短期インターンは意味ない?メリット・デメリットや期間、探し方を解説

しかし実際には、就活を見据えて早めの段階から短期インターンに参加することは、就活を有利に進めるために役立つだけではなく、長い社会人人生のキャリアプランを定めるのに貢献してくれます。
この記事では、そんな短期インターンに関する疑問・不安を解消していきます。短期インターンと長期インターンとの違いや、主なプログラム内容、参加するメリット・デメリットについても詳しくご紹介します。短期インターンに参加するかどうかを決める判断材料として、ぜひ役立ててみてください。

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1.短期インターンは就活を有利に進めるために役立つ!
結論から言えば、短期インターンは就活を有利に進めるうえで非常に役立つ内容です。「短期インターンは意味ない」という意見も聞かれますが、それは目的意識を持たずに参加した場合や、プログラム内容が自分に合っていなかったケースがほとんどです。
短期インターンの最大の価値は、短期間で企業・業界のリアルな雰囲気を体感できる点にあります。公式サイトや説明会だけでは得られない現場の空気感や、社員の方々の働き方を肌で感じることで、その企業への理解が深まり、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
また、インターンへの参加経験は、エントリーシートや面接で語れる貴重なエピソードの一つとなり、他の学生と差別化を図る強力な武器になるでしょう。しっかりと目的を持って参加すれば、短期インターンはこれからの就活を有利に進める貴重な経験になるはずです。
短期インターンは何年生から行くべき?
短期インターンへの参加を決めるなら、可能な限り早い段階で決断するのが大切です。「何年生から行くべきか」と疑問を抱くこともあるかもしれませんが、大学1・2年生の早い段階から参加するのが理想的です。というのも、早期から社会や企業に触れることで、自身にとっての理想のキャリアビジョンや就活の軸をじっくりと定めることができるからです。
低学年のうちは、まだ志望業界や職種が固まっていないことも多いでしょう。だからこそ、興味のある分野の短期インターンに積極的に参加し、さまざまな仕事を体験してみることが重要です。短期インターンを通じて視野を広げることで、これまで知らなかった魅力的な企業や業界に出会える可能性も高まります。
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2.短期インターンと長期インターンの違い
就活を見据えて参加するインターンには、大きく分けて「短期」「長期」の2種類があります。どちらも学生が企業で就業体験をする機会ですが、その目的や内容は大きく異なります。
ここでは「企業の目的」「プログラム内容」「対象者」「開催時期」「報酬」という5つの観点から、それぞれの違いを詳しく解説しますので、自分に合ったインターン選びの参考にしてみてください。
企業の目的の違い
短期インターンと長期インターンでは、学生を受け入れる企業側の目的が根本的に異なります。
短期インターンを実施する企業の主な目的は、自社の認知度向上、もしくは多くの学生に事業内容や社風を知ってもらうことです。いわば、未来の採用候補者に対する「広報活動」の一環と言えるでしょう。そのため、プログラムは会社説明会や簡単なグループワークが中心となり、学生に企業の魅力を伝えることに重きが置かれます。
一方で長期インターンでの企業側の目的は、優秀な学生を早期に発掘し、実践的な業務を通して「戦力」として育成することです。社員と同様の業務を任せることも多く、採用プロセスも厳しくなる傾向にあります。就活解禁を控える冬インターンでは、優秀な学生に対して早めに内定を出して入社意欲を高めてもらおうとする企業も多いです。
プログラム内容の違い
インターンの日程で実施されるプログラム内容も、短期と長期では大きく異なります。
短期インターンは、1日から数週間程度の短期間で行われるため、企業や業界の全体像を掴むことに焦点を当てた内容が中心です。会社説明会やオフィス見学、社員との座談会、特定のテーマに基づいたグループワークなどが一般的です。参加者は、実際の業務に深く関わるというよりは、企業の雰囲気を体験し、働くことへのイメージを具体化させることが主な目的となります。
それとは逆に長期インターンでは、数ヶ月から1年以上にわたり、より実践的な業務に従事します。社員の一員として、実際に稼働しているプロジェクトに配属され、企画立案、営業同行、プログラミングなど、専門的なスキルが求められる仕事を任されます。実務経験を積みながら、ビジネススキルを本格的に磨きたい学生向けのプログラムとなっています。
インターンの対象者の違い
インターンの対象となる学生層も、短期と長期で異なります。
短期インターンは、主にこれから就活を始める大学3年生を対象としていますが、近年ではキャリア教育の一環として、大学1・2年生向けのプログラムも増加傾向にあります。業界や職種への理解を深めたい、あるいは単純に働くとはどういうことか知りたい、といった幅広い学生が募集対象です。
一方の長期インターンは、より専門的なスキルや特定の分野への強い意欲を持つ学生を対象としています。特にベンチャー企業やIT業界では、即戦力となる人材を求めてインターン生を募集するケースが多いです。学年不問の場合もありますがスキル・経験が重視され、エンジニア系の長期インターンなら独学でプログラミング学習に取り組んだ学生などが選考で有利になる傾向があります。
開催時期の違い
短期インターンと長期インターンは、開催時期にも明確な違いがあります。
短期インターンは、学生が長期休暇を迎え、参加しやすい時期に集中して開催されるのが一般的です。そのため、主に夏休み(8月〜9月)が短期インターン開催のピークシーズンとなります。この時期には多くの企業が一斉にプログラムを実施するため、学生は複数のインターンを比較検討しやすくなります。週末の1〜2日間で開催されるプログラムも多く、学業と両立しながら参加することも可能です。
それに対して、長期インターンは通年で募集されていることがほとんどです。企業側は継続的に働ける人材を求めているため、特定の時期に募集が集中するということはありません。学生は大学の授業スケジュールと調整しながら、都合の良いタイミングで応募して、勤務を開始することができます。アルバイトと同様に、週に2〜3日、1日数時間といった柔軟な働き方ができる場合も多いです。
無給・有給の違い
報酬の有無は、インターンに参加する学生にとって大きな関心事の一つでしょう。
短期インターンでは、報酬が支払われない「無給」のケースが一般的です。これはプログラム自体が会社説明やセミナー、グループワークといった、企業側から知識や情報を提供する広報活動の意味合いが強いためです。企業によっては交通費や昼食代が支給される場合もあります。
長期インターンでは、学生も社員と同様に企業の利益に貢献する業務を手がけるため、給料が支払われる「有給」が基本です。時給制のアルバイト形式や、プロジェクト単位での報酬など、給与形態は企業によってさまざまですが、労働の対価としてしっかりと報酬を受け取ることができます。実務経験を積みながら収入も得られる点は、長期インターンの大きな魅力の一つです。
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3.短期インターンの代表的なプログラム内容
短期インターンと一言で言っても、そのプログラム内容は多岐にわたります。インターンで何を実施するのかは企業の目的・期間によってさまざまですが、ここでは多くのプログラムで共通する代表的な内容をご紹介します。
会社説明会
多くの短期インターンプログラムの冒頭で行われるのが、会社説明会です。就活生向けの合同説明会と異なり、インターン参加者という少人数のグループに対して行われるため、より深い情報収集ができるのが魅力です。事業内容や企業理念といった基本的な情報はもちろんのこと、現場で働く社員から直接、仕事のやりがいや苦労、キャリアパスといったリアルな話を聞くことができます。質疑応答の時間も十分に設けられていることが多く、企業のウェブサイトやパンフレットだけでは分からないような、踏み込んだ質問をすることもできるでしょう。
就業体験
就業体験は、短期インターンのプログラムの中でも特に人気のある内容です。実際の職場に足を運び、簡単な業務の一部を体験することができます。営業職であれば先輩社員の商談に同行、マーケティング職であればSNS投稿の企画案を作成するなど。その内容は職種によってさまざまです。業務に携わる期間が短いため任される業務は限定的ですが、それでも職場の雰囲気や仕事の流れ、社員の方々の働き方を間近で見ることができるのは大きなメリットです。
グループワーク
グループワークは、短期インターンで非常に多く取り入れられているプログラム形式です。数人の学生でチームを組み、企業から与えられた特定の課題に対して解決策を議論し、最終的にプレゼンテーション形式で発表します。テーマは「新規事業の立案」「既存サービスの改善提案」など。その企業の事業内容に関連したものが多く、ビジネスの難しさや面白さを疑似体験できます。さまざまな大学から集まった優秀な学生と共に課題に取り組む経験は、就活に取り組む上での大きな刺激となり、モチベーションを高めるのに役立つでしょう。
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4.長期と比べて短期インターンに参加するメリット
続いて、長期インターンと比較して短期インターンに参加するメリットについて、以下の3つの観点から解説します。
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・短時間で効率的に企業研究・業界研究に取り組める
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・複数の企業・業界を比較検討しやすい
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・学業で忙しい大学1年・2年でも参加しやすい
これらのメリットも踏まえながら、短期インターンに参加するかどうかを判断してみましょう。
短時間で効率的に企業研究・業界研究に取り組める
短期インターンの最大のメリットは、短時間で効率的に就活に取り組める点にあります。1日から数週間という短い期間で、企業の事業内容から社風、業界の動向まで、凝縮された情報を得ることができます。特に1dayや2daysのような短期プログラムでは、企業側も学生に自社の魅力を伝えようと、密度の濃いコンテンツを用意する傾向にあります。こうした短期インターンを積極的に活用することで、自分一人では何ヶ月もかかっていた企業研究・業界研究を1日で理解することも可能になるのです。
複数の企業・業界を比較検討しやすい
短期インターンは開催期間が短いため、夏休みなどの長期休暇中に複数の企業のプログラムに参加して比較検討できるのがメリットです。たとえばIT・メーカー・金融業界など、興味のあるさまざまな業界のインターン、もしくはIT業界など特定の複数企業のインターンに参加して、それぞれのビジネスモデルや働き方の違いを肌で感じることもできます。Web上の情報だけではなく、自身の体験に基づいて比較検討できるため、入社後のミスマッチを防ぎつつ理想の職場選びがしやすくなるでしょう。
学業で忙しい大学1年・2年でも参加しやすい
短期インターンは、学業や研究、サークル活動、アルバイトなど、やるべきことが多い大学1年・2年からでも参加しやすいメリットがあります。平日にまとまった時間を確保するのが難しい低学年の方にとっては、数ヶ月にわたって週に何度も出社する必要がある長期インターンへの参加は、ハードルが高いと感じることが多いでしょう。短期インターンであれば、夏休みや土日を利用して開催されるプログラムが多く、学業への影響を最小限に抑えながら参加できるので、早めに就活の準備に取り組みたい方に最適です。
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5.長期と比べて短期インターンに参加するデメリット
多くのメリットがある短期インターンですが、一方で長期インターンと比較した場合のデメリットも存在します。
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・長期的なキャリアパスを描くには不向き
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・給料が発生しないことが多い
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・ES・面接対策に時間がかかる
ここでは短期インターンに参加する際に知っておくべき上記3つのデメリットについて、客観的な視点から解説します。
長期的なキャリアパスを描くには不向き
短期インターンのプログラムは、主に企業理解や業界研究に主眼を置いているため、実践的なスキルを習得したり、専門性を深めたりするには不向きです。任される作業も簡単なものが多く、あくまで「体験」の域を出ないことがほとんどです。そのためインターンでの経験を活かして特定の職種で即戦力として活躍したい、あるいは深い実務経験を身につけたいと考えている学生にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
給料が発生しないことが多い
短期インターンは長期インターンとは異なり、無給、つまり給料が発生しないケースが大半を占めます。プログラムの内容が企業側から学生への情報提供という側面が強いため、労働の対価としての報酬は支払われないのが一般的です。交通費や宿泊費が自己負担となる場合も多く、複数のインターンに参加すると、金銭的な負担が大きくなる可能性もあるためご注意ください。
ES・面接対策に時間がかかる
人気企業が開催する短期インターンの中には、多くの学生からの応募が殺到するため、参加資格を得るための選考を用意しているケースもあります。選考プロセスは企業やプログラムによってさまざまですが、エントリーシート(ES)の提出やWebテスト、複数回の面接など、本選考さながらの内容であることも珍しくありません。短期インターンといえば気軽に参加できるイメージがあるかもしれませんが、人気のプログラムに参加するには相応の準備と時間が必要になる点は覚えておきましょう。
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6.短期インターンの効率的な探し方
最後に、自分に合った短期インターンの効率的な探し方について、情報収集のコツや選び方の基準とともに解説します。
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・企業の採用ホームページから探す
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・就活サイトから探す
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・先輩や友人に紹介してもらう
これら3つの探し方を取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。
企業の採用ホームページから探す
すでにある程度志望企業・業界が定まっている場合、最も確実なのは企業の採用ホームページでインターン情報をチェックすることです。インターンシップの募集要項やプログラム内容、開催時期などの最新情報が最初に公開されるので、いち早く選考対策に取り組めるメリットもあります。また、企業によってはメールマガジンなどでインターン情報を配信している場合もあるため、興味のある企業には積極的に登録しておくと良いでしょう。
就活サイトから探す
まだ特定の志望企業が決まっていない、あるいは幅広い選択肢の中から比較検討したい場合には、就活サイトでインターン情報を調べてみると良いでしょう。大手就活サイトなら、さまざまな業界・規模の短期インターン情報が網羅的に掲載されているため、自分の興味・関心をもとに参加するプログラムを絞り込むことができます。初めて短期インターンに参加するなら、まずは大手就活サイトに登録し、どのようなインターンがあるのかを把握してみましょう。
先輩や友人に紹介してもらう
身近な人からの口コミ・紹介で短期インターンに参加するのもおすすめです。同じ大学・学部の先輩、あるいはサークルやゼミの友人など、実際にインターンに参加した経験を持つ人に話を聞くと、自分に合ったインターンやおすすめのプログラムを教えてもらえるかもしれません。「あの企業のインターンは〇〇なスキルが身についた」「グループワークの雰囲気が良かった」といったリアルな声をもとに参加するインターンを選べるメリットもあるので、積極的に活用してみてください。
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7.まとめ
短期インターンとは、長期インターンに参加するのが難しい学生でも、効率的に企業研究・業界研究を進められる絶好の機会です。複数の企業を比較検討することで視野が広がり、早期から就活の軸やキャリアビジョンについて考えるきっかけにもなります。もちろん、実践的なスキル習得には不向きな面や、選考対策に時間がかかるといったデメリットもあるので注意が必要です。
しかし、決して「短期インターンは意味ない」というわけではないため、短期インターンから何を得たいのかという目的を明確にした上で、自分に合ったプログラム探しに挑戦してみてください。
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