確認を超えた人間理解の意図が存在しています。以下の3つの観点で見ていきましょう。
①人柄・価値観を知るため
面接官が最も重視しているのは、応募者が「どんな人物か」という人柄です。履歴書やESに書かれた内容だけでは表面的な情報にすぎず、深掘りを通じて価値観や行動原理を見抜こうとしているのです。
たとえば、アルバイトでリーダーを務めた経験がある学生に対して、「なぜリーダーに立候補したのか?」「その役割にどんな責任感を持っていたのか?」と問うことで、自発性や責任感の強さ、さらには周囲との関係性を重んじる姿勢などを読み取ります。
企業にとって「スキル」よりも「人として信頼できるかどうか」は非常に重要な判断基準。だからこそ、細かい質問を重ねて人間性を掘り起こそうとするのです。
②論理的思考・説明力の確認
もう一つ、深掘りを通じて企業が見ているのが論理的思考力と説明力です。
限られた時間で質問に的確に答えられるか、自分の考えや経験を相手にわかりやすく言語化できるかは、職種問わず社会人としての必須スキルです。
例えば、「なぜその選択をしたのか?」「他に選択肢はなかったか?」といった問いに対して、時系列・因果関係・自分の判断軸などを整理して話せるかどうかを見られています。
仮に話したエピソードの内容が特別でなくても、考え方や伝え方の筋が通っていれば評価は高いのです。
③企業とのマッチ度を測るため
最後に、企業が最終的に知りたいのは「自社との相性(カルチャーフィット)」です。
深掘りの過程で、価値観や考え方、行動傾向などが明らかになるため、その人物が自社で活躍できそうかを見極めやすくなります。
たとえば、「個人で成果を出すことにやりがいを感じてきた」というタイプは、裁量の大きな環境に合います。一方で、「周囲と協力して成果を出すのが好き」というタイプは、チームワーク重視の企業文化と相性が良いかもしれません。
このように、深掘りは単なる確認作業ではなく、採用の本質的な判断材料となっているのです。
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2. 面接でよくあるガクチカ深掘り質問集【一覧】
自分のエピソードを整理できたとしても、実際の面接ではどんな質問が飛んでくるのか不安になりますよね。
この章では、面接で頻出する深掘り質問をピックアップし、それぞれの質問に込められた「企業側の意図」も併せて紹介します。
また、深掘りはランダムにされるわけではありません。ある一定の順番や流れに沿って質問される傾向があります。
それを理解することで、準備すべきポイントや思考の順番が整理しやすくなります。
定番質問10選+目的の解説
以下は、面接でよく出るガクチカ深掘り質問です。単に「何を聞かれるか」だけでなく、「なぜ聞かれるのか(=企業側の狙い)」も押さえましょう。
| 質問 | 意図(企業が見ていること) |
| なぜその活動に取り組んだのか? | 価値観/動機の原点 |
| その活動の目的は何だった? | 主体性/計画性の有無 |
| どんな困難があった? | 課題への向き合い方 |
| どう乗り越えた? | 問題解決力/粘り強さ |
| 周囲との関係はどうだった? | 協調性/リーダーシップ |
| 一番工夫した点は? | 発想力/実行力 |
| 結果はどうだった? | 行動の成果/数字での説得力 |
| その結果から何を学んだ? | 内省力/成長意欲 |
| その経験を今後どう活かせる? | 応用力/業務との接続性 |
| 他に選択肢はなかった? | 判断軸の明確さ/柔軟性 |
「聞かれる順番」を意識した設計のコツ
面接官の質問には、ある種の流れがあります。
多くの場合、以下のようなステップで質問が展開されます。
1.経験の概要を聞く(何をしたのか)
2.取り組みの理由・目的を問う(なぜやったのか)
3.困難・工夫の有無を確認する(どう考えどう動いたか)
4.成果と学びを聞く(結果と内省)
5.その経験の今後への活かし方を問う(ビジネスとの接点)
この順番を想定して、自分のガクチカを「ストーリー化」しておくと、面接本番でも慌てずに答えられます。
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3. NG回答例と改善ポイント|落ちる学生はここが違う!
ガクチカのエピソード自体が悪くないのに、「面接でうまく伝わらなかった」「評価されなかった」と感じた経験はありませんか?
実は、深掘り質問に対する伝え方や中身の薄さが原因になっているケースが非常に多いのです。
ここでは、面接官の印象を悪くしてしまいがちなNG回答例と、そこから学ぶ改善ポイントを紹介します。
どれもよくある失敗パターンですので、自分の回答と照らし合わせてチェックしてみましょう。
悪い例①:抽象的すぎて伝わらない
〇学生の回答例(NG)
「アルバイトではチームワークを大切にして働いていました。常に協力を意識して、スムーズな業務を心がけていました。」
一見、協調性がありそうに聞こえますが、これでは何をやったのかが曖昧すぎて伝わりません。
● どこが問題か?
この回答は、「抽象語オンパレード」です。
チームワーク協力スムーズといった言葉は、意味が広すぎて具体的な情景が浮かびません。
また、「誰と?」「何を?」「どんな場面で?」という詳細がすっぽり抜け落ちており、面接官からすると「何がすごかったのか、全然分からないな…」という印象を受けてしまいます。
● 面接官はこう感じている
-
・「この子、バイトの中で何をしてたのか全然見えないな」
-
・「協調性があるって言うけど、それを裏付けるエピソードがない」
-
・「テンプレっぽくて、自分の言葉で話してる感じがしない」
● どう改善するか?
「抽象→具体」の変換を意識しましょう。
チームワークという言葉を使う代わりに、誰と・どんな課題に・どう連携して・どんな結果が出たかを描写します。数字や固有名詞も入れると説得力が増します。
〇改善例
「飲食店のアルバイトで、ピークタイムに5人のチームでキッチンとフロアの連携がうまくいかず、配膳ミスが続出していました。私は新人向けに業務フローを可視化したチェックリストを作成し、共有しました。結果として、1ヶ月後にはクレーム件数が5件から0件に減少しました。」
これなら、具体的な問題提起→取り組み→工夫→成果という流れが見え、内容にも厚みが出ます。
悪い例②:自分の思考がまったく見えない
〇学生の回答例(NG)
「サークルでイベントを企画しました。来場者は100人を超えて成功しました。」
この回答も、行動や成果の表面だけしか語れていない典型例です。
● どこが問題か?
たとえ結果が良くても、「なぜそのように考え、どういう意図で行動したのか」が語られていないと、面接官には作業の報告にしか聞こえません。
つまり、「あなたの中にどんな判断軸や工夫の意図があったのか」が抜けているため、他人でもできた話に聞こえてしまうのです。
● 面接官はこう感じている
-
・「ただイベントやったって話で、本人の思考が見えない」
-
・「誰がやっても同じじゃない?この人じゃなくてもよくない?」
-
・「何をどう工夫したかに期待してたのに…惜しいなあ」
● どう改善するか?
このケースでは、「自分がなぜその選択をしようとしたのか」「その時どんなことを考えていたのか」といった、自分自身の内面の動きをしっかり言語化することが大切です。
〇改善例
「コロナの影響で対面イベントが中止になり、サークル内では開催自体を見送る声も出ていました。しかし新入生との接点を作らないと今後の活動にも支障が出ると感じ、オンライン開催を提案。参加型のクイズや交流タイムをZoomとLINEオープンチャットを併用して設計し、結果的に参加率は昨年比120%を達成しました。」
自分の問題意識や判断の背景を語ることで、「あなたにしか語れない経験」に変わります。
悪い例③:結果だけ話す/数字がまったくない
〇学生の回答例(NG)
「ゼミ活動に真剣に取り組み、無事に卒論を提出できました。」
学業に力を入れていたこと自体は悪くありませんが、これでは面接で評価される要素が全くありません。
● どこが問題か?
「真剣に取り組んだ」「頑張った」など、主観表現だけで、客観的な成果や工夫の説明がない
結果に至るまでのプロセスが語られていないため、取り組みのリアリティが伝わらない
「卒論を書いた」ことはほぼ全員やることなので、差別化になっていない
● 面接官はこう感じている
-
・「卒論出したのは当然でしょ、それがアピールになると思ってるの?」
-
・「もっとその中でどんなことに挑戦したかを聞きたいのに…」
-
・「本人のこだわりや頑張った軸がわからない」
● どう改善するか?
成果を語る際は、できるだけ数字や評価の形で語ること。そして、「何に苦労し、どこにこだわったか」を補足していくことで、努力の中身が相手に伝わります。
〇改善例
「卒論では地方自治体における防災意識の地域差をテーマに、3都市150名への独自アンケートを実施・分析しました。自ら自治体に協力依頼の電話をかけるなど、フィールドワークにも注力。最終的に教授から現地調査の視点が優れているとゼミ代表発表に選出されました。」
ただ「書いた」だけではなく、そこにどんな工夫や挑戦があったかを加えることで、説得力が段違いに上がります。
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4.高評価がもらえる!ガクチカ深掘り回答テンプレート
NG例を見てきたことで、「どう答えれば良いのか」がよりクリアになってきたかと思います。
ここでは、企業からの評価を得やすい再現性のある型や、自分自身の思考を明示できる設計方法を紹介していきます。
特に、「何を伝えるべきかは分かったけど、どう組み立てれば良いの?」と迷っている人にとって有効なテンプレートです。
PREP法+思考プロセス明示型
PREP法はビジネスでも使われる有名な論理展開の型で、就活における回答でも非常に有効です。
-
・Point(結論):一言で要点を述べる
-
・Reason(理由):その理由や背景
-
・Example(具体例):実体験や行動内容
-
・Point(まとめ):最後に再度結論で締める
ガクチカでの応用は、
-
・活動の要点(何をしたか)
-
・なぜそれに取り組んだか(動機)
-
・どう考え、どう動いたか(思考と工夫)
-
・結果と学び(数字や成果)
の構成に沿って話せば、深掘りされても軸がぶれない説明が可能になります。
数字・主観・客観を組み合わせる方法
面接官に響く回答には、以下のように「数字の根拠」「自分なりの解釈」「周囲からの評価」の3要素が揃っていることが多いです。
「3か月でSNSフォロワーを1.8倍に増やした(数字)→自分でKPIを設定して試行錯誤した(主観)→運用責任者から改善案が毎回具体的で助かると評価された(客観)」
このように、1つの経験を多面的に語ると、厚みが増し、説得力が高まります。
数字だけでなく、言葉でのフィードバックや、実績の比較なども「客観的指標」として活用可能です。
ChatGPTで想定問答を作る方法【テンプレ付き】
ガクチカ対策で意外と有効なのが、AIを活用した「想定質問シミュレーション」です。
特にChatGPTを使えば、過去の自分のエピソードに対して深掘りされそうな質問を自動生成できます。
〇使い方テンプレ例
以下のガクチカに対して、面接官が深掘りしそうな質問を10個作ってください。
【例文】大学のテニスサークルで新入生歓迎イベントの責任者を務めました。チームで協力し、参加率80%以上を実現しました。
このように入力すると、ChatGPTは「なぜ責任者を務めたのか?」「参加率を上げるための具体策は?」などの質問を提示してくれます。
これを繰り返すことで、自分では思いつかない視点の質問に備えることができ、面接で詰まる可能性を減らすことができます。
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5.テーマ別|よくあるガクチカと深掘り質問例&回答例
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と一言でいっても、その内容は人それぞれです。
そのため、面接官もテーマによって聞くべき深掘りポイントを変えています。
自分が語るテーマに合わせて、よくある質問例と回答方針を事前に理解しておくことが、深掘り対策のカギです。
ここでは、定番の5テーマを取り上げ、それぞれに「質問例」→「回答例」→「狙いと対策」をセットで紹介します。
アルバイト編|実務力・課題発見力を見られる
〇質問例
-
・「その中で最も大変だったことは何ですか?」
-
・「なぜその方法を選んだのですか?」
-
・「改善の提案などはしましたか?」
〇回答例
「居酒屋のホールスタッフとして働いていた際、注文ミスが多発していたため、伝票管理のルールを改善。店長に相談し、手書き伝票からタブレットオーダーに切り替える提案をし、スタッフ研修も実施しました。結果として、ミス率が2ヶ月で半減し、回転率も上がりました。」
・深掘り対策のポイント
アルバイト経験では「責任感」「改善意識」「提案行動」が評価されます。ただの労働報告にせず、「どう考えて動いたか」「お客様やチームのために工夫したこと」を具体的に示すことで、業務理解力や主体性が伝わります。
サークル・部活編|協働力とリーダーシップが問われる
〇質問例
-
・「チームでうまくいかなかったことは?」
-
・「リーダーとして意識したことは?」
-
・「自分の強みをどう発揮しましたか?」
〇回答例
「フットサルサークルで代表を務めていた際、練習への参加率が下がっていたことに課題を感じ、LINE投票で希望練習日時を定期的に取るようにしました。その結果、月間平均参加率が45%から70%に回復し、部員同士の関係も活性化しました。」
・深掘り対策のポイント
ただの楽しい話で終わらせないことが重要です。対人調整、情報共有、仕組みづくりなど、組織の運営視点や人間関係のマネジメントを語れると評価が上がります。
ゼミ・研究編|論理的思考と粘り強さが見られる
〇質問例
-
・「そのテーマを選んだ理由は?」
-
・「どのように仮説を立て、検証しましたか?」
-
・「予想外だったこと、どう対応しましたか?」
〇回答例
「地域活性化とSNSの関係性をテーマに卒論を執筆しました。Twitterの投稿分析と地域ごとのイベントデータを照合する中で、情報拡散が特定地域に偏る傾向が見えたため、調査手法を一度見直しました。アンケートを追加実施したことで、データの説得力が向上し、学内の論文コンテストでも評価をいただきました。」
・深掘り対策のポイント
このテーマでは、いかに自分の頭で考えて仮説を立て、試行錯誤しながら進めたかを語れると強いです。失敗や迷いも正直に話し、そこから何を学んだかを伝えることが肝心です。
留学・ボランティア編|適応力・多様性理解が評価される
〇質問例
-
・「文化の違いで苦労したことは?」
-
・「現地で驚いたこと・価値観が変わったことは?」
-
・「語学以外に得たものは?」
〇回答例
「オーストラリアに5ヶ月間の語学留学をしました。語学以上に難しかったのが、自分の意見を発信しないと相手に尊重されないという文化の違いでした。最初は発言をためらっていましたが、週ごとのプレゼンで自分の立場を表現する練習を重ねるうちに、議論に加わることの面白さに気づけました。」
・深掘り対策のポイント
ただ「行った」「話せた」だけでは弱く、文化の違いをどう受け止め、どう乗り越えたかにフォーカスすると印象に残ります。自分の内面の変化を語ることで、人間的な成長をアピールできます。
自己PRとの違い・被りに注意!
混同しやすいポイントとしては下記が挙げられます。
-
・ガクチカ:具体的な「エピソード」を中心に、自分の行動や思考の変化を語る
-
・自己PR:持っている「強み」や資質を軸に、再現性ある人物像を語る
たとえば、自己PRで「課題解決力」をアピールし、ガクチカで「課題解決したエピソード」を話すと内容がほぼ同じになり、印象が薄まってしまうことがあります。
対策としてはそれぞれの目的を意識し、伝える順番や強調点を変えましょう。ガクチカは「行動の文脈や工夫」、自己PRは「その強みが他の場面でも発揮される」ことに重点を置くと差別化ができます。
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6.逆質問・巻き返し術|評価を上げる攻めの面接対策
ガクチカの深掘りに対する対策だけでなく、面接の終盤で印象を底上げする「逆質問」や「巻き返し」のテクニックも非常に有効です。
むしろ、「最後の質問ありますか?」の一言こそが面接官の評価を左右するラストチャンスといえます。
「○○について逆に聞いてもいいですか?」
逆質問の良い例は、相手の仕事内容や価値観に興味を持っていることが伝わる内容です。
〇OK例
「御社では新卒にも裁量ある仕事を任せると伺いましたが、実際にどのような場面で裁量を持つ経験ができるのでしょうか?」
「先ほどお話されていたチームで成果を出す文化について、具体的にどんな工夫をされているかお伺いできますか?」
このように、相手の話に基づいて逆質問することで、単なるテンプレではなく対話の姿勢を見せることができます。
〇沈黙になった時の話の展開術
ガクチカを話し終えた後に、面接官が少し黙る場面があります。
これは必ずしも「不満」ではなく、「さらに話してくれそうか?」という観察であることが多いです。
その時に「ちなみに、他の局面でも似たような工夫をした経験があるのですが、少しお話してもいいですか?」など追加の質問で話を展開すると、評価が一段階アップします。
深掘り=受け身になりがちですが、自分から話を掘りに行く姿勢も重要な印象形成になります。
深掘りされない=印象が薄い?への対策
たまに「面接で全然深掘りされませんでした…」と落ち込む学生がいます。
これは、「話の表現が表面的すぎた」「想像が膨らまない回答だった」場合に起きやすい現象です。
〇対策
・抽象語や「頑張りました」だけで終わっていないか?
・感情の動き・数字・第三者評価などエッジがあるか?
・相手が「もっと聞きたい」と思う余地を残しているか?
「深掘られない=悪い面接」とは限りませんが、相手が聞き返したくなる引っかかりを仕込む設計は必要です。
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7.就活生からのよくある質問に回答【Q&A】
ガクチカの深掘り対策を進める中で、多くの学生がつまずくのが「自分の経験の浅さ」や「想定外の質問」への不安です。
ここでは、就活生から特によく寄せられる3つの疑問に、面接官の視点も踏まえて具体的に答えます。
Q1:「ガクチカが浅いとダメですか?」
A:経験の深さよりも、向き合い方が大事です。
就活生の中には、「サークルもリーダーもやっていない」「バイトも普通だった」と感じて、自信を持てない方が多くいます。
でも、面接官が見ているのは何をしたかよりも、その中でどう考えて動いたかです。
例えば、スーパーのレジバイトでも、どんな工夫をして、お客様や職場にどう貢献し、どんな気づきや学びがあったのかを語れる学生は、高評価を得ています。
〇ポイント
「レベルが高い経験=評価される」ではありません。「普通の経験をどう捉えたか」を深掘る姿勢こそがガクチカの本質です。
Q2:「深掘り質問に答えられなかったときはどうすれば?」
A:正直に整理し直しつつ、補足エピソードで巻き返しを図りましょう。
面接の場で、答えに詰まることは珍しくありません。特に、「それってなぜやろうと思ったの?」「そのときどう感じた?」といった感情面や思考面の深掘りには、事前準備がないと戸惑いやすいです。
そんなときの切り返しとしては下記の様に回答しましょう。
「今、うまく言語化できていないのですが、当時の自分の中ではチーム全体が気持ちよく動けるようにしたいという想いが強くて、自然と行動に出ていたように思います。もし少し補足しても良ければ、近い経験をもう1つご紹介できます。」
〇ポイント
無理に場当たり的に話さず、一度立ち止まって言葉を選ぶ姿勢も誠実さとして評価されます。
そして「もう1つのエピソード」で補足できれば、回答の厚みも自然に増します。
Q3:「留学や目立つ経験がないと不利ですか?」
A:いいえ、目立つ経験である必要はまったくありません。
留学経験や起業体験など、目立つワードを持っている学生に引け目を感じる方もいますが、評価の本質は「その経験で何を得たか・どう考えたか」です。
留学に行っても、単に「楽しかった」で終わってしまえば評価は上がりませんし、反対に、家業の手伝いを通して「どうやってお客様との関係構築を学んだか」といった話ができる学生は、むしろ印象に残ります。
〇ポイント
面接官が求めているのは、映えるストーリーではなく、学生がなにを思考して実行に移したかです。小さな経験でも、自分なりの視点と工夫をもって言語化できていれば、評価は必ず上がります。
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8.まとめ|深掘り対策で差がつくのがガクチカ
就活において「ガクチカ」は誰もが語るテーマだからこそ、表面的な回答では差がつきません。
逆にいえば、「深掘りに耐えられる設計ができているか」で、面接通過率は大きく変わります。
以下の3ステップを軸に、自分の経験を深掘りしてみてください。
今日からできる3ステップ復習
Step1:経験を「5W1H+課題・行動・結果」で整理
いつ/どこで/なぜ/誰と/何をした?→どんな課題?→どう動いた?→どうなった?
Step2:その時の「思考」「気づき」「感情」も書き出す
どうしてその方法を選んだ?どんな発見があった?何を感じた?学んだ?
Step3:自己PRや企業の価値観とつなぐ視点を入れる
この経験は、自分の強みとどう関係する?
応募企業でどう活かせそう?
面接官は、「すごい人」を採用したいのではなく、経験から学べる人を求めています。
だからこそ、ガクチカの深掘りを恐れず、自分と向き合うことで、あなたの可能性はグッと広がります。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる
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